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真夏の九州うつわ旅・2日目(その1) ~やわらかな時空窯~

8月8日~12日の日程で九州北部をめぐった「九州うつわ旅」の記録をしています。

1日目は唐津を満喫し、福岡・天神に宿泊しました。1日目のおわりの記録はこちらです。


この旅は、台風6号が九州に近づく中、迷った末に決行しました。迷走を重ねた6号ですが、この日、私たちの旅行の2日目の夜半に、最も接近することとなります。

8月9日 ウェザニュースより(6号は左側)


ですので2日目は、無理なくおとなしめに過ごすこととなりました。

今回はその2日目、旅館にチェックインする前までの記録です。




2日目:8月9日(水) くもり→霧雨→徐々に風雨

宿泊していた天神のビジネスホテルから歩いてすぐのコメダ珈琲へ。ともに旅する親友チャルと朝食 兼 本日の作戦会議を。

いよいよ台風が近づいているから、おとなしく過ごさなくちゃ。だけれど、今夜の宿泊は唐津だから、少なくともまた唐津へは向かう。
で、おおまかには
①昼食までは天神をぶらぶら。
②唐津へ向かい、旅館(駅)近くで できるところまで行動を。
③早めにチェックインして旅館をたのしむ。
という予定にした。

記録は②からしたいと思う。


天神で早めの昼食をとり、再び唐津へ。この頃には小雨が降り出す。それでもまだ風はあまり吹かないから移動には問題なかった。
そして唐津駅近辺に到着。

まずは、今日唯一の窯元見学を。
1日目にも記したとおり、唐津の窯元の多くは山の中に点在している。このようなお天気の日に山道をたどるのは避けた方がいいと思うし、そもそも窯元が開いていないかもしれない。
それで旅館(唐津駅)近辺の窯元をあらかじめ探していた。
あいにくこの日は水曜日で、この近辺の窯元の定休日と重なることもあったのだけれど、ありがたいことに とっても素敵な窯元がひとつ。

時空窯」さんだ。



峰とし子さまとおっしゃる女性の作家さんが営まれている。
数日前にあらかじめお電話をさしあげると、台風でも開けますのでぜひお越しくださいと。うれしかった。
台風でも、水曜日でも、素敵なうつわを拝見できる。

さっそく時空窯さんを訪ね、まずは作家さんのうつくしさに 女性の私もはっとする。とても魅力的な方。
そして玄関の引き戸をくぐった瞬間から、峰さまの世界に惹きこまれる。



うっとりしながら階段をあがってギャラリーへ。
峰さまは、斑唐津、朝鮮唐津、三島唐津など、古唐津の技術を伝承した作品をつくられる一方で、白磁(磁器)の作品も手掛けられている。白磁で有名な人間国宝の井上萬二氏に師事されたというだけあって、その白磁もすばらしい。


蓮の葉をイメージされたすてきなお皿。
白磁。やわらかな曲線美…。


この他にもとっても魅力的なうつわの数々があったのだけれど、それらは個展までは発表できないとのことでシェアはNGとのことだった。撮影をOKしていただいただけでもありがたい。手元でゆっくり眺められるのだから。

それにしても、窓のすぐ向こうには唐津城を望むというのに、その絶妙な光景が私の写真では伝わらないのが残念。(雨模様だしね...。)



唐津城をチラチラと確認しながら、峰さまがつくられる やわらかな作品たちに囲まれる。とてもここちよくて、何時間でも過ごしていたかったけれどそうもいかない。
「必ずまた来ます」とお約束してその場をあとにした。



その後は、唐津駅近くでおもに2つのお店ショップをたのしんだ。
ひとつは「KARAE」。
ちょっと現代的な唐津焼のギャラリーやカフェ、ホテルなどの入った複合施設だ。初日に訪れた山内薬局の目の前にある。



そしてもう1軒は唐津焼と有田焼の専門店「一番館」さん。

ご主人が厳選されたうつわを数多く扱っていらっしゃり、そこへ行けばいくつもの窯元の作品をたのしむことができる。
1階にはお店が、2階にはギャラリーがあり、さらにお向かいには週末限定で営業するBarもある。
写真は2階のギャラリーからお向かいのBarを望んだもの。


左側の茶色い壺は隆太窯さんの作品。


一番館さんには翌日も立ち寄ったので、後日補足をしたい。


さて。KARAEでコーヒーでも頂こうかとも思ったけれど、雨が強弱を繰り返すようになってきた。
旅館にチェックインして、そこでくつろぐことにしましょ。


旅館のことは、次回に。




2日目:8月9日(水)  くもり→霧雨→徐々に風雨(ここまでの天気)
福岡・天神 「コメダ珈琲」で朝食 → 「岩田屋」でぶらぶら・早めの昼食 → 佐賀県唐津市へ。「時空窯」さんの作品を堪能 →「KARAE」と「一番館」をたのしむ。


やっと2日目。「真夏の・・・」なんてタイトルにしちゃったことを後悔しています。5日目を書き終えるのはいつになることやら…。



最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。





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