ブランディングを考える後編
何でもプレゼン会Vol.2
今回の内容は前回の続きになりますので、是非前回のnoteからご覧ください!!
ブランディングを考える後編
今回のブランディングを考えるはブランディングの具体的な工程、やるべき事をクリエイター陣(アートディレクター、デザイナー)の立場でまとめました。
まず、工程から。
クリエイター陣が大きく分けると図示した3工程に分かれます。
前回お話しした部分は、リサーチやヒヤリング更にその前の話でした。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
コンセプト決定
デザインをしていると必ずこの言葉をよく聞きますが、実際コンセプトって何なんでしょうか。
僕はデザインのDNAだと考えています。
生命の構造をつくるDNAのように、コンセプトにはデザインの全てを決める大きな役割があります。
コンセプトを具体的にするために質問を繰り返していきます。
コンセプトが曖昧だどこの後の工程でデザインの統一性が無くなったり、デザイナーが迷走してしまい、結果いいものが生まれないなどに繋がるので、コンセプトは時間をかけてしっかり決めていきましょう。
VI決定
ロゴをデザインする方だとよく耳にするVI(ビジュアルアイデンティティー)
Viとはデザインのルールづくりです。
各制作物(WEB、名刺、パッケージなど)のカラー、フォントなどを決める役割があります。
ロゴはこのフェーズで製作します。
各制作物の統一性を持たせるためにロゴを制作する際にガイドラインというものを作成します。
こちら参考までに↓
ロゴが完成してクライアントに提示する際、ロゴデザインの共にブランドガイドラインと言われる物を提出します。
ここではロゴのビジュアルだけでなく、カラーやフォント、ロゴの細かいルールやコンセプトなどをまとめます。
各制作物作成
ここまで軸を作ればあとはそれに沿って各制作物を作成していくだけです。
軸があると各デザイナーがイメージを持ちやすくなります。結果統一感のあるブランドに繋がっていきます。
まとめ
前回と今回の内容をまとめていきます。
理念やターゲットから一つの軸をつくることを意識していれば、一貫したいいデザイン、ブランドが生まれます。それがブランディング成功の鍵になります。
逆に理念などから軸がぶれていると、各制作物で統一性のないデザインが生まれます。
軸のあるデザインはクライアントの説得にも活用できます。
よくあるクライアントの急な方向転換。
しかし軸を持ってプロジェクトを遂行していれば、「それは最初に立てた軸から外れていますよ」ということも可能です。
軸をつくることはクリエイター陣を守るためでもあります。
ここまでブランディングについて語ってきましたが、今回お話しした内容もブランディングのほんの一部です。
ブランディングに正解はなく、ブランドの数だけ正解があると思っています。
けどこんなやり方もあるんだと頭の片隅に知識を入れておくといつか部分的に活用できる時もあるかも知れません。
参考にした本
前回と今回の内容のほとんどはこちらの本を読んで参考にした内容です。
ブランディングを知らない方でも図もあって読みやすい本になっていますので、是非読んてみてください!!
次回の内容はブランディングではなく、少しデザインの技術的なことをプレゼンしようと思っていますので、次回も是非ご覧ください!!
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