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空は雄大だなと

初めて乗った新幹線。
高速バスを逃して乗った新幹線だったけれど、なぜか落ち着いていた。
ふっと車窓から見上げると空が明るく広がっていた。

「空ってこんなに雄大なんだ。」

僕の中で心の余裕を久々に感じた瞬間だった。

生活をすることに焦点を置きずきて「生きる」ということをおざなりにしていた気がしていた。

だから最近になって、自分の「生きる」って何かを考えるようになった。

人によっては「遊ぶ」がそれに当てはまる人もいるし、「稼ぐ」がそれに当てはまる人もいる、
はたまた家族と過ごすとかも。
どっちにしろ「幸福」、「楽しい」を感じること。そしてそれに対して行動することが「生きる」ということなんだろう。
と勝手に解釈している。

そこまできて障害となるのが、自分にとっての「楽しい」って何だろうという問題。

一度病みに病んだ僕にとって何かを感じることは強い刺激とストレスになっていたため、極力感情を動かさないような生活を無意識に行なっていた。

その結果「何が楽しいのか」、「何が悲しいのか」、「何に対して苛立ちを感じてるのか」
ということがわからなくなっていた。

けれど、講演会や勉強会、イベントや交流会に足を運んでいるため周りには自分の「楽しい」を持っている人がたくさんいる。
結果、自分の至らなさに焦る。焦って考えるも、
そう簡単にわかるものでもなく、落ち込む。そして焦る。という負のスパイラルに..。

そんな中で見た新幹線の中からの空。

「雄大だなぁ。」と思った。
そしてしばらくしてから、ポロッと失くしたものが見つかるみたいに「そういえば、人の話を聞くのが好きなんだ。」と自分の好きなことを発見した気がした。

そこからは「自転車に乗るが好き」、「アニメをじっくり見るのが好き」、「旅が好き」、「心理学に興味がある」、「progateでぽちぽちしてるのも案外気に入ってる」
ポコポコと湧き出てきた。

心に余裕ができると「楽しい」が少しずつわかってきてなんだか安心できた。

焦っても上手くいかないけれど
散歩をしながらとか空を見上げて落ち着いてみるといい方向に向かっていくことが沢山ある気がする。

「欲しい」と躍起になると手に入らないのに、
平静でいると手に入る可能性が出てくるなんて
不思議でたまらないし、皮肉だ。

けれど、焦って行動したからこそ発見出来るものもあると思う。
それはその時にはわからなくても後々気付ける。
少なくとも僕はそう信じてる。

だから散歩をしながら、空を見上げながら、はたまた自転車で遠出をしながら。
たまに焦って失敗することがあったとしても、
じっくり、ゆっくりと自分の「楽しい」を、「生きる」を作り上げていったらいい。
まだ答えは出ているわけではないけれど、
自分で考えて、試していった先に答えは出てくるから。



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