ビビリ症の私が『ハリーポッターと呪いの子』を見た記録
以前、客席で公演中止のお知らせを聞いた『ハリーポッターと呪いの子』。
その後、無事観劇できた際のビビリ症の観劇記録。
「舞台は楽しみだけど、ちょっとドキドキしている」というような方の参考になれば…!
*以下、舞台の演出に触れるので、未見の方はご注意下さい。
ストーリー
ストーリーの流れを事前に把握しておくと、随分と安心感がある。
『ハリーポッターと呪いの子』は舞台オリジナルのストーリーだ。
元々イギリスでは二部構成の6時間ほどの舞台で、戯曲も計二冊発売されている。
東京のプロダクションは色々なシーンを削って、計4時間弱の一本の舞台にしてい流。ざっくり言うと、第一部が一幕、第二部が二幕に相当する。
戯曲なので、ほとんどが会話で構成されていて、スラスラ読めるので、事前に内容を把握しておきたい方にオススメ。
また、原作の『ハリーポッターと炎のゴブレット』の内容が、舞台においてかなり重要になってくる。
ハリーポッターシリーズを知らない方や、触れたことはあるが記憶が曖昧な方は、この作品だけでもサラッと確認しておくと理解の助けになるだろう。
音量
お芝居にしては結構大きい印象。
爆音というより、音圧がある感じ。
タイムターナー(逆転時計)を使うシーンは、音響と照明が相まって迫力があるので、苦手な人は苦手かも。
転換のシーンや、場面と場面の間で、「ダン!」というような転換音が用いられることも。
(自分はこれがあまり得意じゃない)
音に敏感な方は耳栓を付けて観劇するといいかも。
特殊効果
魔法界の話なので、全編を通して至る所に特殊効果が用いられている。
どれもレベルが高く、客席から「おぉ…」という感嘆の声が何度も漏れていた。
「呪文を唱えて、炎が上がる」というように、ある程度流れがあるので、心づもりしやすく、個人的にはハラハラしてビビることはなかった。
客席降り
二幕の後半で、センターブロックと上手席の間の通路を使った客席降りがあり。
かなりインパクトのある人物なので、隣を通って欲しくない人は通路側の席を避けた方がいいかも。
(特に脅かしたりとかはしてこない。)
また、一幕の最後で、客席降りではないものの、ある魔法界の生物が客席に接近してくる。
こちらは満遍なくどの席でも接近してくる感覚を味わうことになるが、二階席の方が迫力があると思う。
本国イギリスではネタバレ厳禁らしいので、ぼかしながら書いてしまう…。
色々書いたものの、小学生くらいのお子さんもたくさん観に来ていて、幅広い年代の方が楽しめる作品だと思う。
私のように観劇への不安がある方は、色々予習をしたり、当日は耳栓をしたり、心的負担を減らして、ぜひ楽しんでほしい。