犀川

age.26 osaka

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最近の記事

20240303

高校の頃付き合った、あの子の夢を見た。本気で大好きで、人生で1番引きずった人。夢の中でもまだ好きで、よりを戻そうという話をしていた。懐かしい、今思うだけで胸が痛くなる人。思い出は美しいままで持って生きて行くのが好きだ。

    • 20240229

      365+1の日。今日お誕生日の人って4年に1度しか歳を取らないのかな。待ちきれず妊娠検査薬を使ったけど、結果は真っ白だった。期待していた分へこむ。これ何回も繰り返すのは無理かもしれない。フライングだったけど、線はうっすらも出なかった。すみませんって言って会社早退して、急いで帰って病院の待合室で長い待ち時間待つ。この時間も働けたら良いのに、と思う。 会社の後輩に苦戦している。人間として合わない。考えが理解できない。ダメなところしか見えない。褒めてあげられない。かわいがってあげた

      • 20240225

        毎月お給料日があっという間で驚く。ネイルのお姉さんとも毎回、早いですね ~という話をするけれど、年々加速しているように感じる。 金曜は高校の友人と久しぶりに会った。高校時代、一度も同じクラスにならず、一度も選択授業も同じでなかったが、卒業後仲良くなるというレアケース。わたしは高校時代の友人はこの子ひとりだ。 ふと、中高の恋愛と今の年齢の恋愛の違いって何なんだろうと考えた。3ヶ月で別れるなんて当たり前、1年続けばすご〜い!と羨望の眼差しを向けられる。でも大人になって1年なんて

        • 20240219

          とあるツイートを見つけて、西の魔女が死んだを図書館で借りた。驚くほどすらすらと読めてしまって、その日のうちに読み切った。私の悪い癖だけれど、先の展開が気になって数行読み飛ばしてしまうのが良くない。いつになったら落ち着いてじっくり本を読めるようになるんだろう。 勤務時間を30分早めて、その分早く退社した。行きの電車は入る扉の選択をミスして尼崎まで座れなかった。帰りは快速で寝ながら帰ってきた。婦人科はいつ行っても大混雑。月曜日の19時近くなのに、座るのに躊躇うほど等間隔で患者達が

          20240217土

           3週連続の病院終わり、明日もタイミングを取ってねとのこと。夫の🐍が元気で褒められて嬉しかった。神戸BALの無印でルームディフューザーの詰め替えと、スティックを買った。部屋がいい匂いするだけで、帰ってきた時にとっても幸せになる。ずっと欲しかった調理用トングも購入、おしゃれ料理を作る人はみんな持ってる気がする。いつ使うかな?と思うけど、あればきっと心が嬉しくなるはず。来週の東京出張のため、ユニクロでリュックを購入。いつまでも夫のリュック借りると申し訳ないし、滅多に自分は使わない

          忘れることで流れ着いたなによりほんとに大切なこと

           数年前の美術展で見た、引き込まれるような緑色の前にわたしは立っていた。それは力強いうねりにクラクラしてしまいそうな、それでいて明るい春の昼下がりを思わせるような、そんな絵。ゴッホが晩年に描いたとされる『サン=レミの療養院の庭』だ。ゴッホはこの絵をひどく気に入ったようで、普段は入れないサインが右下に描かれている。画家の人間味に触れると、思わず口角が上がる。世界的な画家も、1人の人間だったんだなんて思う。  大好きだった綾波さんの異動が決まったのはまだ1ヶ月も経たないうちなの

          忘れることで流れ着いたなによりほんとに大切なこと

          吹き替えよりも字幕で二人で観たあの映画

           3つ下の女の子2人組YouTubeを見ることが、最近の1番の癒しだ。幼なじみだから息もぴったりで、まるで友達と女子会をしているみたいな感覚になる。ふと、最近彼と日々を過ごしすぎていて、女の子の友達と会う機会がぐんと減ってしまったな、なんて思う。  エキスポシティの映画館で「ちょっと思い出しただけ」を観た。恋愛映画って、不思議だ。ただ男女2人の恋を2時間ほどの物語に膨らませられるんだから。そんなドラマチックな出来事そうそう起こらない、実際はうまくいくか、いかないか、それだけ

          吹き替えよりも字幕で二人で観たあの映画

          あなたのそばで生きると決めたその日から

           2週間後、彼が車を手放すことになった。元々同期にもらった車だそうで(車をもらうって何?と思った)、新しく欲しがっている人がいるから譲る、とのことだった。それはそれは年代物の車で既に生産はされておらず、だけれどシートの生地や渋い紺色の車体がわたしは好きだった。  最後にドライブをしようと思い立った祝日の午後4時、ファミリーマートでお茶とお菓子を買い込んで車は出発した。高速道路では彼が道を間違え、京都方面に進んでしまったことで大幅なロスタイムを喰らったが、それすらもケラケラと

          あなたのそばで生きると決めたその日から

          空から落ちる星のように

           九州地方に記録的な大雨が降った日、私たちは名古屋に居た。帰りの新幹線が雨で運転を見合わせていて、帰る術もなくただ呆然としていた。どうする?新幹線、動くのかな。そんな心配しかできないわたしに彼は、「もうこのまま名古屋で暮らそうか」と冗談を言った。彼は今回の旅行に行けるか行けないかというぐらい体調が悪くて、(扁桃炎で喉のあたりが驚くほどに腫れていて、首がとても太い人のように見えた)昨日の夜も喉の痛みや呼吸のしづらさから充分な睡眠もとれていなかったのに、こうやってニコニコと穏やか

          空から落ちる星のように

          あなたが嘘をつかなくても生きていけますように

           彼の友人に、子供が生まれたらしい。Instagramには生まれたばかりの赤ちゃんを抱きしめる、出産直後の夫婦の写真が投稿されていた。沢山の“おめでとう!”というコメント主のアイコンのほとんどは子供とのツーショットばかりだ。田舎は結婚が早いとよくいうけれど本当にその通りなんだなぁ、とぼんやり思う。    ご報告、という書き始めの投稿に一瞬身構えるようになったのはいつからだろう。それはいずれも入籍結婚妊娠出産のなかのどれかで、自分にはまだまだ縁遠いものではある。けれどわたしと彼

          あなたが嘘をつかなくても生きていけますように

          握っていたいのはスマホじゃない、あんたの右手だ

           2度目の別れ話を切り出したのは、馬鹿みたいに秋晴れが美しい4連休の真ん中だった。ふたりの将来を考えると考えるほどに一緒にいられる未来など見えない、それが私の出した結論だった。1番大きな問題は物理的なふたりの距離、一緒になるにはどちらかが仕事をやめてどちらかの土地に移り住むしか方法は無い。だけれど全てを投げ捨ててでも彼のもとに行けるほど私は単純では無かったし、彼に全てを捨ててこっちに来てほしいと言えるほど無責任でもなかった。話し合いは平行線を辿る。ずっと一緒に居れるなら、結婚

          握っていたいのはスマホじゃない、あんたの右手だ

          嫌いになればいい僕のことなんか忘れて

           あーあ、今日もまた言えなかった、と電話を切ったとき毎日思う。彼と電話をするのは決まって夜のことで、それは彼が眠りにつくまでの時間だ。足の指は冷え切って、どの言葉を使えば1番彼とわたしが傷付かずに終われるか、など残酷なことを思う。彼はきっと、わたしがいつ別れの言葉を告げるのだろうと思っているはずだ。それぐらいに目に見えて分かるほどに私たちの関係は終わりを迎えようとしているのだ。だけどどうせ2年付き合ったのだから、ちゃんと面と向かって別れたい。次に会うのは2年記念を迎えてから数

          嫌いになればいい僕のことなんか忘れて

          メモ

          行きたい場所や会いたい人が山ほどあるのに、1ミリもその方向へ向かえていない自分が嫌で嫌で落ち込む日々を過ごしている 4回生の春休み、あとは卒業を迎えるだけ、あと10日で国家試験を受け、晴れて自由の身、1ヶ月後には社会人、それを受け入れられていない。彼氏と行こうと思っていた卒業旅行だって結局お金がないという理由で行かないことにした。不甲斐ない、貯金なんてひとつもないむしろ赤字なのだ、社会人になればあれがしたいこれが欲しいなど考えるけれど果たしてそんな余裕が生まれるほどの生活がで

          文字を書くこと

           文字を書くのが好きだ、文章を書くのが好きだ。ただの文字の羅列が人の心を動かすのが不思議で、それは簡単なことなのだけれど、わたしに筆を取らせる1番大きな理由だと思う。 わたしには物を正確に描写できる画力はないし、歌だって上手くない(そのうえ大きな声も出せない)。誇れることなんて何もないけれど、文を書いて人に読んでもらうことや、自分の気持ちを文字に起こすことで消化するのが好きだった。 わたしはよく本を読む。月に少ないとも3冊は読んでいると思う。小説家の、独特の表現が好きだ。ああ

          文字を書くこと

          泣けないあなたのそばに居たいよ

           私たちがお泊まりするのは、いつも普通のビジネスホテルだ。別段お洒落なデザイナーズホテルやコンセプトホテルなどでは無く、至ってありきたりな、シンプルなホテル。ただ一泊過ごすだけ。だけれど彼といると、そんな夜さえも楽しくて仕方ない。  行為をすることが、少し恥ずかしくて、しかしとても嬉しい。私たちは遠距離恋愛だから1ヶ月に1回しか会えない、だから会えば必ずする。これが、もし同棲や結婚をしたときに頻度がどう変化するのかが怖いな、と思ってしまう。求められるとやはり嬉しい、わたしのこ

          泣けないあなたのそばに居たいよ

          辞めたはずのピアノ、机を叩く癖が抜けない

          食べることに興味がないの、と彼女は言った。 みんなが着てるあの服にも、みんなが着けてるあのネックレスにも全部興味なんてない、むしろみんな同じ物を嬉々として身につける姿が滑稽だ、と彼女は言ったのだった。けれど、本当は誰よりも興味があって、欲しくて欲しくて堪らないと言っているように、わたしには聞こえてしまった。 そうやって色んなもの、人を見下して偉そうなことを言わないと、きっと彼女の根っこがぐらついてしまうのだろう。 量産型、という言葉を近頃よく聞くようになった。誰かが言う量

          辞めたはずのピアノ、机を叩く癖が抜けない