見立て次第で景色はいくらでも変わる
最近、散歩で意識していることがあります。
それは歩き方。
誰も人気のいない郊外の住宅街を、パーティー会場の廊下と見立てて歩いています。当社比2倍くらい颯爽と歩きます。
新入社員研修で習ったビジネスマンの姿勢。天井から糸でピンと吊られているように背筋を伸ばし、胸を張って、顎を引いて歩く。力が入らないように体幹を意識して、なるだけ脱力しつつも綺麗なラインで歩けるように。
すべては、来たるべき日に備えて。
何気ない普段の生活も、その空間と時間をどう見立てるかによって、まったくちがったエクスペリエンスになります。パーティー会場という設定に満足したら、次は自分の講演会会場とか、投資家向けプレゼンとか、コンサートステージとか。いくらでも見立てることができます。今のところ講演もプレゼンもコンサートも予定はないですけど、もしかしたらこの先の未来にそうした場面が来るかもしれません。可能性はゼロではない。
見立てを変えることで、自分の動作も、それに伴う思考も変化します。
地味ですが楽しいです。
残念ながら、タイムリープはできませんので、STEINS;GATEにはいけませんが、見立て次第で、この世界はどうとでも見てとれます。
ただ、あまり見立てが過ぎると、主観の強化ループにはまってしまうので気をつけましょう。自分の内に留めておく分には良いのですが、外に漏れるとイタイ人になります。狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真は大好きなんですけど。
最近、あなたが見立てたものはなんですか?
ごちそうさまです。
まさかお金が振り込まれることはあるまい、と高を括っているので、サポートされたら、とりあえず「ふぁ!」って叫びます。