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【読書記録】呪術廻戦6巻読んだ感想

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)は、芥見下々による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年14号から連載中。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いたダークファンタジー・バトル漫画。略称は「呪術」。本作は『ジャンプGIGA』2017 vol.1から2017 vol.4まで連載されていた『東京都立呪術高等専門学校』をプロトタイプ兼正式な前日譚としている。後に同作は2018年12月4日に『呪術廻戦 0巻 東京都立呪術高等専門学校』として発売された。

呪術廻戦単行本6巻

【読書記録】呪術廻戦6巻あらすじ・要約

京都校の加茂憲紀は虎杖を殺すと伏黒に宣言し、伏黒はそれを止める為、式神「満象」「鵺」を出して加茂憲紀を追い詰めます。しかし伏黒と加茂憲紀が戦っている最中に突然、特級呪霊・花御が乱入し高専の生徒達に攻撃を仕掛けてきます。また、夏油と手を組む呪詛師も高専に侵入し、帳を下ろします。呪詛師・組屋鞣造が使った嘱託式の帳は、“五条悟”の侵入だけを拒むもので、その他“全ての者”は出入り可能な結界でした。五条が結界内に入れない間に、花御は伏黒、狗巻、加茂憲紀を襲い殺そうとします。

楽巌寺と歌姫は学生の保護を優先しようとしますが組屋鞣造に阻まれ、楽巌寺は足止めをくらってしまいます。一方、花御と戦っている伏黒達は攻撃をしつつ距離を取り、帳の外を目指しますが、花御に次々と戦闘不能にされて行きます。そこに禪院真希が参戦し、特級呪具「游雲」で花御を倒そうとします。伏黒と真希の共闘で花御にダメージを与えますが、伏黒は花御に芽を打ち込まれてしまい、術を使うことが出来なくなってしまいます。ダメージを負った真希も花御に捕まり、絶体絶命となりますが、そこに虎杖・東堂葵のコンビが現れます。

黒閃をキメるまで手を出さない、と東堂に言われ、虎杖は花御を相手に一人で戦いますが、“怒り”によって呪力が乱れ、黒閃をキメることが出来ません。しかし東堂にその事を指摘され、さらにビンタで気合を入れられたことで、虎杖は花御相手に実戦の中で黒閃をキメることに成功します。黒閃を経験した虎杖は、自分の呪力の性質を真に理解するようになります。東堂も花御との戦いに参戦し、虎杖・東堂の連続攻撃で花御を着実に追い詰めていきます。一方、花御は戦いの最中に真人が言っていた事を思い出し、戦いを楽しむという事を覚えていきます。東堂の術式「不義遊戯(ブギウギ)」を解禁することで、相手と自分の位置を入れ替えることで、連続で花御の意表をつくことに成功します。花御は虎杖・東堂の連続攻撃から抜け出せなくなり、また1度黒閃をキメて“ゾーン”に入った状態になった虎杖に黒閃をさらに4発決められてしまいます。

虎杖の黒閃 5発に加えて、游雲に東堂の呪力を上乗せした打撃を急所に与えますが、それでも花御を倒しきれません。花御は“供花”を使って植物の命を呪力へと変換させ、さらに領域展開を使用しようとします。その時、五条が帳を破って結界の中に侵入、参戦してきます。五条は楽巌寺と戦っていた組屋鞣造を瞬殺し、一瞬で捕縛します。次に五条を倒そうとしますが、五条の参戦を察知した花御はすぐに退こうとします。しかし、五条は術式順転「蒼」と術式反転「赫」の力を衝突させ、生成された仮想の質量を押し出す術式・虚式「茈」を使用、森を広範囲にわたって深く抉り花御を倒します。しかし五条が呪霊や呪詛師を倒した頃、真人は高専に潜入、保管していた特級術物を奪っていました。

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呪術廻戦単行本5巻

呪術廻戦単行本4巻

【呪術廻戦】キャラクター

【呪術廻戦】五条 悟(ごじょう さとる)

都立呪術高専の1年生のクラスを受け持つ特級呪術師で、自他ともに認める最強の呪術師である。1989年12月7日生まれの29歳。御三家・五条家の出身であり、憂太とは非常に遠い親戚に当たる。

細身の白髪の男性で、端正な顔を持つ。六眼(りくがん)と呼ばれる特殊な目を持ち、初見の術式情報の視認や緻密な呪力操作を可能とする。これに関連し、戦闘時以外は常に布やサングラスで目隠しをしているが周囲はサーモグラフィーの様に見えている。また、幼少期はその六眼ゆえに多額の懸賞金がかけられ、粟坂らに命を狙われたが誰も彼を殺せなかった。またこのころから呪術界のパワーバランスが大きく変わり、世界の均衡が崩れたとまで言わしめられ多くの呪詛師・呪霊の活動が制限された。

飄々として掴みどころがなく、いいかげんな言動やふざけたような態度で周囲を振り回す。また基本的に誰に対してもフランクに接し、生徒は全員下の名前で呼ぶ。その性格故に周囲からは「バカ」呼ばわりされ、本人も自身を「性格が悪い」と評している。ただしその実力によって周囲から非常に厚い信頼を得ており、虎杖からは好印象を抱かれている。高専生時代の一人称は「俺」だったが、夏油に「年上に失礼で、年下にも怖がられる。」と注意されたことを機に「僕」にあらためた。頭を回す為に甘い物を食べ続けたらそのまま甘党になり、特に仙台銘菓の喜久福を気に入っている一方、下戸である。

保身に走る現在の呪術界を憂いてその革新を目標に掲げており、保守派筆頭の楽巌寺とは折り合いが悪い。一方で若い呪術師たちには期待を込めて接しており、後進を育成するために教師となった。また、上層部の差金により虎杖が一時命を落としたとしたときには激しい怒りを見せた。

御三家・五条家相伝の術式「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」の使い手であり、「無限」を現実に作り出し周囲の空間にある物体間の距離を自在に操る。対象を押し潰す・弾き飛ばすといった高威力の攻撃や、対象の移動速度を低下させるといった防御ができる。反転術式や結界術の帳・領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」も習得していることに加え、身体能力も高い。これらの才能と実力から、漏瑚からは「逆に何を持ち合わせていないんだ。」と評された。学生時代から高い実力を持ち親友の夏油と2人で最強だったが、ある事件によって彼は1人でも最強となる。それが皮肉にも彼と夏油の道を分かつ原因の一つとなってしまう。五条が力を最大限発揮するのは「1人でいるとき」であり、常に周りの人間を自身の攻撃に巻き込まないように気を配っており、必要時に巻き込む際もその被害を最小限に抑えようと心がける。ただし「呪霊による被害」は「ある程度の犠牲」として割り切る冷酷さも兼ね備えている。

呪術師として強大な存在であるがゆえに五条家は彼のワンマンチーム状態であり、高専内でも強い発言力を持つ。また、虎杖をはじめとする彼の融通(ワガママ)で救われた術師やパワーバランスによって活動を制限された呪詛師・呪霊が数多く存在する。そのため彼の封印は大量の術師の抹消によって内輪が混乱状態にある高専とパワーバランスの崩壊後に活動を始めた数多の呪詛師・呪霊との戦争を意味し、その敗北によって日本国内の人間が殲滅される危険がある。

無下限呪術

五条家相伝の収束する無限級数を現実にする術式。自身の周囲に術式によって現実化させた無限を作ることで攻撃を防いだり、応用して瞬間移動や空中浮遊なども可能にする。

この術式には原子レベルに緻密な呪力操作が必要で、彼の六眼がそれを可能にしている。その呪力操作と先代のマニュアルを応用して術式対象の自動選別と術式のほぼ常時の発動も可能になっている。

術式順転「蒼」

無下限呪術の本来の術式を強化することで収束を現実に発生させる。物体を吸い寄せる力で周囲を更地に変えることも可能だが、大きな反応を自分の近くで発生させられない弱点がある。

術式反転「赫」

蒼とは逆に無限を発散させることで対象を吹き飛ばす。反転の威力は順転の二倍なので、街中などでは使用が制限される。

虚式「茈」

五条家でも一部の人間しか知らない術。順転と反転の力を衝突させることで生成された仮想の質量を押し出す複合術式。その威力は姉妹校交流会の舞台となった森を広範囲にわたって地中深くまで抉り取るほど。

「無量空処」

五条悟の領域展開で、領域内に引き込んだ相手に無限回の知覚と伝達を強制する。引き入れた時点で勝ちが確定する領域で、相手は知覚と伝達が終わらないので行動を起こせなくなる。

【呪術廻戦】狗巻 棘(いぬまき とげ)

都立呪術高専2年生。準1級呪術師。狗巻家出身の「呪言師(じゅごんし)」の末裔であり、一族に伝わる高等術式「呪言(じゅごん)」の使い手である。この術式は、自身の声に呪力をのせて言霊を増幅・強制させることで自身が喋ったことをそのまま実現化するというものであり、たとえば「爆ぜろ」と発言すると相手を爆発させることができ、「捻れろ」と発言すると文字通り相手を捻じることができる。携帯電話を介しての音声も有効で、拡声器で有効範囲を広げることも可能。ただし、連続で使用したり、より強力なものを使用したりするほど身体への負荷がかかるほか、乱用によって自身が呪言そのもののダメージを受けることもある。

術の性質上、意図せず人を呪うことを防ぐため、会話の語彙をおにぎりの具に限定している。作者の芥見は彼の語彙について、「しゃけ」は肯定、「おかか」は否定を意味するなど、一定の法則性があることを示唆している。加えて、口の両端と舌には狗巻家の呪印「『蛇の目』と『牙』」があり、戦闘時以外は常にハイネックで口元を隠している。その会話の困難性から周囲の人間から怖がられることがしばしばあるが、実際は温厚で心優しく、常に仲間に気を配っている。また、生まれた時から呪言が使えたため、幼少期は意図せず人を呪ってしまっており、呪術高専入学後は(里香によって不本意に周囲を傷つけてしまっていた)乙骨のことを気にかけていた。

また、虎杖や真希のせいで目立たないが、身体能力も高い。渋谷事変では暴走した虎杖(宿儺)の攻撃に巻き込まれ、左腕を失う重傷を負う。

【呪術廻戦】加茂 憲紀(かも のりとし)

呪術高専京都校3年生。準1級呪術師。御三家・加茂家の出身で、表向きは嫡流とされるが、実際は側室の息子で、正室が加茂家相伝の術式を継いだ男児を産めなかったため、術式を継いでいた憲紀が6歳の時に嫡男と偽られる形で家に迎え入れられた経緯を持つ。母への強い思いから次代当主としての自覚を持っており、それ故に、宿儺の器・虎杖を即刻処刑すべきと考えている。冷静沈着な性格をしている。

当初、虎杖を東堂を除いた京都校のメンバー全員で殺そうとしたが、東堂の妨害を受ける。その後、伏黒らとともに校内に現れた特級呪霊の花御と戦う。御三家・加茂家相伝の術式「赤血操術」(せっけつそうじゅつ)の使い手であり、自分の血液もしくは血液がついた物を自在に操ることができるほか、血液パックの血液も有効である。自身の血流の操作による自己強化に加え、排出した血液を操作して相手を攻撃したり、矢に血液をつけておくことで、放った矢の軌道を自在に変えたりできる。武器は弓矢。近接戦闘も可能。

【呪術廻戦】東堂 葵(とうどう あおい)

呪術高専京都校3年生。1級呪術師。非術師の家系出身。筋骨隆々の巨体を持ち、ドレッドヘアが特徴の強面の男。左頬から額にかけて大きな傷跡がある。傲慢かつ粗暴な性格をしており、退屈さと他人からの指図を極度に嫌い、自分がつまらないと判断した相手には非常に攻撃的になるため、周囲からも嫌われている。一方で、自身が「親友」とした人物には友人思いの熱い一面を見せ、「親友」もそのペースに自然と合わせてしまう。

また、「性癖にはソイツの全てが反映される」「性癖がつまらない人間はそいつ自体つまらない」という考えの持ち主で、初対面時の男性には必ず女の好みについて尋ねる癖がある。「身長(タッパ)と尻(ケツ)がデカイ女」を好みとタイプとしており、高田ちゃん(声 - 黒沢ともよ)という高身長アイドルに対して結婚したいほどの好意を抱いている。また、身嗜みには気を使っており、全身からは常にいい匂いを発しているが、京都校の女性陣からは不快がられている。

術式範囲内にある「一定以上の呪力を持った2つのモノ」の位置を入れ替える術式「不義遊戯(ブギウギ)」の使い手。術師や呪霊と言った生物だけでなく、呪骸や呪具などの無生物にも有効である。手を叩くことで発動し、これを利用して、手は叩くが術式を発動させないというフェイントもできる。術師としての実力は、1級呪霊を術式無しで祓えるほど高く、過去には術式を使って特級呪霊を祓っている。肉弾戦を主体とした戦法を取るが、頭脳戦にも長けている。その性格上、他者との連携は基本的にしないが、性癖と戦闘スタイルの相性が良い虎杖とは連携できている。

小学3年の時点で高校生を打ち負かすほどケンカが強く、退屈した日々を送っていたある日、九十九由基に退屈から解放されることを期待して彼女についていき、呪術師の道を歩むきっかけとなった。東京校との交流会当日、虎杖抹殺を企む京都校の加茂達から離れ、単独行動に入る。1回戦では虎杖と対峙し、当初は彼を一方的に痛めつけるが、途中で「女性の好み」を聞いた際、彼が自身と同じ性癖を持つことを知った東堂は、虎杖と東堂と高田ちゃんは同じ中学校の出身だったという「存在しない記憶」を持ち始め、虎杖を「親友」とする。その後は、呪術師として未熟な虎杖に、より良い呪力操作を指導する。交流会終了後も、未だに虎杖を「親友」としているが、当の本人は、彼に感謝しつつもやや嫌気をさしている。

八十八橋の事件後に冥冥と共に虎杖・伏黒・釘崎・真希・パンダを1級術師に推薦するが、冥冥から昇級査定で推薦者は被推薦者と同行できないことを知らされた際、愕然とした表情を見せた。渋谷事変では新田新とともに虎杖に加勢。真人の無為転変を顔面に受けた釘崎を目の当たりにして心が折れかけていた虎杖を鼓舞し共に真人と戦うが、右手を切断され、術式が使用できなくなる。

【呪術廻戦】「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」の考察

七海の助手を務める2級呪術師を務める猪野 琢真(いの たくま)顔を隠すことで自らが霊媒となり四種の瑞獣の能力を降ろす降霊術「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」の使い手で、術の都合上常に帽子をかぶっている。

一番「獬豸(カイチ)」:1本の角を顕現し、相手を追尾する。人間の肉体を抉る攻撃力を誇る。追尾する中距離ホーミング弾。ドリルのような形状をしており、対象の腕くらいなら抉り飛ばせる。『呪術廻戦0』では体長10m以上はある大型の呪霊を一撃で粉砕していた。

二番「霊亀(レイキ)」:体に呪力の水を纏ってクッションとして防御する。足に纏えば滑るような特殊な歩法が可能。

三番「麒麟(キリン)」:脳内麻薬を大量分泌して体の痛感をオフにする。使った後はしばらく動けない。

四番「竜(リュウ)」:詳細不明

【読書記録】呪術廻戦6巻読んだ感想

術式「来訪瑞獣」は自らを媒介として、4種の瑞獣(架空の動物)の能力を身体に宿らせる降霊術。

呪術廻戦単行本21巻

呪術廻戦単行本22巻

呪術廻戦単行本23巻


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