『人は2度死ぬ』
『人は2度死ぬ』・・・永六輔さんが遺した言葉です。 1度目は肉体の死、2度目の死は誰からも忘れ去られたとき
見方を変えれば「人は2度生きる」と言い換えられます。 1度目は自分自身の人生を生きて 2度目は思い出してくれる人の心の中で生きます。
熊本出身の父は生前に自分が入るお墓を
遠方の熊本から近場の横浜へと移しました。
先祖代々のお墓が熊本にあったのですが
おかげで、お墓参りしやすくなりました。
私には姉と妹がいますが2人とも嫁いでいるので
お墓は長男の私が受け継ぐ!?ようですが
問題なのは、私が独身であること ・ ・ ・
私が死んだ後、誰が墓守をするのかな?
墓守がいなくなれば、墓はいずれ壊され(墓じまい)
やがては無縁仏になります。
お墓の将来を考えると物悲しくなります。
お墓は死者を思い出してくれる人のためのもの ・ ・ ・
思い出してくれる人がいなくなったら(2度目の死)
お墓の存在する意味がないような気がします。
「諸行無常」という仏教でよく使われる言葉があります。
この世に存在する形あるものは、移ろっていき
いつかは消えて無くなるということですが ・ ・ ・
お墓も例外ではなく消えていくものだと思います。
私は特定の宗教を信じているわけではありませんが
肉体(形あるもの)が消えて無くなっても(諸行無常)
魂は永遠に不滅で輪廻転生を繰り返すと信じています。
「もし生まれ変わったら・・・」というフレーズが
死語にならず、いまだに使われているのは
魂の存在を信じている人が多いからだと思います。
猫と水芭蕉を描きました。
ちなみに水芭蕉は白い光背があり
形や雰囲気が仏像に似ていると言われていますね(o^-^o)
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