DXを実現させるために必要なことは

昨今、場所を選ばず”DX”というワードを見聞きしますね。
デジタルトランスフォーメーションのことを表していることがほとんどだと思います。
しかしながら何だか面倒になってきていて、私は時々「デラックス」って呼んでます。むしろデラックスを標準にしようとしているくらいです。

さて、デジタルトランスフォーメーションを実現させたいと思っているのは、多くの人の念願だと思うし、それを実現させることによって得られることはとても大きいと思います。”何といっても便利になる!”という大きな期待があるから。

それでも遅々として進まないのは、いろんな方面で足りないことがあるから。
・予算
・世代間のギャップ
・時間
・情報技術に関する知識
・情報セキュリティに関する知識
・連携しないシステム間
こういったもののうち、上の3つに関しては組織的にカバーすることができるはずです。それは、対話をすることです。
本当にどういう形にしたいのか、誰かの思い込みだけでは頓挫するというか、他の人たちはやらされ感だけで動くことになる。
そうした時にしっかりと力を発揮できるか。なかなかそうはいかないはずです。
旗振り役がいるならば、関係する人とまずは対話。困っていることはないか。どうなったら便利になるか。どういう形が人が動くようになると良いのか。
「本当はこうなったら良いのに!」って思いながら仕事していることは多いと思います。
そんな気持ちをしっかりと整理して、伝えることからスタートではないでしょうか。

そして、情報技術やセキュリティに関する知識ですが、これはどの業界でも”研修”という形で何らかの知識を得る機会が必ずあるはずです。
疑問に思うことはあると思うので、ほったらかしにしないで講師や担当部署に確認しうると、お互いが”知ったふり”をしなくなり、一歩前進できます。

他にも
・RPA使えっていうけど、そもそも紙が多い
という思いがたくさん出てきそうなのが、現状。
”なぜAI -OCRを導入しなかったんだ!”
という声が聞こえてきそうです。
これもどういう場面でRPAが使えるのか”使ってみて”と提案している人(部署)に素直に相談から始まる対話をすることが大切です。
その前に、業務の棚卸をすることで、手順の確認もお忘れなく。

業務の棚卸は、業務手順書を作っていればその見直し。
作っていないのであれば、概要で良いので作る。
フォーマットは滋賀県湖南市の作成し、公開しているものなんてとても秀逸だと思います。根拠法令書く欄もありますしね。

一気に全ての情報技術に関する知識を入れなくても良いです。
まず、自分自身の身の回りのこと、業務でどんなことをやっていて、どうなるのが関わる人たちにとって便利になるのかを見つめ直し、整理する。
そして深く知る。

対話と知識の整理整頓という掛け合わせでDXに向けたイノベーションは全国各地で起こります。
一人でできなくても、カバーし合うこともできます。それが組織にいる強み。
一人の千歩より1000人の一歩。
必ず前進できます。頑張ろう。私も頑張ります。


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