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手塚治虫さんと漫画界

なぜ、長い間、昭和世代の巨匠といわれる漫画家のように、名作、人気作が複数出なくなったのか? 巨匠といわれる漫画家の共通点として、幅広いジャンルの作品を描いている。それがここ十数年、出版社や編集者が作者に人気作と似たような作品を求めるからではないかと思いました。

また、漫画界の巨匠であります手塚治虫さんの伝記を読んでいて、手塚さんは毎年、節分で豆まきをされていたそうです。そして、占い師さんに相談したり、占いも熱心にみていたそうです。そして、方位を大事にされて、開運法の吉方位でのお水取りもされていたそうです。なんとなく意外だと思いました。

さらに意外だと思ったことは、あれだけ才能豊かで、亡くなる寸前まで、描かせてくれと懇願するほど、最後まで描き続け、努力を尽くされた方でも、人生において浮き沈みがあったことでした。宿命的に強運な方でも、生涯、山あり、谷ありなのだと思います。

虫プロから去ることになり、虫プロと虫プロ商事が倒産しています。
劇画ブームにおされて、人気が低迷した時期もあったようです。
その時期でも素晴らしい作品を描いておられます。

ですが、飛行機、車、電車、旅行先でも描いていたと知り、私には決して真似ができないと思いました。漫画を描いているのが幸せだと思っておられるのでしょう。私もなにかをつくっているときに幸せを感じますが、テレビ、映画、旅行は仕事をしないで楽しみたいタイプです。

手塚さんの伝記を読んでいた頃、たいへん痛ましいニュースをテレビで知りました。
ですが、私なりの想い、考えはありますが、この話題を詳しく書くのは不謹慎だと思い、書くのは控えます。

ただ、出版社、テレビ制作サイド、脚本家の方々が、もっと原作者さんと作品を尊重する気持ちがあれば、こうした悲劇は起きなかったと思います。たいへん残念でなりません。

              (了)

星谷光洋のオリジナル曲「生きていてほしい」


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