松下幸之助

30
ノート

松下幸之助と『経営の技法』#197

8/30 1人が適所に立てば

~1人の人が適所に立てば、会社が繁栄する。適材を、年功序列によって葬ってはいけない。~

 仏教の言葉に「一人出家すれば九族天に生ず」というのがあります。つまり、1人の人が出家すると、親兄弟はいうにおよばず、その一門は天の昇るというか、皆極楽往生ができるということでしょう。それとこれとは違うかもしれませんが、しかし1人の人が適所に立てば、そのグループ全体が繁栄するこ

もっとみる
もっと良くするためのアドバイスもお願いします!
17

松下幸之助と『経営の技法』#196

8/29 危険なのは社長

~労働組合が会社を潰すのではない。危険なのは、社長や忠実な番頭である。~

 私は、60年以上にわたる商売の経験を通じて、どういうところが栄え、どういうところが潰れたか、いやというほど見てきたが、この店は危ないな、と思うと、大体がその通りになった。
 例えば、従業員が300人なら300人の会社があるとする。それを何とか大きくしていきたいと社長や忠実な番頭さんが願っている

もっとみる
励みになります!
11

松下幸之助と『経営の技法』#195

8/28 生産半減と徹底販売

~人員半減でなく、生産半減で資金を浮かす。時節を待ちつつ、徹底して在庫を売る。~

 その時(注:昭和4年の大恐慌)、どういうようにして切り抜けたものだろうかと、私は考えました。やはり人員を半減するか、あるいは新しい借金をして仕事を継続していくか、どちらかしかない。しかし借金は絶対できません。銀行がどんどん倒れていくのですから、銀行は金を貸しません。そうすると、生産

もっとみる
もっと良くするためのアドバイスもお願いします!
18

松下幸之助と『経営の技法』#194

8/27 給料全額返上

~責任の自覚、責任の完遂に対する信賞必罰が必要である。~

 私は本年(注:太平洋戦争終戦の翌年(昭和21年)のこと)初頭に、自ら率先垂範をしようと無遅刻無欠勤を決意して、1月4日、阪急梅田駅に降り立った。自動車で迎えに来るからという約束だったが、一向に自動車が来ず電車に乗った。ところが発車寸前、自動車の来るのが見えたので急いでとび降りて会社へ急いだが、ついに間に合わず1

もっとみる
ありがとうございます!どこが良かったですか?
19

松下幸之助と『経営の技法』#193

8/26 覚醒させる役割

~経営規模が大きくなるにつれて、健全さを覚醒させる役割が重要になる。~

 事業を経営する上において、会社が小さい間は、製造と販売に重要度をおいてゆくのは当然であるが、経営規模が大きくなるにつれて、製造、販売の面ももちろん大切ではあるが、それ以上に人事と経理が重要になってくる。経理部がしっかりしていると、経理を通じて経理部自身の内部も批判されるし、製造も販売も、これによ

もっとみる
もっと良くするためのアドバイスもお願いします!
11

松下幸之助と『経営の技法』#192

8/25 情報を生かす

~集めた情報に的確に対応できるか。情報化の推進には経営力が欠かせない。~

 例えば「情報化の推進」ということは、これからの時代にあっては欠かすことのできないものでしょう。しかし、いかに情報を集めても、それに的確に対応できる経営力がなくては、その情報も無に等しいし、場合によっては、情報化ではなく情報禍というようなことにもなりかねません。
(出展:『運命を生かす』~[改訂新

もっとみる
もっと良くするためのアドバイスもお願いします!
11

松下幸之助と『経営の技法』#191

8/24 会社の分に応じた人材

~人材は優秀すぎても困ることがある。会社の分に応じた人材がいいのである。~

 私の経験からいうのであるが、人は、その会社にふさわしい状態において集めるべきだと思う。あまり優秀すぎても、時として困ることがある。こんなつまらん会社がと思われるより、この会社は結構いい会社じゃないかといって働いてくれる人のほうがありがたい。分に応じた会社に、分に応じた人材ということでい

もっとみる
励みになります!
16

松下幸之助と『経営の技法』#190

8/23 ポストと実力

~経験を積んだベテランだからといって、そのポストで実力を発揮できるとは限らない。~

 ある会社、あるいはまた、ある事業部といっていいと思うのですが、その事業部なり、1つの会社が、どうもうまくいかないという場合の話です。その首脳者は誰かというと、それは50歳の経験者である。しかも相当のベテランである。にもかかわらず、もうひとつうまくいかない。そういうような場合に、何かの機

もっとみる
やったー!
13

松下幸之助と『経営の技法』#189

8/22 かけひきなしの交渉

~できる限り、平易にものを見る。交渉事も、かけひきなしで臨む。~

 私は日頃から、できるだけ難しくものを見ないように、言い換えれば、なるべく平易にものを見るように、と心がけている。それはどういうことかというと、例えば交渉事であれば、かけひきも何もなしにこれに臨むということである。つまり、10のものは10、5のものは5とありのままに相手に説明し、5のものをまず初めは

もっとみる
とても嬉しいです!
8

松下幸之助と『経営の技法』#188

8/21 力の範囲

~会社の実力の範囲で経営をする。自身の経営力の範囲で経営をする。~

 業容を拡大し、会社の規模を発展させていく場合には、やはり技術力、資金力、販売力などを含めた会社の総合実力というものを的確に把握し、その力の範囲でやっていく。そしてその場合、経営者にとって特に大事なのは、自分を含めた会社の経営陣の経営力に対する認識であろう。
 私は長年の事業の体験の中で、数多くの取引先を見

もっとみる
よろしければ、シェアもお願いします!
9