青野君に触りたいから死にたい

パソコンに向かって文章を書く時間って、リラックスできていいですね。
結構普段から頭の中ごちゃごちゃしてたのかな?って思います。

ツイッターでもがんがん吐き出していたんですが、こう、まとめて一気に吐き出せる場所があるというのは非常に良いなと思いました。

というわけで、本日は僕が大好きで、アニメ化を切望している漫画、
「青野君に触りたいから死にたい」について書いていきます。

1、2話は無料で試し読みできそうなので、よければ上記からどうぞ。
講談社のアフタヌーンで現在も連載中の漫画で、単行本は6巻まで出ています。さて、この漫画の魅力について、語っていきます。

簡単に登場人物についても書いておこうかな。画像とか貼るの、著作権とか怖いので文章で想像して創造してください。笑

優里ちゃん
今作の主人公。初めて喋った男の子、
青野君に告白し、彼女になる。
行動力がぶっ飛んでいる。可愛い。
それなりにエッチ。

青野くんが死んでしまった際には、
すぐに後を追おうとするなど、
青野くんが関わるととにかく盲目的になる。
やや複雑な家庭環境。←ここ好きポイントだから覚えていてね。

青野くん
学校の人気者であるが、いきなり告白してきた優里ちゃんを受け入れ、彼氏になる。1話で死ぬ。後追いしようとする優里ちゃんの前に突然現れ、自殺を止める。そのまま甘酸っぱい青春漫画になるのかと思いきや、途中から
「黒青野くん」と呼ばれる悪霊状態に時々変異する。めっちゃ怖い。
なぜ青野くんは幽霊として戻ってきたのか?悪霊になってしまうのはなぜ?
といった謎解きの要素もある。

藤本くん
青野くんの親友。青野くんが幽霊として戻ってきたことを最初は信用しないが、ある事件をきっかけに信じるようになる。

まっすぐな性格で、常に正論を言う。←ここ好きポイント

青春×ゴリゴリのホラー

今作の特徴は、「幽霊と人間の青春漫画」となっています。
これだけ聞くとまぁよくある漫画、かと思いますが、僕の印象では、
・ホラー描写の中で恋愛が発展していく
・幽霊相手ではあるけれど、しっかりとした恋愛物
こういった特徴のものが、このジャンルでは多いのではと思っています。

青野くんに触りたいから死にたい(以下、青野くん)では、
大好きな相手が悪霊となり、ホラー現象を引き起こす
というところに苦しさがあり、オリジナリティがあるのかと思ってます。

で。そのホラー描写がとにかく多種多様で、どれもめちゃくちゃ怖いです。
(青野くんの悪霊化について調べる協力者の家のインターホンに、優里ちゃんに化けた状態であらわれ、ろれつの回らない口調で「中に入れてくららい」と繰り返す、無理やり並べた料理を口の中に押しこんで食わせてくる、などなど)

さっきまで甘酸っぱい青春の話でニコニコしていたのに、ページをめくったとたんひえっ…となる体験を何度も味わえます。ここが1つの特徴であり、大好きなところです。

家庭環境・心理の描写

前述のとおり、優里ちゃんはやや複雑な家庭環境で育っています。これまで目を向けてこなかった家族内での葛藤に対して、青野くんに関わり、色々な事件と関わることで、徐々に目を向けていくことになります。

そこで優里ちゃんに対して、いつも正論マンの藤本くん
「家族なんだから、話したら絶対分かり合えるはず」とアドバイスします。
優里ちゃんは「そ、そう、だね…ありがとう」と曖昧な反応を返します。

僕はこの描写が大好きで、家庭環境については、それぞれの論理があって、
絶対分かり合えるものではないですよね。「家族とはこういうもの」という
定義のようなものも、これまでの環境によって大きく左右されるものです。

シンプルな青春漫画なら、「そうだね!話してみるよ!」となりがちなところ、優里ちゃんのこの描写によって、より本人の抱える葛藤の重みが伝わってくる内容になっています。

この漫画は全編を通して、非常に心理描写が繊細であるように感じます。
それ故に、私が雑に「次こうなるだろうな」と思った展開とは異なり、
よくよく考えるとそうだよな…と思わされることもあります。

言葉選びのセンス

非常に繊細な心理描写をする為には繊細な言葉選びが必要なわけでして、
うみ先生はそこが本当にすごい人だと思います。

藤本くんが正しいと思うから絶対に藤本君の手をとりたくない(6話)

うんうん!!!!!!!!!!!

好きな人の心の隣に座りたいのに、
その心を見失って足でうっかり踏み潰すの…
ありがとう、君がうっかり足で踏んじゃうような難しい場所に
あたしの心があったことを怒らないでくれて

上の2個は最新刊の6巻に収録されている対話のシーンです。
めちゃくちゃに良くないですか…?

うっかり傷つけてまうねん
ええねん、こっちが傷つきやすいだけやから
超要約するとこの2文になる内容を、「踏み潰す」「心のある場所」等の表現で…良すぎる!!!!!!!良すぎるんです!!!!!!

絶対みんな読んで!!!!!!!!!
アニメ化するまで毎日購入してください!!!!!!!!!!


今回は見出し機能や引用機能をふんだんに使ってみた。
私がNoteに慣れていく様もお楽しみください。

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