母の日からみる女性への尊重

noteはじめました。
自分のまわり道人生の経験を生かして、みんなに役立つライフハックを提供していきたい所存であります!
さて、今日は5月10日。5月の第二日曜日は母の日ですな。
そんな母の日の起源って何だったんでしょう。
所説あるようですが、Wikipediaによると、1907年のアメリカがはじまりとの記述があります。

【南北戦争中】
アン・ジャービスが「Mother's work day」(母の仕事の日)として、敵味方問わず、負傷兵の衛生状態を改善するため地域の女性を結束。

【1870年(南北戦争終結)】
女性参政権運動家のジュリア・ウォード・ハウが、上記の活動にヒントを得て「Mother's day proclamation」(母の日宣言)を発する。(普及せず)

【1905年5月9日】
アン・ジャービスが死去。

【1907年】
アンナ・ジャービス(アン・ジャービスの娘)が亡き母を偲んで、記念会を行い、教会で白いカーネーションを送る。
(教会の礼拝は日曜の朝から昼頃に行われており、1907年5月12日は第二日曜日だった)

【1908年】
翌年の第二日曜日である1908年5月10日に、同教会で「母の日」を祝い、アンナは参加者全員に母親が好きだった白いカーネーションを手渡す。

【1913年】
日本の青山学院で母の日礼拝が行われる。

【1914年】
アメリカで母の日が記念日として制定される。

【1949年ごろ】
日本でもアメリカに倣って、5月の第二日曜日に母の日が行われるようになる。


また、日本ではあまり普及していませんが「International Women's Day」
(国際女性デー)も、1904年から1910年ごろに起こった出来事が起源となっています。
ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求し、デモを起こしたことを受け、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが、デンマークでの国際社会主義者会議にて、”女性の政治的自由と平等のためにたたかう記念日”として提唱しました。

その後、2010年に国連が「UN Women」(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)を設立し、日本にも国内委員会が設置されています。
日本であまり普及していない要因は、この機関がアジア地域への支援が主なためだと思われます。


こうやって歴史を見ていくと新たな発見がありますね。
ちなみに5月5日の「こどもの日」は日本の法律で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」が趣旨として定められています。
※翌月の「父の日」は、母の日に倣って制定されています。
おまけ感...!

女性が結婚して子供を産んで家事をするって、お金を稼ぐことに直接的なつながりがなく、日常的なことなため、あたりまえだと思われがちなんですよね。
そのうえ、仕事に復帰する女性も増えており、彼女たちのタスク管理能力はもっと高く評価されるべきだと思います。

途上国では、女の子として生まれた時点で人生ハードモードです。
男の子よりも体力の劣る女の子は、学校にも行かせてもらえず18歳未満で結婚させられ(児童婚)、親はこの人身取引によって金品を得ます。
パキスタンのマララ・ユスフザイさんが、女の子にも教育を受ける権利を主張したことも話題になりました。

コロナウイルスの対策も、女性リーダーの国が成功している傾向にあり、今後、女性も男性と同じように活躍できる場が、もっと増えることを期待しています。


◎本日のおすすめ映画
「ワナジャ」という映画でも社会問題がよく描かれています。
インドのクチプディ・ダンスという古典舞踊を習うために、少女は村のお金持ちの家で働き始めます。
エンタメ度は高くないですが、未だに残っているカースト制度なども取り上げており、淡々と進んでいくインドの日常が見られます。
(カースト制度については、既に法律で廃止されていますが、地域によって残っているところもあります)

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