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経営側視点と事業側視点から見る経営企画機能とは、こうあるべき?/2023年経営企画アドベントカレンダー

みらいワークスの黒田と申します。日頃お世話になっている広瀬さんのお誘いを受け、経営企画アドベントカレンダーの12月7日分の記事を執筆させていただきます。

はじめに

広瀬さんに書きますと言ったものの、なかなか筆が進まずというか、そもそも私が執筆者でいいの?って感じで、何を書こうか悩む日々。。。
実は私、経営企画専任でなく、経営企画は兼任でやっていて、経営企画畑を歩んできたわけでもなく、ずっと事業推進をやってきました。
サラリーマンとしてのキャリアで一番長いゴルフダイジェスト・オンラインでも社長室長や経営企画部管掌役員などもやりましたが、ずっと事業推進との兼務。

みらいワークスでも昨年M&Aしたクリエイター専門の転職プラットフォーム「MOREWORKS」の運営や人材紹介、業務委託などクリエイターに特化した人材サービスの事業推進にいまはかなりのリソースを使っています。
まあ、それでもなんとかなるかなと思っているうちに、アドベントカレンダーは始まってしまい、初日の伊藤さんに始まり、森さん、山田さん、瀬川さんと皆さん経営企画のプロフェッショナルで、内容も凄く勉強になる!
うー、ますます書きづらい。。。しかもnote使ったことない。笑

という言い訳で終わらせようとかなとも思ったのですが、広瀬さんがせっかく日本初の経営企画カンファレンスを開催して、経営企画コミュニティも作って、経営企画のアドベントカレンダーも企画されたので、適当過ぎると申し訳ない!

なんとかこんな私でも書けるとしたら、この兼任を活かしてというか、キャリア的に経営陣の一人として、また事業側の長として、COOやCOO的な役割が多かった経験を踏まえ、「経営側視点と事業側視点から見る経営企画機能とは、こうあるべき?」ぐらいかなと。

拙い文章ですが、最後までお読みいただけると幸いです。
ちなみに、こうあるべき?であって、みらいワークスの経営企画として実際にできているかどうかは、聞かないでください。。。

経営企画機能とは、こうあるべき?

さて、一般的に経営企画のお仕事というと、以下の業務が多いと思います。もちろん会社によってもっと多岐に渡ると思いますが、主要なところはこんな感じかと。
・中長期経営計画の策定
・中長期経営計画の進捗管理
・単年度事業計画の策定
・単年度事業計画の進捗管理
・M&A、新規事業戦略の推進
・取締役会、経営会議の企画進行
・社長の意志決定のサポート
・社長特命案件の推進

そして、上記のどの業務においても、経営企画としてパフォーマンスを発揮するためには、次の3点を意識して、実践することが大事だと思います。
1.中長期視点 
2.全社視点 
3.現場感、事業側との一体感

1.中長期視点

中長期経営計画の策定は当然ですが、単年度事業計画の策定においても、経営企画には中長期視点が求められます。

事業計画の策定方式は企業ごとに異なると思いますが、パターンとしては、以下の3パターンに分類されると思います。
①トップダウン方式:経営陣が大枠の数字(売上、粗利、営利など)を決めて下に落とすパターン
②ボトムアップ方式:事業部が積み上げ数字を作って上申するパターン
③トップダウン&ボトムアップの融合方式:それぞれから出し合って調整して最終計画を作成するパターン

一般的には、トップダウン&ボトムアップ融合方式の企業が多いのではないでしょうか。みらいワークスの場合もトップダウン&ボトムアップ融合方式と言えると思いますが、ややトップダウン色のほうが強い感じです。笑

どのパターンであっても経営企画は、以下の役割を担うことでしょう。
・経営陣への素材提供(全社/各事業の過年度比較、指標分析、環境分析、競合比較、事業ポートフォリオ、各事業の課題、中長期構想等)と壁打ち役。
・事業部への素材提供(事業の過年度比較、指標分析、環境分析、競合比較、各サービスのポートフォリオ、課題、中長期構想等)とサポート役。

特に短視眼的になりがちな事業部に対しては、中長期視点でのアドバイスができると良いと思います。事業部側が中長期視点をもって計画を作成できれば、将来に向けての人的投資、IT投資なども含めた、持続的な成長を見据えた計画ができ、短視眼的な売上、利益追求だけの計画になることを避けることができます。

2.全社視点

これもそもそも事業企画でなく経営企画なので当たり前ではあるのですが、事業部間の調整役としてのミッションを持つ場合が多い経営企画としては、常に個別最適ではなく、全社最適の視点をもって、事業部間調整を行う必要があります。
各事業から上がってくる数字や課題、要望事項などを部門横断で取りまとめ、全社視点をもって適切に調整する。
言うのは簡単ですが、実際は難しいですよね。経営企画部メンバーにとっては、力のある経営企画部長がいてくれると心強いですね。

また、M&Aや新規事業などを社長がリードして進める時などに、社長が暴走した場合の牽制役を果たさなければいけない場合もあります。やはり大変だ。笑

3.現場感、事業側との一体感

トップダウンで数字や指示が降りてくる場合は、往々にして、かなりストレッチされた数字や現場の事情があまり反映されていない指示が出てくることがあると思います。これをそのまま事業部側に落とすと反発が大きかったりするので、経営と現場の間に立って、適切な情報の収集や調整の役割を担う必要がありますが、現場感がないと、事業部側の温度感も理解できないですし、経営陣へも現場の実情を踏まえた適切なフィードバックができない。

そういった現場感のなさは、机上で数字をこねくり回しただけの実現性の乏しい、事業部側の賛同も得られない計画になりがちです。
そうならないためにも、常日頃から事業部のミーティングなどに積極的に参加し、現場を理解し、感じ、事業側との一体感の醸成に努めたいものです。

おわりに

今回経営企画のことを少し書かせてもらって、そしてこれまで執筆された皆さんの記事を読んで、あらためて自分自身が経営企画として出来ていないことが多いなと感じました。
このような機会をいただいた広瀬さんにはあらためてお礼を申し上げるとともに、残りの方々の記事もとても楽しみにしています。

そして以前からnoteを始めようと思いながらなかなか始められていなかったので、今回を機に開始して、経営企画のことだけでなく、みらいワークスで私が管掌しているクリエイティブ領域やみらいワークス全般の情報発信などもしていきたいと思います。
みらいワークスのヴィジョンである「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する」を実現すべく、「プロフェッショナル人材がライフステージに応じて、独立・起業・副業・転職を自由に選択して働ける社会創り」に引き続き取り組んでいきたいと思います。

そして、私自身が自由な働き方を実践する者として、自分の会社(あしたカンパニー)でアドバイザー業も兼業していますので、その宣伝もしていきたいと思います。笑

(関連リンク)
・経営企画 Advent Calendar 2023
https://adventar.org/calendars/9152
・経営企画アドベントカレンダー1日目 / 伊藤さん
https://note.com/shujiro_ito/n/nf7b0cc435377
・経営企画アドベントカレンダー2日目 / 森さん
https://note.com/moritomoya_sc/n/n4f322bcfbb60?sub_rt=share_pb
・経営企画アドベントカレンダー3日目 / 山田さん
https://note.com/keiyamada/n/nbe6d31bacc41
・経営企画アドベントカレンダー4日目 / 瀬川さん
https://note.com/takasega416/n/nbf5d4eeb293a

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