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昭和日常博物館に行ってみた
去る11月、愛知県の北名古屋市の歴史民俗資料館、別名「昭和日常博物館」に行ってみた。無料である。
わたしは、この博物館を知らなかったのだが、「博学連携と博福連携」の取り組みをしていて、珍しいんだよと、夫が教えてくれた。夫に誘われて、興味が湧いたわたしも、一緒に行くことにする。
博学連携と博福連携
本館では、こうした昭和時代の生活用品のコレクションを用いて小学校など学校との連携を図ることで子どもたちに暮らしの移り変わりを伝える取組みを行っています。また、大学との連携により展示の充実を図るなど博物館と学校の連携「博学連携」を推進しています。
さらに、懐かしいと感じられる資料を満載しているという特徴を活用し、回想法という手法で福祉との連携も深めています。本館では「博福連携」と呼んでおり地域回想法という展開が実践されています。
昭和日常博物館の展示は、多様な連携が育まれています。博学連携と博福連携は博福学連携にも発展しており、今後、より多様な結びつきが想定されています。
回想法とは精神科医のロバート・バトラー氏が1960年代に確立した療法で、グループを組み、グループのメンバーに対し「自分の過去を話す」ことを行います。 そのことにより、 精神的な安定感が得られ、認知機能にもよい影響を与えるとされています。 現在は認知症の症状に対する、薬を使わない療法として活用されています。
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図書館や学習室も同じ建物にある
車で向かう。公共交通機関だと、西春駅からバスが出ている。駐車場は、建物の地下一階にあり、すぐ脇にはエレベーターが配置されていて、ベビーカーや車椅子を利用する方も、楽に移動ができる。
高齢の方々が気楽に来ることができるように、あまり歩かなくても展示が見られるよう、よく考えられていると思った。
駐車場のすぐ脇に、車やバイク、看板などの展示もしてある。駐車場をそのまま展示場にしてしまうという、発想が面白い。これは、搬入を楽にするためだろうか。狭いスペースを効率的に活用している。かわいいデザインの車が多い。
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父や祖父もカブに乗っていた
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それから、エレベーターで3階に上がった。そこがメインの会場になる。駄菓子屋さんなどの店舗や、当時に使われていた物などがケースに展示されている。限られたスペースを最大限利用している印象だ。昭和50年生まれのわたし、生まれる前のものがたくさんあったが、それでも、懐かしくうれしくなるような物も、たくさんあった。
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うちにもありました
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懐かしい!夫と盛り上がる
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跨ぐのが大変そう…
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昔のうちの台所そっくり!
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小さいのを保育園に持って行ったなぁ
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壁に貼られていた伯母の居間を思い出す
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今の子どもたち、電話だとは思わないかも
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まさしくこれ!でした
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下のでっぱりを押し上げると水が出る仕組み
夫は知らず…
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洗濯し終わったら入れ替えて脱水する
ガタガタ揺れるんだよね
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歩くと鳥が交互に飛び出すよ
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いざというときの強い味方
他にも、おもちゃやランドセル、給食などの移り変わりがわかる展示があったり、看板がずらりと並んでいたりした。
夫とわたし、懐かしく思うものが、微妙に違って、それも面白いなと思った。夫が特に印象に残ったのは、モールの人形のクリスマスの飾りだったようだ。わたしは、吊手水が一番懐かしかった。展示を見るだけでなく、体験コーナーもあったらいいのにな。もう一度、手を洗ってみたい。
2階にある、戦争関連の展示も観て、1階の図書館の様子も見てから、帰宅した。
2度目は、両親と一緒に行った。昭和20年代生まれの両親、きっと懐かしい物にたくさん出会えるだろうと思って。
この日、朝一番に3人で行き、貸し切り状態で、のんびりと観ることができた。両親でも知らない、生まれる前のものも、いろいろとあったようだ。昭和2年生まれの祖母とも、いつか来たい。
両親ふたり、木製のところてんの器具に、見入っていた。父の職場の小学校、夏休みのイベントで、子どもたちにところてんを振る舞ったことがあるらしい。そのイベントには、母も助っ人で参加したとのこと。あのときは、忙しかったなぁ、なんて、2人で笑い合っている。わたしの知らない両親、わたしもなんだか、うれしくなった。
昭和時代を懐かしく思う世代の方には、タイムスリップしたかのように、感じるかもしれない。懐かしい物に囲まれて、思い出話もたくさんできそう。年に3回、展示を変えるそうだから、何度来ても、新たな懐かしい何かに、出会えそうでもある。昭和を知らない世代でも、昔はこんなふうだったんだと、興味深く見られそう。
また来ようねと、博物館を後にした。
※追記
2024年1/30-2/18まで、地下駐車場と車両展示コーナーは、閉鎖されています。
お越しになる際は、HPをご確認くださいね!
シゲさん、教えてくださり、ありがとうございました!
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