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金銭的報酬がなくても継続できるアクティビティを持とう

先日シンガポールのローカルの友人たちと国内のノラネコを保護して飼い主を探す活動をしているKitten Sancutuaryを訪れました。ここでは一人当たり$20の入場料を支払うことでネコたちと触れ合うことができて、スタッフが各ネコの紹介や施設を案内してくれる仕様です。

このコミュニティは非営利団体であるので、スタッフさんは一銭ももらっていないということが何とも驚きでした。またこちらの$20の入場料はネコたちの餌台に回すための費用として回される仕様となっています。

スタッフさんたちはまるで自分の飼い猫のように一匹一匹面倒を見てまして、とても心温まる空間でもありました。またネコたちの中には生まれたて生後数ヶ月の子猫もいまして、フワフワでとても癒されました笑 

そこでこのようにお金をもらっていないのにも関わらず生き生きやりがいを持っているスタッフさんたちを見て、自分自身色々感じ取れたことがありました。

なので今回はあえて金銭目的が発生しないアクティビティ(数日のボランティアなどではなく継続的な活動)をすることのメリットについて考えてみました。


1 共通認識がはっきりしやすい


前提としてこちらで働いていてもお金が発生しないので、皆お金以外の働く理由を持っていると言えます。ちなみにここのコミュニティでの共通認識としてノラネコを助けたいやネコの世話好き、またはネコの引き取りを見つけることで社会貢献をしたいなどです。

それなので単に金銭目的で働いている場合よりも、それを行うことの動機も強く鮮明になりやすいのではと感じました。言い換えると働くとはお金を稼ぐと一般的には紐づいているので、生活するために仕事をするとは必ずしもそれをやりたいかとは同じとはならないからです。

ただし一般の仕事においてお金以外にもスキルアップや人脈などの理由もあるのは承知していますが、あくまで一般的な傾向という点は予めご了承ください。


2 横つながりのフラットな関係性


私の中の固定概念として1日などのボランティアを除いて何かを継続的にした先にはリターンとしてお金が発生するというものがありました。

ただここでは週に数日働いてもお金が発生しないのに関わらず、生き生きとしてやりがいを見つけている方を見てお金が発生しないアクティビティだからこそのメリットも垣間見えました。

まずお金が発生しないので他の人たちと給料を比較することもないので、関係性もフラットになりやすいことです。またこういった制約が薄くなることで個人の取り入れたい意見や自由な発想もしやすい点もあるでしょう。

それなので心理的にも団結力が強くなるのでスタッフたちのコミュニケーションも円滑に進んでいました。

例えば一般の会社であると同じ時期に入社をした人たちで、どちらかが昇進したり結果を残したりするのが気になりがちになってポジションが変わってしまうとコミュニケーションもフラットでなくなってしまうことがあるからです。


3 やりたいことを率直にしやすい


そのアクティビティからお金が発生しないということは、お金が発生するかしないかがそれにコミットする理由にはなっていないということです。

なのであっち(会社や施設)の方がいいインセンティブ(お金やその他報酬)を出してくれるなどの要因で、働くのをやめるには繋がりにくいこともメリットと言えます。


つまるところ先ほど挙げた「ノラネコを助けたいやネコの世話好き、またはネコの引き取りを見つけることで社会貢献をしたい、といった共有認識」が上記での働く理由です。

それなので個人がよりやりたいことを重視して選択できるので、充実度や幸福度は高まりやすいでしょう。

以前の記事でこちらの内容と類似していて、
「世間体を気にせず本当に自分がやりたいという願望に基づた選択」(楽しさ)、もしくは「社会的や世間から見たときに正しいとなるべき選択をする(正しさ)」の違いを徹底分析しましたので、ご覧になってください〜


まとめ

今回はあえて金銭報酬が発生しないことをしてみることについて考えてみました。前提として生きていくためにはお金を稼ぐ必要があるので、金銭的な報酬なしでは生きていけないです。

ただ日常でコミットメントしている活動の中にあえて自分の興味関心に基づいた金銭報酬が発生しないこと入れてみるのもおすすめです。またそうしないと自分を押し殺して本当にやりたいことを見失うということは経験した方も(私を含め)多いのではないでしょう。

また理想を言えば好きなことをやってそれをお金にするということも重要なテーマですが、お金が発生しなくても続けたいほどのアクティビティを持っておくというのも同じくらい大切なことではないでしょうか。

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