夏の疲労を防ぎたいなら、栄養ドリンクよりサングラス

気持ちよく晴れた日、今日は朝から晩まで元気に過ごしたい！と思ったときに、栄養ドリンクを飲むよりずっと効果的なことがあります。

それは、サングラスをすることです。

太陽の光の眩しさや紫外線から目を守ってくれるのもサングラスをする理由の一つですが、サングラスが守ってくれるものはそれだけではないのです。

長い時間、直射日光にさらされていると、それほど動いたわけでもないのに、どっと疲れを感じることってありませんか？実は、サングラスで目を紫外線から守ることによって、そのような身体の疲労を軽減し、さらには肌の日焼けまでも防げるのです。

では、目を紫外線から守ることが、なぜ疲労や肌の日焼け防止に繋がるのか。

目から紫外線が入ると、脳はストレスがかかっているときと同じ反応を起こします。ストレスがかかると食欲がなくなり、免疫力が下がり、カラダが重くなるなどの症状が出ますが、目に紫外線を浴びると、脳を介してそれと同じような反応が引き起こされ、カラダが疲労を感じるのです。

また、日焼けの元となるメラニン色素は、その黒い色に紫外線を吸収させて肌を紫外線から守る役割があります。目から入る紫外線により、「カラダが紫外線にさらされている」と脳が判断すると、肌を守るために細胞にメラニン色素を作るように命令するため、肌に直接紫外線を浴びていなくても日焼けをしてしまうことがあるのです。

つまり、疲労や肌の日焼けといったカラダの反応は、目から入った紫外線に対し、脳がカラダを守ろうとすることによって引き起こされるものであり、疲労は脳からの「カラダを休めろ」という合図、日焼けは肌を守るための手段なのです。

ちなみに、サングラスというと色のついたものを想像しがちですが、最近では透明でも紫外線カット効果のあるものが多く出ています。色付きサングラスが苦手な方は透明サングラスをオシャレ感覚でかけてみてはいかがでしょう。

まさにゴールデンウィーク真っ只中。
紫外線や虫などが目に飛び込んでくるのを避け、楽しい思い出だけをその目に焼き付けられるように、サングラスの準備をお忘れなく。

参考資料
脳免疫統合系による生存の包括的管理機構