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2022年の詩10篇


忘れん坊のわたしには、日々のことを書き記しておく、ノートがたくさんあります。それは、すぐにやることノート、自分の身体ノート、素敵な言葉ノート、自分研究ノート、noteのノート、お絵描きノート、父の病院ノート…

それらを整理していたら、詩のノートが出てきました。無地の文庫版ほどの大きさ。すっかり、その存在を忘れてましたが、2022年に書いていたらしいです。

先日、noteの詩のマガジンに集めた詩が100篇になりました。正確にいえば、他のマガシンにも詩はあるから、ぴったり100篇ではないのですが、細かいことはいいですよね。

このタイミングで、出てきたってことは、このこたちも、出してあげた方がいいような気がしました。

というわけで、出します!

これは、10日連続で書いたもので、当時のわたしは、ちょっと落ち込み気味だったみたいです。また、それからも似たような詩を書いています。


「あなただけのなかに」

希望は自分の内側にある
忘れないで

その光は
自分で生み出すものだから

探さないで
外にはないの

あなたの希望は
あなただけのなかに



「春」

こもれびのなかに
たたずむ

木々の葉から
感じるエネルギー

のびよのびよ
手を広げるように

わたしも大きく
深呼吸する



「終わりは始まり」

心静かに
別れを告げる

さよならさよなら
ありがとうありがとう

感謝の気持ちのみ
胸に抱いて

うしろをふりかえらず

今を
生きよう



「楽になるよ」

やっと出てきた
あなたの気持ち

そうだね
そうだね

辛かったね
よく伝えてくれたね

涙とともに
手放そう

明日はきっと
少しだけ
楽になるよ



「壁」

立ちはだかる壁

頑丈で
見上げるほどの壁なのだ

ため息をつきつつ
立ちすくむ

逃げようかな
どうしようかな

けれど
ほかには
みちがないようだ

壁を乗り越えた先を
ずっと
思いえがいてきた

穏やかな風が吹き
色とりどりの花が咲く

木々は緑深く
鳥も鳴く

壁の向こう側へ
ぼくは行きたい

壁を崩すのか
乗り越えるのか

ぼくは
両方試してみたい

その先の世界
いつか行くんだ

その想いだけが
ぼくを支える



「また明日」

また明日

いえる
しあわせ

明日が必ず
くる

いえる
喜び



「神さまがかいたの」

たそがれの空
神さまがかいたの

知ってる?

毎日
かくの

毎日
違う空

美しくって

ときどき
泣きそうに
なるでしょ



「疲れちゃった」

なんだか
疲れちゃったなぁ

気力がわかない

どうして
なんだろうなぁ

やる気がでない

まぁ
こんな日もある

でも
こんな日に
限って

がんばらないと
ならなくて

どうしてだろうなぁ

気力とやる気が
行方知れず



「明日がくる」

ときが止まらなくて
よかった

どんなに
辛い日だって

そのうちに
終わる

そうして
やっぱり
明日がくる

ずっと
同じ日じゃなくって
よかった

悲しいことも
うれしいことも

きちんと
終わるから

また
あらためて

うれしがったり
悲しがったり
できるから



「ゆらゆらと」

水底に横たわり
空を見上げていた

水は優しく
流れていく

空は
ゆらゆらと
青い

このまま
ずっと
ここにいたい

何も考えず
このまま
沈んで
いたい


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