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呵責液
2020年1月16日 21:25
ある人は、心に釘が刺さっていた。そのようになった原因は、誰にでもあるような辛い過ちのせいであったけれども、その人自身は心の中に異物が刺さっているのを、もはや自分の一部だと思い、生きていた。初めの頃は、針のような小さな痛みで、気にする程でもなかった。けれど、放置しているうちに、だんだんとそれは大きくなってきた。指で触って大きさを確認出来るようになった頃には、自分でなんとかその釘をぬこうと必死