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最近の学び、夫婦というものについて。


最近、夫婦関係に悩んでいたのですが……。
な、なんと、まあわかりやすく、最近コミュニケーション不足だったんだなってわかり、早期改善に努め、昨夜も話し合いをしていました。

私と夫には、どうも認識の違いが大きくあり、特に夫は抽象的な言葉への理解ができない性質であるため、お互いにたくさんの誤解を持っていることがわかり、驚いた次第です。

私はよく、「あなたが死んだら生活ができなくなる。それがこわい」と、もらすことがあったのですが。
私にとっての「生活」は、「お金」ではなく、「日常」のことを示していました。
しかし、夫にとって、「生活」とは、「金銭関係」だと思っていたらしく、「大丈夫。僕が死んでも、実家の石垣島の家があるから、生きて行ける」というのを、繰り返し話していました。
その辺りで、私も気が付けばよかったのですが、つい聞き流し癖があったため、「なんで、急に実家の話なのー」と、笑って終わっていたのですが。

先週、泣きながら言い合いになり、ついに夫が「僕は、あいさんと幸せに暮らしたいだけなんだ。僕は稼ぎが無くて申し訳ないよ!でも、家があるから、不安にならんでほしいんだ!」
と、言われた時に、「だから、そのあなたの死後、お金が無くて不安って思っている私はどこから来たの。それは、私じゃない。私はそんなこと言っていない」と、いう話になり。
「だって、君は、僕が死んだら生活できなくて不安って言うから」
「それは、あなたが居なくなったら寂しいって話でしょ!私だって、一緒に生きていきたいだけなのに」
と、お互い泣きながら、驚きの事実に至って、何やらほんの少し気まずい空気が流れ、私は笑いだしてしまいました。あはは。
なんだ、このバカップルの会話。

それからは、お互い冷静になり、また何か些細な問題が起きて言い合うこともありましたが、ようやくお互いの認識の齟齬に気がつくことができました(笑)
私は、日日、夫のことを思っていて、ふとした瞬間に愛おしいな、と思う日が増えていたので、愛情表現の苦手な夫から、愛されている自信が無かった。
だけど、私をたっぷり甘やかしてくれる時、私は夫の頬を撫でながら、いつも泣きたくなる。
いつか、この人と別れなくてはならない。
死は暴力だ。と、言った哲学者は正しい、と、ふと思うのだ。

昨夜、静岡へ遠征する前の夫の頭をなでながら、「浜千鳥」を歌う。
子守歌になっているといい。
この人が、なるべく心安らかに過ごせたらいい。
そう願って。


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