シリコンバレーへオンライン留学!_Draper University of Heroes【DAY10】
アメリカシリコンバレー、サン・マテオにあるDraper Universityへ2週間オンライン短期留学した経験、失敗、学びを全て赤裸々に綴っています。
アメリカ・フロリダからメッセージが届く
つい先日のこと、同じクラスの起業家の方からダイレクトメッセージが届きました。話しを聞いているとアメリカ・フロリダ出身の方で、既に7つもの事業を展開していると...!(凄い)
社会課題解決ショッピングマーケットプレースが気に入った、もし助けが必要なら一緒に取り組もう、と。
アイデアを形にするにはまだ程遠い段階ですが、授業で積極的に発言、プレゼンを行っていると何かしら起こります。もっとアウトプットを強化しようと改めて感じました☺︎
Investor Pitch Deck
Fundamentals of Entrepreneurship Programでは、机上の空論だけで終わらず、最終日にVC(Draper Associates)の前でピッチを行うことができます。
アイデアが実現可能と判断されれば、*投資も実際に行われます。
Seed-stageに特化したベンチャー投資を行うVC
Draper Associates, founded in 1985, is a seed-stage venture capital firm that helps entrepreneurs to drive their businesses to greatness.
今回は最終日のピッチデックに向けた講義。講師はDraper UniversityのCEOでもあり、ベンチャー投資を担当するAsraさん。
ベンチャーキャピタルとの付き合いは、結婚のように大切なイベントです。特に機関投資家の場合、回収期限が決まっており短期間での成果が求められるため、起業家に対しても同じく短期間の成果を求められます。
投資家の方達は、どの分野に投資するかといった独自のThesis(定説)を決めています。自分のアイデアはどの分野に属するかを予め整理して、相性の良い投資家へピンポイントでアプローチするのがベストとのこと。
アメリカにおける投資家と起業家とのマッチングサービスには、以下のサービスが主流で使われています。過去の投資実績からどのくらいの頻度で投資を行っているかも、投資を受ける上で大切な判断材料になるとのことです。
アメリカ国内におけるVCマッチングプラットフォーム
・crunchbase(クランチベース)
・Angelist(エンジェリスト)
・LinkedIn(リンクトイン)
・leadIQ(リードアイキュー)
また多くの投資家達はTwitterを通じて情報発信、起業家と直接やりとりを行っているので、気になるVCがいればフォローしておくと有益な情報がキャッチできるので◎かもしれません。
Ryan Hoover
Founder of ProductHunt, WeekendFund investor
Cold E-mail
投資家とのファーストタッチは、Refferel(紹介)かCold Email(メールでのアプローチ)が一般的です。有名な投資家の方達ともなれば、日々数百件ものCold E-mailが届くので開封される確率は極めて低い。
Y CombinatorのMichael Seibelさんは、 Cold E-Mailでは次の3つをシンプルに述べるべきとアドバイスしています。
1. Clearly explain what you do
簡潔に取り組んでいることを述べる
2. Sell on why they should be excited
なぜそのサービス、アイデアが素晴らしいのか
3. Ask for what you want
何が欲しいのか
Michael Seibel
Y Combinator
メッセージ内容は、極めてシンプルに。
Cold e-mailの参考として、スマートフォンでメールを開封した際、スクロールダウンしない程度の文字数が◎とのこと。
投資家が起業家に求めていること
投資家が起業家に求める判断材料は多岐に渡ります。アイデア、マーケットサイズ、ファウンダーのキャリア等々。
・Founder quality. Do the founders have relevant, outstanding skills & how do they think/learn?
• Large market size & big vision. $Billions!
• Product insight. A differentiated understanding &
approach to the market
• Traction to date. What has been figured out with very little resources
• Founder storytelling ability. This will impact future recruiting, sales, marketing, fundraising
• Reasonable financing expectations
ですが、最終的に最も大事になるのは、起業家自身が当事者意識を持ち、取り組む事業にビジョンを見出せるかとだと思います。
自身も事業に取り組んでは失敗を繰り返した苦い経験があるため、自身の強みは時間をかけて磨きをかけ、アップデートしていきたいと常々考えているところです。
To be continue! 続きます!
学んだこと、失敗したことなど全て赤裸々に綴り、次の挑戦者の方へ上手くバトンを繋げれれば幸いです!
【著者プロフィール】
180株式会社(ワンエイティー)代表取締役 上仲 昌吾
Twitter「@ShogoUenaka」でも発信しております。
アメリカ・カリフォルニア州・サンディエゴで4年間過ごし、あらゆる価値観に触れてきました。現在ソーシャルビジネス事業化に向け構想中です。ソーシャルグッド、サーキュラーエコノミー、ベネフィットコーポレーションを実践されている方、是非とも意見交換をさせていただければ幸いです。