デザイナーが知っておくべきタイポグラフィ基礎〈欧文書体編 vol.01〉
スマホを見ても、街を歩いても絶対目にする文字やそのフォント。
サイト、ポスター、空間のサイン、ロゴにも文字は絶対存在しています。それほどデザイナーとタイポグラフィは切り離せないものになっています。
そんなデザイナーにとって重要なものなのに恥ずかしながら僕は文字や書体について全然知りません。
これじゃまずいなと思い、勉強していくことを決めました。勉強した内容はアーカイブとしてnoteに投稿していきます。
何回かに分けて投稿していくいわばシリーズもののnoteで今回はその第一回目です。
僕もこれを機にタイポグラフィについて勉強していきます。わからないことの方が多いし本やサイトを調べての独学で学んでいく予定です。なので情報が抜けていたりすることもあるかと思いますので、その時はどしどしコメントください!
そしてこのnoteがタイポグラフィ初心者の意見交換の場所になったら嬉しいです。
目的とゴール
第一回目は研究の課題とタイポグラフィの簡単な歴史についてお話しします。今回の目的として2つ挙げました。
上記2つの目的からこれからのタイポグラフィがどう変化していくのか、どんなフォントが主流になるのかを研究していきます。
しかし研究して終わりっていうのもなんかやり切った感がないので、何か成果物を作りたいと思ったので今回のゴールを掲げました。
ズバリ、オリジナルフォントを作りたい。
これから先タイポグラフィがどう変化するのか研究しその結果としてオリジナルフォントを作ろうと思います。
余談ですが、近年んではオリジナルフォントを作成する企業が増えてきています。オリジナルフォント作成もブランディングの重要な要素の一つになりつつあります。
そういった意味でもタイポグラフィの知識はグラフィックデザイナー以外のデザイナーも持っておくべき知識だと思っています。
メルカリや楽天などタイポグラフィの資料はサイトから誰でもダウンロードできます。
なんでこのデザインにしたのか見ていくことも重要です。
有名企業のオリジナルフォントを見るととにかく細かい部分まで詰めていて、プロはすごいなとつくづく感じます。こんなちょっとのディティールで変わるのかとも思いますが、実際ブラッシュアップ後の方がよく見えるのがまたすごいです...
タイポグラフィの歴史
ここまででタイポグラフィの重要性はなんとなく掴めましたか?
ここからはそのタイポグラフィの歴史についてです。
表にざっとまとめましたが全ても始まりは100年から300年ごろ、石に彫られていた文字が最初のタイポグラフィとされています。それを元に作成されたフォントが〈トレイジャン〉というフォントです。このフォントがのちに出てくるローマン体、セリフ体のベースになっていきます。
1400年で活版印刷が誕生し、フォントという概念が生まれます。それまでは書いていた文字が打てるようになりました。
そこ生まれたのが〈ブラックレター〉というフォントですが小さい文字にしたときに潰れてしまうということから、セルフ体である〈パラティーノ〉〈バスカヴェル〉などのフォントが生まれていきます。時代を経て活版印刷の精度が上がって行ったことで直線的でシャープなフォントが主流になります。
フォントが大きく変化したのは1800年産業革命です。
多くの企業ができたことでポスターで大きな文字で目立たせるためのフォント、サンセリフ体の〈ヘルベチカ〉などが生まれます。
その後1900年になりデジタル機器が主流に。よりシャープな〈ディン〉〈フーツラ〉などが生まれます。そして2000年いなり画面の解像度が上がり極細フォントも一時期流行りましたね。
タイポグラフィに限らずどんなデザインでもそうですが、必ず技術革命が影響します。逆に言えば技術の流れを掴めれば次に来るデザインがどんなものになるのかもなんとなく掴んでいけるということです。
しかしこんなタイポグラフィは一本軸でまとめられるほど簡単なジャンルではないらしいです。今や世の中にあるフォントは30万種以上あり、全てを覚えて使いこなすことはほぼ不可能です。
今回の表もかなり簡単にご紹介しました。
本気で勉強したい方はタイポグラフィの本を買うことをお勧めします。
ちなみに今回参考にした本はこちら▼
まとめ
タイポグラフィが奥深いものなのは知っていましたが想像以上に深そうですがめげずに地道に勉強していきます...
これを見て自分もタイポグラフィの勉強しよう!と思っていただけましたら幸いです。(意見交換もしましょう)
次回からもう少し実践で使える内容をまとめていきます。
それではまたお会いしましょう!
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