詩『詩を紡ぐということ』
行き場所をなくした言葉が
たよりなく風に吹かれてる
私はさまよう言葉たちを呼び寄せて
そっと手のひらに乗せる
ひとつひとつの言葉には色がある
かきまぜるたびに
色がかわる絵の具のような、矛盾と混乱を包み込んだまま
言葉はひとつの詩となってこの世に産声をあげる
詩のなかにちりばめられた言霊は
紡いだはずの者がこの世を旅立った後も
人の心のなかで生きていく
詩と呼ばれる言霊は
年を重ねていくたびに
成長し、そして昇華され、きらめきと色合いをかえてゆく
それは万華鏡のように変化し
留まることを知らない
詩を紡ぐということは
命を紡いでいくこと
私に語りかけていくこと
そして、あなたに伝えたいという想い
(fin)
星谷光洋MUSIC Ω『HAPPYをくれ!』
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