見出し画像

【読書記録】呪術廻戦5巻読んだ感想

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)は、芥見下々による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年14号から連載中。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いたダークファンタジー・バトル漫画。略称は「呪術」。本作は『ジャンプGIGA』2017 vol.1から2017 vol.4まで連載されていた『東京都立呪術高等専門学校』をプロトタイプ兼正式な前日譚としている。後に同作は2018年12月4日に『呪術廻戦 0巻 東京都立呪術高等専門学校』として発売された。

【読書記録】呪術廻戦5巻あらすじ・要約

東堂葵から女のタイプを聞かれ、虎杖は正直に、尻(ケツ)と身長(タッパ)がデカイ女、と答えます。すると、偶然東堂と同じ女のタイプだったことから、東堂は存在しない記憶を持つほどに虎杖の事を“親友”と認識するようになります。その後、虎杖は京都校の生徒達に襲われますが、東堂は虎杖を自分の術式を使って助ける。東堂と東京校妨害によって虎杖の暗殺は失敗となり、虎杖と東堂はあらためて手加減なしの対決をします。東堂は虎杖のパワーやタフネスを絶賛しますが、時間差で呪力がぶつかってくる逕庭拳にはダメ出しをします。虎杖は東堂から、逕庭拳に満足している限り、オマエは俺に勝てん!!と、はっきりと言われてしまい、東堂の指導を受けることになる。

東堂に呪力が遅れる理由は、呪力を“流している”からと言われ、虎杖は呪力の流し方についてアドバイスしてもらいます。それによって虎杖は何かを掴み、さらに東堂から実戦で指導してもらいます。一方、釘崎とパンダは京都校の西宮桃とメカ丸に遭遇し、釘崎は西宮と戦い、パンダはメカ丸と戦うことになります。パンダはメカ丸に、仲良くやろうぜ 呪骸同志(おなかまどうし)、と話しかけますが、呪骸扱いされたメカ丸はパンダに恨みの感情をぶつけます。メカ丸は生まれながら肉体に強制された“縛り”を持つ“天与呪縛”の持ち主で、人型ロボットの傀儡を操る術師でした。“天与呪縛”のせいで日の下を歩けないメカ丸にとって、呪骸のパンダがのうのうと日の下を歩いている事が許せず、メカ丸はパンダに嫉妬と苛立ちをぶつけながら攻撃します。

3つの核を持つパンダは、短期決戦パワー樹脂のお兄ちゃん“ゴリラ核”に入れ替えることでゴリラモードとなり、ゴリラモードの得意技、防御不能の激震掌(ドフラミングビート)でメカ丸を追い詰めます。メカ丸は近接戦闘に持ち込み、パンダの核を0距離射撃で仕留めようとしますが、パンダは呪力操作で核の位置をごまかし、逆にメカ丸の頭部に打撃を与えて行動不能にします。メカ丸に勝利したパンダは、メカ丸の携帯を借りて連絡を取り、虎杖達を助けに向かいます。以前真依から、真希は呪いも見えない呪具振り回すだけの一般人、万年4級、と聞いていて安心していましたが、実際に真希と対決し、真希が無茶苦茶強いことに驚き、嘘を教えた真依を恨みます。シン・陰流 簡易領域で何とか真希の隙を作ろうとしますが、真希には隙を作ろうとしている事を見抜かれてしまい、折った大刀と暗器を投げつけられ、間合いを詰められてしまいます。釘崎と西宮との戦いでは、釘崎と西宮は禪院家にいる真依の事で言い合いとなってしまいます。西宮は真依が禪院家の中でどれだけ苦労しているかや、女の呪術師はスタートラインにすら立たせてもらえない事などを釘崎に言い聞かせますが、釘崎は真依が気にくわないと西宮に真っ向から反論します。

真希と真依は一対一で戦うことになり、真希は三輪から奪った刀を使って真依に近づこうとしますが、真依は銃で応戦し距離をおこうとします。真依は銃に装てんした6発の銃弾を全て撃ち、それを確認した真希はリロードされる前に決着を付けようとします。しかし、銃弾を6発全て撃ったのはブラフで、真依は自身の術式「構築術式」で銃弾を一発作り出し、真希に向けて放ちますが、真希は素手で銃弾を受け止めます。一方、真希に刀を取られた三輪は携帯を通じて狗巻棘に呪言で眠らされてしまい、そのままリタイヤとなってしまいます。三輪をリタイヤさせた狗巻棘は、次の場所へと向かおうとしますが、そこに準1級呪霊が現れます。

【呪術廻戦】呪言(じゅごん)の考察

一族に伝わる高等術式「呪言(じゅごん)」。この術式は、自身の声に呪力をのせて言霊を増幅・強制させることで自身が喋ったことをそのまま実現化するというものであり、たとえば「爆ぜろ」と発言すると相手を爆発させることができ、「捻れろ」と発言すると文字通り相手を捻じることができる。

携帯電話を介しての音声も有効で、拡声器で有効範囲を広げることも可能。ただし、連続で使用したり、より強力なものを使用したりするほど身体への負荷がかかるほか、乱用によって自身が呪言そのもののダメージを受けることもある。

術の性質上、意図せず人を呪うことを防ぐため、会話の語彙をおにぎりの具に限定している。作者の芥見は彼の語彙について、「しゃけ」は肯定、「おかか」は否定を意味するなど、一定の法則性があることを示唆している。加えて、口の両端と舌には狗巻家の呪印「『蛇の目』と『牙』」があり、戦闘時以外は常にハイネックで口元を隠している。その会話の困難性から周囲の人間から怖がられることがしばしばあるが、実際は温厚で心優しく、常に仲間に気を配っている。また、生まれた時から呪言が使えたため、幼少期は意図せず人を呪ってしまっており、呪術高専入学後は(里香によって不本意に周囲を傷つけてしまっていた)乙骨のことを気にかけていた。

言霊(ことだま)とは、言葉が持つとされる霊力。言魂(ことだま)とも表記する。

声に出した言葉、音声言語が、現実の事象に何がしか影響すると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。そのため、祝詞を奏上する時には絶対に誤読がないように注意された。今日にも残る結婚式などでの忌み言葉も言霊の思想に基づくものである。

日本は言魂の力によって幸せがもたらされる国「言霊の幸ふ国」とされた。『万葉集』(『萬葉集』)に「志貴島の日本(やまと)の国は事靈の佑(さきは)ふ國ぞ福(さき)くありとぞ」(「志貴嶋 倭國者 事霊之 所佐國叙 真福在与具」 - 柿本人麻呂 3254)「…そらみつ大和の國は 皇神(すめかみ)の嚴くしき國 言靈の幸ふ國と 語り繼ぎ言ひ繼がひけり…」(「…虚見通 倭國者 皇神能 伊都久志吉國 言霊能 佐吉播布國等 加多利継 伊比都賀比計理…」 - 山上憶良 894)との歌がある。これは、古代において「言」と「事」が同一の概念だったことによるものである。漢字が導入された当初も言と事は識別されずに用いられており、例えば事代主神が『古事記』では「言代主神」と書かれている箇所がある。『古事記』には言霊が神格化された一言主大神の記述も存在する。

自分の意志をはっきりと声に出して言うことを「言挙げ」と言い、それが自分の慢心によるものであった場合には悪い結果がもたらされると信じられた。例えば、『古事記』において倭建命が伊吹山に登った時、山の神の化身に出会ったが、倭建命は「これは神の使いだから帰りに退治しよう」と言挙げした。それが命の慢心によるものであったため、神であったことを見抜けず、命は神の祟りに遭い亡くなってしまった。すなわち、言霊思想は、万物に神が宿るとする単なるアニミズム的な思想というだけではなく、心の存り様をも示すものであった。

万葉時代に言霊信仰が生まれたのは、中国の文字文化(漢字)に触れるようになり、大和言葉を自覚し、精神的基盤が求められたこととも無縁ではないという指摘がある。江戸期の国学によって、再び取り上げられるようになった際も、漢意(からごころ)の否定や攘夷思想とも関連してくるとされ、自国文化を再認識する過程で論じられてきた。金田一京助は『言霊をめぐりて』の論文内で言霊観を三段に分類し、「言うことそのままが即ち実現すると考えた言霊」「言い表された詞華の霊妙を讃した言霊」「祖先伝来の一語一語に宿ると考えられた言霊」とし、それぞれ「言語活動の神霊観」「言語表現の神霊観」「言語機構の神霊観」ということに相応しいと記している。記・紀の神話内に終末論が無い理由の一つであり、神道に救世・救済思想が無いのも、救世思想が終末論と表裏一体の信仰のためである(従って、カルトによる終末を用いた脅しや集団自殺も存在しない)。

山本七平や井沢元彦は、日本には現代においても言葉に呪術的要素を認める言霊の思想は残っているとし、これが抜けない限りまず言論の自由はないと述べている。山本によると、第二次世界大戦中に日本でいわれた「敗戦主義者」とは(スパイやサボタージュ[要曖昧さ回避]の容疑者ではなく)「日本が負けるのではないかと口にした人物」のことで、戦後もなお「あってはならないものは指摘してはならない」という状態になり、「議論してはならない」ということが多く出来てきているという。

※携帯電話(英: mobile phone、英: cell phone)とは、無線通信により、携帯することが可能となった電話機である。また、電話機を携帯する形の移動体通信システム、電気通信役務。端末を「携帯」(けいたい)あるいは「ケータイ」(この場合は、スマートフォンではなくフィーチャーフォンを指すことが多い)と略称することがある。ガラケーとも。携帯電話は無線機の一種であるため、その設計は各国の電波法により規制されている。日本国内で一般に流通している携帯電話は、電波法令により規定されている技術基準に適合していることを示すマーク(技適マーク)が刻印されている。本稿では説明しないが、鉄道設備や構内で使う(鉄道電話)携帯可能な端末を「携帯電話」と呼ぶ。技術的には固定電話と全く同じ構造であり、設備内のモジュラージャックやロゼットに接続して通話をする。

※メガホン(英語:Megaphone)は、声を拡声するために用いられる器具のことである。音響的に指向性と声の通りやすさを向上させるものと、電子回路で増幅するものがある。スポーツの応援、演説、抗議行動、集会などに用いられる。英語圏ではスピーキング・トランペット(英語:Speaking Trumpet)、ブルホーン(英語:Bullhorn)またはラウド・ヘイラー(英語:Loud Hailer。「大声で呼びかける者」の意)の名称も用いられる。メガホンとは音響インピーダンスとQ値を上げることで音のエネルギー伝播効率を向上させる装置である。 メガホンは声帯から空気への音響インピーダンスを上げることで音量を上げ多くの音響パワーが空気中へ放射されるようにする。 電気的な増幅装置を持つ場合は声帯の代わりに電気スピーカーから空気への音響インピーダンスを上げる。 メガホンの周波数特性は音の周波数が高いほど大きくなるため音が多少歪む。 音響インピーダンスを上げるためには双曲線形状であることが理想[要出典]だが増幅装置を持たない簡易な物は製造コスト上の理由から単純な円錐台形が多い。人間の声は空気を媒質として弾性体中を伝わる変形波であるためQ値を高めて媒質に吸収されるエネルギーの減少を低減する効果もある。 Q値が高いと複数の周波数が均等に増幅されないため音質が多少歪む。 これをスピーカーなどの音響機器における指向性と同一とみなして指向性を上げると表現されることが一般的である。

まとめ

術式を持たない代わりに、人間離れした身体能力を持つ「天与呪縛」という特性を有しており、肉眼や素手で呪霊を見て祓うことが出来ないため、呪霊が見える特殊な眼鏡をかけ、呪具を用いて戦闘を行う。

一族に伝わる高等術式「呪言(じゅごん)」。携帯電話を介しての音声も有効で、拡声器で有効範囲を広げることも可能。ただし、連続で使用したり、より強力なものを使用したりするほど身体への負荷がかかるほか、乱用によって自身が呪言そのもののダメージを受けることもある。

呪術廻戦5巻



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?