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ラリィガ


名前:ラリィガ
種族:人間 /憑霊による獣人化体質
登場作品:『闇暦戦史:獣吼の咎者

性格:
良く言えば裏表が無く、悪く言えば恣意的で単純。
常に明るく前向きながらも好奇心旺盛。
一方で芯たる正義感は人一倍強くて揺らぐ事を知らない。
局面に於いて〈インディアン〉に伝わる格言を引用する癖がある。

武器:
●憑霊獣化
●アックス

特徴:
インディアンに伝わる精霊崇拝概念アニミズムたる〈守護獣精トーテム〉を憑依させる事によって獣化変身を発現する。

【憑霊獣化形態】
【雷鳥憑霊形態】

コヨーテのトーテム〈シュンカマニトゥ〉を宿す事で肉弾戦に特化した〈憑霊獣化形態〉となり、雷鳥〈ワキンヤン〉を宿した〈雷鳥憑霊形態〉では飛行能力と局地的操雷能力を得る。

【二重憑霊形態】

更には〝奥の手〟として両精霊を同時に宿した〈二重憑霊形態ニーシュマニトゥワク〉があり、コレは両形態の特性を混合内包した最強形態でもある。

尚、この『ニーシュマニトゥワク』とはインディアン語で『ふたつの魂』を意味し、現代では転じて〝ジェンダー〟などの〝性同一性障害〟を意味する語として使われる趣が主流となっている。
しかしながら、本作では元来の『アニミズム概念用語』として用いている点を注釈しておく。

設定:
闇暦世界に於いて〈インディアン〉の忘れ形見とされている少女。
世界滅亡の天災〈終末の日アンゴルモア・ハザード〉にて、インディアン神話の白牛女神〈プテサンウィン/ホワイトバッファローウーマン〉によって保護された赤子が、その庇護化にて〈トーテム〉達に育てられたのが彼女である。
闇暦の現状では明確に実在が確認されている唯一の〈インディアン〉であり、それゆえに〈インディアン〉と括られている諸々雑多な部族の概念や風習は彼女に集約継承された。
だが、最も大きい民族継承は〈誇り〉であろう。
旧暦に於ける『白人とインディアンの確執』は不快に思いながらも、かといって〝白人〟を無差別敵視に据える事は無い。彼女が忌むべきは〈悪〉であり、その前に於いて〝人種〟による線引きはしない性格である。

自国領土ダコタの防戦一手という劣性戦況を覆すべく、敵対勢力〈牙爪獣群ユニヴァルグ〉を暗躍にて壊滅させるという起死回生の奇策として本拠地ニューヨークへと潜入する。
そこで偶然遭遇した〈怪物抹殺者モンスタースレイヤー・夜神冴子〉に強い興味を感じて付き纏い、押し掛け的に〝親友〟のポジションを確立した。
しかし、実は冴子に対して強い共感と親近感を抱いたがゆえというのが本当の動機らしい(この辺りはラリィガ本人にしても自覚が無い様子)。
共に森羅万象の精霊に崇敬を抱く〈アニミズム信者〉である事と、それゆえに〈霊獣〉の庇護下に在るという異能境遇、何よりも冴子の不器用な正義感に惹かれての事のようだ。

尚、現実世相に於いて〈インディアン〉は〈ネイティブアメリカン〉と改称される運動が活発化しているが、実際には、この方針は〝白人〟の利己的思惑によって情報操作に流布された政策のようであり、当の原住民族は〈インディアン〉という古来からの呼称と文化の方に〝誇り〟を抱いているという説も在る。
本作では、その説に対して民族的敬意を払って基礎設定に採用している。
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