法務の技法 #13
【対立する利害の把握】
問題となる事案を、
細部からではなく、
大局から把握するための分析手法。
「結局のところ何が問題なのか」を把握するために役立つ。
「憲法訴訟」の1つのポイントであり、「立法趣旨」の背景である。
【解説】
「ルールだからって、何でもかんでも事前申請って、おかしくないですか?」
思わず怒鳴りたくなること、ありませんか?
自分の立場からではなく、
一歩退いたところからルールを見てみましょう。
事前申請によって、
何と何を調整しているのでしょうか?
①現場に任せつつ、
②トラブルを回避しようとしているのです。
そうすると、現場に任せてもトラブルは起きない、
と安心してもらえばいいのです。
事前申請がなくても良い場合、
つまり例外ルールを作ってもらう条件がわかりました。
ルールは、対立する利害を調整するためのものです。
その大本に立ち返って議論できる骨太さを、
身につけましょう。
※ 法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法(第2版)」1-6の超要約版です。
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