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自分の身体を大切に〜漢方編①〜


 目に前にことに必死になっていると、いつの間にか月日が経っている。自分の身体のことは、つい後回しになりがちだ。そういう方は、わりと多いんじゃないだろうか。わたしは、丈夫な身体を持っている。ずっと、それに甘えていた。

 けれど、娘の大学受験期と、息子の体調不良が重なり、一年ほど過ごした後、娘が大学進学した春に、わたしは倒れた。

 2022年の5月のこと。ひとつ大きな肩の荷が降り、気が抜けたこと、娘が家を巣立って、さみしくてしかたなかったことが、大きかったようだ。調子がしっかり戻るのに、半年ほどかかった。

 ずっと、身体は悲鳴を上げていたのだろう。とてもとても疲れていたんだ。それを見て見ぬふりで、ストレスが溜まったら、食べることで解消していた。その一年で、体重が増えてしまっていた。身体が重くて、思うように動かない。

 2022年夏。反して、息子はどんどん元気になっていく。それで、ようやく、自分の身体のことも気にかける余裕ができた。

 わたしは、高コレステロール血症の家系だ。高コレステロール血症だと、食事に気をつけていても、悪玉コレステロール値が高くなり、血管が詰まりやすいため、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を引き起こしやすくなる。

 ずっと、気にはなっていたが、検査が怖くて、できなかった。その9月。ようやく、腹が座って、検査を受けた。結果、やはり悪玉コレステロールの数値は、高めで149だった。ただ、頸部の血管の詰まりは、まだ軽微だった。心臓にも異常はない。

 3ヶ月間、食事や運動に気をつけて、再び採血を受ける。体重が3キロほど減り、悪玉コレステロール値は129に下がった。わたしは、高コレステロール血症だとしても、今のところ、大丈夫だとわかる。

 それからも、食事や運動に気をつけて過ごし、身体が軽くなって、どんどん動けるようになってきた。けれど、身体がしんどいときが度々あり、時々は寝込むほどになる。それは、季節の変わり目が多く、寒暖差が大きいと、その影響を受けやすい。

 気管支炎になったり、鼻風邪もひく。そうすると、耳の調子も悪くなり、お腹の調子も悪くなる。年に一度の検診でも、特に問題がないのに、どうしてだろう。夜眠れないことが多いし、また、ふわふわとしためまいが時々起こる。更年期に入ったのだろうか。

 それで、病気じゃなくても、身体のメンテナンスのために、病院に通おうと思った。息子が、通信制高校に入学して、落ち着いたころ、今ならと思い、動き出した。

 わたしは、市販の薬や病院の薬を飲むと、効き過ぎることがあったり、副作用が重く出やすい。それで、穏やかに作用するらしい漢方薬の処方を試してみたいと思った。

 それには、この方の影響も大きい。渡邊惺仁さん。noteのお医者さんであり、メンバーシップのアカデメイアの長でもある。渡邊さんから、漢方の素晴らしさを教えていただいて、漢方治療をしてくださる病院に、通いたくなった。渡邊さん、ありがとうございます。


 わたしは、幼いころ、耳鼻科の先生に強く怒られてから、病院の先生というだけで、少し怯んでしまうところがある。怖い先生では、とても通えない。ネットで、あれこれ探してみたが、うちから通えそうな病院がなかなか見つからなかった。

 そんなとき、ある病院の先生のブログに行き当たる。そこには、「耳が聞こえにくいって思ったら、でっかい耳垢が詰まってた」なんて、書いてあって、思わず笑ってしまった。この先生、面白い!所在を確認したら、うちから、車で20分くらい。整形外科だけれど、なんと、漢方内科がある!ここにしよう。早速、予約を入れる。

 2023年6月頭、わたしの通院がスタートした。

 続きます。



※漢方薬は、ご自分で判断されず、病院に通い、医師からの処方されることを、強くお勧めします。また、わたしの体験は参考程度になさってください。


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