就活は人生において大切なことを学べるチャンス
このnoteにおける投稿の目的は、私が就活を通して得た学びとこれから就活に挑む学生に向けて、伝えたいことを3つの観点から主観的に述べたいと思います。
まず始めに、本題に入る前に私が就活を通してどのようなキャリアを選択したかを紹介します。
現在、成蹊大学の4年生で2020年4月から社会人生活がスタートします。私がファーストキャリアとして選んだ会社は、ビズメイツ株式会社という「教育・人材・英語」を軸にサービスを展開している7年目のベンチャー企業です。私がこの会社を選んだ理由は2点あります。それはこの会社で「日本の英語教育を変える」と「日本と海外で活躍できる人材を増やす」が実現できると確信したからです。
なぜ、そう思ったかというと、昨年のカナダ留学が大きく関係しています。海外で生活を送り、海外の文化に触れたことで"日本と海外の教育差"を痛感しました。また、これからの時代は英語が必須になると考えています。日本と海外の垣根というのは次第に無くなっていき、プライベートやビジネスの場面でも使用することが日常的になると思います。そうなった時に、ITのスキルもそうですが、英語で仕事ができる能力があるということは、世界中どこに行ったとしても通用する力を持つということです。
そして、それを支える上での人間力が肝となるので、スキルやノウハウだけでなく、マインドの部分も伝えることが大切です。人材育成にフォーカスをし、多くの人々が活躍できる社会を創りたいと考えています。
これから、その思考・決断に至るまでに、私がどのような点を意識して就活を行っていたかを皆さんにシェアしたいと思います。もし、私が就職する会社に興味がある方は、こちらから詳細を確認できます。
会社が掲げるビジョンは「グローバルタレント・企業の成長支援を担う次世代カンパニー」。そしてミッションは「もっと多くのビジネスパーソンが世界で活躍するために」。
多様な人材が活躍するグローバル舞台は誰にとっても身近な存在になろうとしています。そこで最も必要とされるのは、日本企業で働くビジネスパーソンと外国人人材、双方からの"歩み寄り"。これからの時代は、変化に対応できる人や会社のみが生き残れる、何事においても変化を受け入れ、それに対して柔軟に対応することが求められます。
最近、学生の就職活動の動向を見ていると、自分自身のキャリア選択に非常に困っている人が多いなという印象が強く、自由に何でもできる時代だからこそ、将来不安が募ると思います。これからお話しする内容は、就活だけではなく、より長期的な視点で物事を捉えてほしいという願いを込めて書かせていただきます。
就活とは何のためにやるのか?
これを考えているようで考え切れていない学生が多いと思います。よく皆さんが耳にする言葉は、「なぜその会社に入りたいのか?」「なぜこの業界を選んだのか?」「なぜ大手企業に入りたいのか」など、就活中に自分が入りたい会社のESや面接で志望理由を考える機会があると思うんですけど、正直に言うと、それは必要でないと考えています。
もちろん、明確に答えられるように準備することは大切だと思います。しかし、それよりも自分自身が将来やりたいことや、必ずこれだけは達成したいという目標を設定し、自らの「ビジョン」と「ミッション」を明確にすることが最初にやるべきことだと考えています。もっと言うと、「何のために就活をしているのか?」「なぜ就活をやらなければならないのか?」というところまで深く分析を行う必要があります。
就活の目的だけで考えてしまうと、それは1つしか存在せず、"良い会社に就職する"。このたった1つの目的だけで考えるのはすごくもったいないと思います。そうではなく、就活を人生という大きな1つの枠として捉え、どういう人生を歩みたいのか=理想のライフスタイルを真剣に考えてほしいと思っています。
それを考える上で大切なことは、「私にはできない」「お金がない」「時間が足りない」と考えないこと。人は自分が見える世界の範囲でしか思考ができないので、まずはその固定概念だったり、思考の癖というものを取っ払って、本当に自分自身が望むものを書き出してみることをお勧めします。
私自身も、「夢100リスト」を作ったり、「Doing/Having/Being」というやりたいこと、所有したいもの、なりたい自分を考えたりと、様々なワークに取り組みました。毎日、意識的に考えることで人は錯覚を起こし、無意識に自分が理想とするもの手がに入れられると思ったり、自信に満ち溢れて行動することもできます。
つまり、思考の枠が外れて、本当にやりたいことやなりたい自分を意識して生活をしていると自然と行動も変わり、物事が上手く回りだします。また、自己理解にも繋がり、自分の意見や考えをはっきり伝えられたり、自分という人間をアピールできることにも役立ちます。なので、何のために就活をやるのかをじっくり考えることが大切になります。
学生というブランドを活用する
"学生というブランド"があるだけで、多くの社会人が親身になってアドバイスや価値のある情報を提供してくれます。この強みを最大限活かすことで、就活を有利に進められます。例えば、OB・OG訪問の際に、会社に所属している先輩に対してアポを取り、実際に直接会って、就活の相談をすると思います。当たり前のように多くの学生が行っていることですが、それは学生だから可能であり、社会人になった後はビジネスとして相手も接するようになります。
つまり、学生の内であれば、より多くの活躍している社会人にアプローチできるということ。行動力さえあれば、自分が会いたい人に会え、何でも無料で相談できてしまう。
私自身、就活を進めていく際に学生と社会人が出会えるようなイベント・交流会に参加したり、就活支援サービスを使って、普段出会えないような会社を紹介してもらったりもしました。また、起業するということも視野に入れ、様々な交流会に飛び込み、起業家・フリーランスの方々からアドバイスを頂いたりもしました。それは就活のためもそうですが、一番の理由は長期的な目標や夢を達成するために必要なことだったからです。良い意味で就活を意識せず行動したことで、就活も自分の思い通りになったことを実感しました。だからこそ、学生というブランドを存分に活かし、最大のチャンスを掴みましょう。
自分が選んだという感覚を持つ
人は少なからず、誰かの影響を受けて意思決定を行っていると考えています。もし、仕事などで「成功したい」「ワクワクできる仕事に携わりたい」を目指すならば、"自分を変えない"ことが大事です。自分以外の何者かになろうとした瞬間、思い通りにいかなくなります。それは他人の人生を生きてしまうことであり、最終的な幸せは訪れません。会社を選択する際に、自分軸を持って意思決定をすることが必要になります。
素晴らしい仕事をする唯一の方法は、「それを好きになること」だと思います。情熱もないまま何かを続けることは難しいと考えています。そして、抽象的にはなってしまいますが、その感覚を養う上で大切なことが1つあります。
人間の心には愛と恐れしかない。
愛から生み出されたものは失敗することはない。
自身の在り方にも繋がる話なのですが、成功する人間というのは、そのものの存在がありのままに見えています。それは愛から来るものであり、自然な状態が一番自分らしくいれるという事です。しかし、普通の人は違ったものを見てしまいます。偏見や恐れ、歪んだ価値観などです。物事の本質を見抜く目を持つことが幸せな人生を過ごすための大切な要素だと強く感じています。
*映画「天気の子」より。この映画を観て、ありのままの自分でいること、好きなものは好きだと言える勇気がこの世界には必要なんじゃないかなと、そう、ふと思いました。
最後に
この話を最後まで読んでくれた方々、本当にありがとうございます。私が今まで綴ってきた文章は皆さんに伝えたいことのほんの一部ですが、それでも就活をする上での参考になれば幸いです。
そして、就活中に非常にお世話になった方がいるので、最後にご紹介したいと思います。ご存じの方もいらっしゃるかもしれないですが、株式会社ITプロパートナーズというBest Venture 100にも選ばれているITベンチャー企業があるのですが、その会社のサービスの1つとして** "intee"**という新卒向け就活支援事業があります。
実は、私はこのサービスを利用していて、来年入社するビズメイツ株式会社もここでのご縁があり、知りました。その中でメンターとして面倒を見てくれたのが秋本祥吾さん。最後まで就活におけるアドバイスを頂いたり、不安や悩みなどを学生目線で聞いてくれました。
また、「自分が選んだという感覚を持つ」という言葉も秋本さんが私に対して言ってくれて、最後の意思決定をする際のヒントになりました。
どこに出会いがあるか本当に分からないので、inteeやそれ以外のサービスを受けるのでもいいと思いますが、とにかく失敗を恐れず行動するのみです。今は行動しない、決断しないでおこうという決断が人生で最も大きい落とし穴の1つだと思います。自分の人生のことを考えるのは面倒だと最初は思います。だから重要であればあるほど何も考えないように決断を先延ばしにしてしまいがちです。大きな問題にぶち当たらないと見つめ直そうとしないので、その問題が発生する前に自分自身で意図的に決断することが不可欠です。
これまで①就活本番前、②就活本番、③就活終盤という時間軸で大切だと思う点についてお話してきました。就活に失敗はないので、自分を信じて、前向きに人生を捉えることができれば後悔はしないと思います。私のモットーは、「自分らしく生きる人生は波乱万丈で面白い、何も起きない人生は退屈でしょうがない」です。
就活が皆さんの人生において最高の経験だったと思えるようになることを期待しています。
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