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デザイナーが知っておくべきタイポグラフィ基礎〈欧文書体編 vol.06〉


こんにちは!オダヒロトです!

前回から少しずつ制作に入っているオリジナルフォント。
前回のリサーチと方向性を踏まえて、今回は実際に制作していきました。

進捗自体はかなり少ないですが、ここまでで分かったことと今後についてもお話しできればと思います。


フォント制作始める前からサクッと出来るとは思っていませんでしたが、いざ作るとなるとこんなにも時間がかかるのか…とまだまだ勉強不足な事を痛感しました。

また今回のデザインコンセプトの「日本語のディティールに置き換える」ということですがそもそも日本語では各文字に同じエレメントが使用されているのに対し、英語はその文字にしか存在しないエレメントがあったりと、文字のエレメントの意味が違っていて何をどう置き換えるかがかなり難しい点でした。

そんなことを地道に検証して出来た成果物がこちら。

210926_【第十四回】フォントを知るのコピー_アートボード 1 のコピー 5

どころどころに日本語のエレメントを落とし込み、直線的な欧文から、筆書特有の抑揚をつけるため、最初を太く途中細くして最後また太く。といったように少し曲線を描くようにしました。

成果物はこの三文字しかないですが、「日本語のディティールに置き換える」というデザインコンセプトがしっかり生きているように感じます。

まだこの三文字もブラッシュアップの余地はありますが、一旦Zまで作ってから最終整えようと思います。


ちなみにですが制作過程で出来上がった没案です。

210926_【第十四回】フォントを知るのコピー_アートボード 1 のコピー 7


エレメントを変えると急にバランスが取れなくなったり、なんかAらしくない...Bらしくない...と試行錯誤を重ねました。

ポイントとしてはその文字自体が持つアイデンティティーを見つけ出し、上手く残しながらエレメントを変えるのが重要そうです。


次回の投稿までには一旦Zまで作れたらいいなーと思っています。

今日は短いですがここまでです、それでは!

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