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中国の生活必読書【本草綱目】 日常の食事から病に備えようを読んでみよう!19日目【ケイトウ】について

にいはお!
Yutaka Osaka です。
中国の生活必読書【本草綱目】ってご存知ですか?
日常の食事から病に備えようという本なのですが、
私も中国に語学留学に行ったときに、初めて出会いました。
自身の体調管理のためにと思い立ち、買ったまま・・・。
ずーっと積読になってまして…。
2022年2月1日の中国の元旦(旧正月)から少しずつ、
ゆっくりと、読んでみることにしました。

もしも、よろしければ、ご一緒に・・・。

今日は【ケイトウ】についてです。
別名:鸡冠花
学名:Celosia argentea
英語表記:plumed cockscomb
和名:ケイトウ
中国語表記:鸡冠

【効果・適応症】
・吐血・血便の止血
・長期の下痢に対応
・蕁麻疹
・ムカデによる噛まれ傷
・婦人科系出血などの治療

Tips
中国にはケイトウについての
こんな物語があるそうです。

昔々、ある河のほとりに1人の少女が住んでいました。
ある日少女は鸡冠山に山菜取りに行きました。
少女はどんどん山奥にまで行き、道に迷ってしまいました。

少女はお腹が空いてたまらなくなり、
山菜を食べ、河の水を飲みました。
河の水が清潔ではなかったので、
少女は酷い腹痛と下痢になってしまいました。

少女は突然、河の傍に紫色の鶏のトサカのような花を見つけました。
少女がその花を食べてみたところ、下痢が収まりました。

家に帰った少女は母親に山菜で下痢になったが、
紫色の花で治った話をしました。

少女の母親も長く下痢に悩まされていたので、
主人と一緒に鸡冠山に登り、
紫色の鶏のトサカのような花を根っこも一緒に持ち帰り、
家の前に植えました。

母親は数日間、紫色の花を煎じて飲んでみたところ、
長年の下痢はすっかり治まりました。

母親はこの紫色の花で病気が治った話を近所の人々にも伝えました。
紫色の花の形が鶏のトサカに似ていたことから鸡冠花と名付けられました。

今日はこんな感じになりました…。
また、次回(毎週金曜日更新予定)もお楽しみに \(^^)/


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