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2023年大喜利振り返り +ちょっと

振り返り6年目、大掃除しておせち作りながら振り返り始めたものの、最後まで終わらず、年が明けてからちょろちょろ振り返ります。1月も後半になってしまった

去年の振り返りは↓です


生大喜利・スプレッドシート大喜利

今年の生大喜利・スプレッドシート大喜利の参加はちょろっとありました

3月 福田のり子杯

始めの一歩にゲスト参加することが決まっていたので1回リハビリ肩慣らしをしておこうと思って急遽参加したスプレッドシート大喜利の大会です。
7人グループから2人勝ち抜け→6人で決勝みたいな形式で優勝することができました。これをやった時は久しぶりのスプレッドシート大喜利だからって特別に気負うことはなくて、割と自分の面白いと思ったことをやっていたら勝てたんだったと思います。突発的に開かれる大会に突発的に参加するのはスプレッドシート大喜利固有の面白さかもしれないです。久々に参加したらもともと知ってた人からのあったかい反応と名前だけ知ってた人からの嬉しい反応があって嬉しかったです。

4月 始めの一歩・始めの一歩同窓会

久しぶりの生大喜利として始めの一歩にゲストとして招かれ、後日の一歩同窓会にも参加しました。自分の大喜利の出来はわりと悪くて、どのくらいの感じでやったらどのくらいウケるのかがピンと来ないまま終わったのですが、いろんな人と久しぶりに会えたのは単純に楽しかったですね。
始めの一歩に参加して以降積極的に参加し続ける人が昔と比較して結構増えている印象があって、まあ全体の人口が増えているのもあるかもしれないですけど、虎猫さんの存在の大きさみたいなのあるよねえとまた思いました。
自分は始めの一歩の初回に参加していたので生大喜利の参加者が増えていく上り坂の最初のあたりにはいて、でもそこから2年ぐらいで離脱しているんで、自分より後から始めた人で自分より長くやってる人が結構たくさんいるわけですが、それでもなんか最初のスタートダッシュの印象が残っているのかこのタイミングになってゲストとかに呼ばれるのは 普通に儲けもんだしありがたいですね


大喜利ギャザリング

藤吉さんというニコニコ動画の実況者で生主の人が企画している大喜利配信で、たしかジョンともさんからの縁で微妙に繋がったことがあったことから?誘われ、参加しました。
面白い回答できた感じのお題もそうでないお題もありつつ、ウケてはいたものの各お題のMVP回答には選ばれず、まあこんなもんですよねーと思っていたら全体MVPに選ばれる、という感じで、なんか結果いい感じでした。
アウェイ気味の環境で大喜利することないもんなーと思って参加したものの、今考えると何年か参加してないからもうだいたいどこ行ってもアウェイでは?というのもある。


2023年の生大喜利的な即応性が求められる大喜利はこんな感じでした。2023の初めぐらいにはもっと参加するかなーと思っていたものの、終わってみると意外と参加してなかった。今年度中に1回ぐらいボケルバ行きたいねと思っています。だんだん交友関係がネット大喜利だけに引きこもっているみたいになりつつあるけれど、そうなりたいと思ってそうしているわけではないぜ


ネット大喜利

第5回辻喜利トーナメント・TGR防衛戦 vsABCdayo 

そういえば2023年は年明け早々辻喜利トーナメントがあった年でした。つまり現時点で前回大会から1年以上期間があいているということになります。
それまでのTGRの対戦相手はペニ森・ミモザ名前・お化けぬこ といい感じの人たちでしたが、ABC_dayoもかなりいい感じの相手で、常設企画の方の辻喜利で勝利数を競っていたことがあります(その時の対戦 2019年5月11日) ネット大喜利でなんか覚えてる回答のツボ上げにもいくつか挙がっています。

もうなんかかなり昔のことなので忘れちゃいましたが、確かこのときは投稿期間が23時から翌23時までの丸1日で、お題が出てから寝るまでの間に回答の案をいくつか出して、次の日に起きて回答を見直して修正して、大喜利と関係ない用事をこなして昼寝して、16時ぐらいにもう一度修正をして投稿しました。そのちょっとあとに友達から「ランカーのシーバスを2匹釣った」と報告が入り、23時まで時間があるからと家まで行って写真撮ったり捌いたり調理したりをしていたらいつの間にかABC_dayoが投稿をして投票に切り替わっていて、知らないうちに勝ってました。

回答を考えていたときのメモが見つかったのでそれを貼りながらどんな感じでだったか思い出せる範囲で話します

お題1 16-9 勝ち

「 いかがわしさ 」 と 「 切なさ 」
を同時に表現した一文を作って下さい。
オナホの底を片目で覗く
覗く
鏡の自分を
壺の底を触る
花瓶の中を探す
・オナホの中まで探す
探す
探る
煙が出る
隠す
現像する
オナホ
・空っぽのオナホ
水着
湿ってる
タコに助けてもらう
タコが出した条件を飲む
海老蔵にプールで会う
海老蔵に10万貸す

同時に表現したお題でいつもやっているみたいに、「いかがわしさ」と「切なさ」を一気に満たせる端的な単語やシチュエーションを考えようとしていたと思います。オナホにしばらく引っ張られたのち、海老蔵にたどり着いて完成。「いかがわしくて切ないものが書いてある」という見る側の前提も利用した上でちょうどいいものが書けるといいんだろうと思っています。


お題2 22-3 勝ち

「ジャイアン、歌」
以上2つのワードを使って一文を作って下さい。
※ジャイアンはドラえもんのキャラクターです

映画タイトルみたいな部分入れる(最後に持ってくる)
ワーホリのやつ見る
今のジャイアンの歌にジャイアンが考えた部分は残ってない
・後世ではガイアンの歌と呼ばれるようになる、ジャイアンによる終戦放送
・海外では「ガイアンの歌」という呼び方で知られている、ジャイアンによる終戦放送
・ 海外では「ガイアンの歌」として知られている、ジャイアンによる終戦放送

 お題が出てすぐに実際に出した「今のジャイアンの歌にジャイアンが考えた部分は残ってない」にたどり着いていたと思います。それ以降の候補も普通に考えたりひねったりしててまあ面白いと思うけど、実際に出した回答を上回るほどの鮮烈さはないですね。
 「笑えるかどうかはともかくうまいことを言う」というのが大喜利リテラシーの育っていない一般客に通用しやすいというのは周知のことだとは思いますが、ネット大喜利や生大喜利でも「笑えるかどうかとは別軸の鮮烈さが一定の水準を超えてある」というのは可笑しさの程度の大小を超えて通用すると思っています。この回答は「回答の方向性が安直ではない」「繰り返し部分がある」「お題から予想できないあるあるを引っ張ってきたこと」が短い文の中でいい感じに合わさっていて、そこから鮮烈さ(強さ)が生まれていると思います。
笑える度や回答の新しさで相手の回答に上回られていたとしても、横並びで見たら鮮烈な方に点が入るものだと思っているので、辻喜利ではこういうのが出せるのが一つの理想形です。

「ワーホリのやつ見る」というのは回答ではなくボケクエ3のワーホリの戦艦の回答を見返そうというメモです。大喜利3Pトーナメントでワーホリと夏ワルさんと「夜勤カボチャ」というチームを組んだ時、穴埋め回答をどうやってるかをワーホリから教えてもらえてて、それもちょっと見直したんだったと思います。ワーホリが最近復活したの嬉しい。ワーホリ俺が結婚したの知ってるのかな。あとワーホリが繰り返しボケのことを「反復ボケ」って自分で先に見つけてた独自の呼び方をしてるの昔の達人みたいで面白い。


お題3 15-10 勝ち

この一文で始まる小説のタイトル
「目が覚めると俺はベッドに横たわっていた。
周りにはたくさんの美人看護師が俺を見ている。
俺はこれから巻き起こる展開に胸を躍らせずにはいられなかった」

セ・リーゼ
病みごはん
展開集
スイッチバック・ホスピタルトレイン
むくろじ医院のベルは夜中に鳴る
むくろじ医院のベルは鼻で鳴らせ
むくろじ医院のドアは足で開けろ
むくろじ医院のワンチャン手術録
むくろじ医院のQ先生
むくろじ医院のDr.Q
ルーレット・オペレーション

適当にいろいろ考えた後、クリニックの名前が入ると面白いと思い、なんか「黒魔女さんが通る!!」みたいな感じで一度は「むくろじ医院のベルは鼻で鳴らせ」で出していましたが、後半に甘えがあると気づいて考え直して、よりシュッとした回答に変更しました(結果的にこの回答が自分の中で最終変更だった)。Q先生はカネコの迷回答に登場するドクターQから持ってきている部分もあって、こういうのあんまりやりすぎてもしょうもないですがバレない程度にやってみたら自分で面白かったし、「Q」が面白いっていうカネコの遺志を同じ方向の回答を出して勝つことで成仏させたみたいな感覚もあって気持ちよかったです。


お題4 3-22 負け

セカイノオワリの新曲「ホビット族」の歌い出しを教えて下さい
背が低いぶん頭も悪いのさ 当然
スーツケースの影から見つめる視線 幼稚園児の中に紛れてるヒゲ
空を見上げるとき口が開くのは 雲がエビフライに見えるから
月を見上げるとき首が痛いのは 首にできものがあるから

なんかあっさりそれっぽいものを作っておわりになってますが、それっぽいに収まっちゃってるかも?「ショボくて間違った解釈をつける」というのができて満足してしまっていたのかもしれません。

このお題はdayoが「過去のハシリドコロさんの回答を見て対策した」みたいなことを言っていて、自分が手癖みたいに雑に回答したこと、ちょっとだけ形ができてるけどそこまでではない回答をちゃんと変な回答で倒すのは自分がもともとやったりやろうとしてたりしてたこと、という2点が悔しかったと覚えています。


お題5はメモありませんでした 8-17 負け

画像だけ貼ってあった

まあまあ面白い回答だったとも思いますがABC_dayoのと並べて見るとまあ負けそうだよねと自分で思います。「エボラ」の部分が勝負で、今見ると理想の男性像のところが弱い。


結果、3-2と過去一番競りましたが、勝ったのでヨシ!
今後の展望ですが、新しめの人とかリベンジの人とかを含めて後2,3回ぐらいは連続防衛したいと思っています。でも今はもう昔ほどアクティブにやってないしそもそも投票しうる人の層も広がってるから、昔みたいにどんな回答なら票を取れるかを考えるのも難しいし、回答を出した時点で勝利を確信したりどんな回答には勝ててどんな回答には負けるか想像がついたりするようなことはどんどん減っていくかも!2020年の8月から辻喜利で勝ち続けてると思うと長くてすげ~



ボケクエ6

モモス・堀手・極道の娘とスライムベスで出ました。振り返り記事を書いてます

スライムベスのメンバーも当たり前の組み合わせみたいになってから一度離れて再結成してまたちょっと疎遠になってるけど、こうして振り返ってみるといいチームだなー スライムベス1回目と比較すると、堀さんは引退し就職し結婚し挙式し、堀手さんは(たしか)編入し(たぶん)卒業し、ごくむすは卒業し引っ越し、ハシリドコロは卒業し引っ越し結婚し引っ越し、、、


大喜利とは

私たち、寝坊、ハシリドコロ、えすわい、chikudenkiのチームで出ました。私たちと寝坊がキャスでメンバー募集していて、そこに他3人が乗っかりました。
discordでの話し合いは頻繁に空中分解していて、投稿ミスしたり全然回答出さなかったり投票しなかったりスマホ使えなくなったりみんないろいろやってましたが、適当なノリで集まったからか全然険悪にならず、ゆるゆるの中でちゃんと面白い瞬間もあって、結構楽しかったです。わりと消息はっきりしないことあるメンバーだけど、みんな元気でいてくれ!


大喜利ファイブ 第6回

 久々にちゃんと大喜利しようと思って参加しました。なんとなく癖になってることをやるだけにならないように、知ってることをやるならやるで雑に処理せずにそれなりに手をかけるように気を付けて回答を5個出したつもりでしたが、結果は全然振るわず、「え、ファイブってこれダメなんだふーん」って思ってツーンってなってました。


第6回覆面タッグトーナメント

「宦官のアライさん」という名前で出ました。「空気衛兵アイ」という名前で出ていただうらぎりさんとペアになってました。まあまあ勝とうと思って臨んで、軽めだけどちょっと周りとズレてるボケ方をして2回上位を取り、3回戦では軽すぎる&ズレすぎるで撃沈。

1回戦
2回戦 軽すぎ
3回戦 「軽くてズレてるやつ」に寄って考えすぎて軽すぎてズレすぎちゃった


鰐等

2期ワニ→3期クロコダイルでした。気合入れたりふざけたりといろんな感じでやってますが、1回1位とれたのは良かったです。

ワニ 出した時にいいのできたと思って出したら一位でよかった


クロコダイルのビリ3だったこの回答は結構気に入ってるんですけど、

 まずこの後半って大喜利的に金属とか言って嘘をついてるんじゃなくて、「2種類の金属が接触した状態で電解液に触れると電流が生じ、それが筋肉とか神経に流れれば新鮮な死体なら動く」という現象は実際にあって、歴史的にはガルバーニ電気なんですけど、
 その上でこの回答はもともと「2つの視点から世界を見てるんだと思ってたけど、新鮮な死体に電気流したら跳ねるってだけだった」っていう回答だったのを、前半と後半のかみ合わせを良くしようと思って2っていう数字を後半にも持ってこようとしたら元の回答の原理をそのままに字面をよくできる自然現象が見つかった、というストーリーでできあがっていて、なんか自然現象を発見するプロセスを文字上で再演したみたいな感覚があって珍しくて面白かったです。
「2種類の金属を新鮮な死体に突き刺すと刺さる」が比喩的に「二つの文化を押し付けられてその狭間で苦悩する経験があると、本人の意思にかかわらず興味深いアウトプットが出てしまう」みたいな意味合いにもとれて、まあそもそもこういう意味の奥行きが欲しいから後半に「2」を入れようと思ったのはあるんですが、既存の自然現象に合わせたら意図しない意味の奥行きが偶然ついてきたみたいになっていてこれも面白かったです。


大喜利登竜門

2023年の自分の大喜利で圧倒的に大きなトピックは大喜利登竜門の運営にかかわっていたことです。とけつだいこんと二人でいろいろ話して考えてやったよなー

1on1

 登竜門の中でも一番インパクトが大きいのは1on1に関することになるかもしれません。常設のタイマンサイト+お題の自動生成からスタートし、なんとか形になりそうになって、金曜日と土曜日に二人で徹夜してリリースして、リリース直後の反響とかとけつだいこんと一緒にテンション上がってたこととか、相当楽しかったです。その後もなんだかんだずっと遊ばれていて、ありがたい!
その後とうりゅう君と対戦できる機能を付け足して、一人でも遊べるようになって、結構遊ばれるようになっていてこれもありがたい!

1on1はまだ現実的な機能拡張の余地を結構残しているので、今後も2段階ぐらいアップデートされうると思います!乞うご期待!

AI

 マジでAI時代すごい。大喜利登竜門は生成AIにおんぶにだっこです。モンスター画像もAIだし、フレーバーテキストもAIだし、とうりゅうくんもAIだし、FPSOのお題もAIだし、大河のお題も半分ぐらいAIだし、モンスターチャットもAIだし、大喜利エージェントもAIだし、意外と1on1のお題生成器は手作りなんですけど、開発にAIを補助的に使うだけじゃなくて、みんなの目に届くところでAIを活用できているのがかなりいいしすごいです。
 まだAIで何でもかんでもできるって時代じゃないんですけど、ネット大喜利とのシナジーはかなり高いと思います。登竜門の中で特にモンスター周りはAIとのシナジーが相当高くて、
・モンスター画像のクオリティは低くていいけれどいろんなものをたくさん作りたい→AIに向いているしAI以外には向いていない
・モンスターにキャラクター性をつけたい→ユーザーが方向を示し、それをAIが膨らませることで多様性が確保できる
・キャラクター性に応じてチャットしたい→そのまんまチャットAI
・AI回答を作りたい→正確さが必要とされない短文の生成はAIの得意分野
みたいな感じです。AIをサービス中に組み込むということが(偶然)こんなにうまくいく場ってそんなにないだろうと思っています。

新技術の出現に新たに拓かれた未踏の地を好きなように歩けるような感じで、考えていて面白いことばっかり!やってみたいこともたくさんたまっているので、あとは忙しさと元気さとの勝負やね・・・


とけつだいこん

2023年に妻の次に会話した人はとけつだいこんだったかも。
そもそもの忙しさと登竜門の運営の面白さからプレイヤーとしてのネット大喜利はお互いそこまでやらなくなっているけれど、登竜門とか他のサイトとか出来事とかの大喜利に関する話は全然するし、大喜利と全然関係ない私生活の面白い話とかキモかった話とかもするし、多少トゲがあったり人を傷つけうるような話題とか主張でも精神的な強靭さと地雷の少なさで全然問題なく受け止めてもらえる感じなので相当やりやすいです。自分の人生の軸みたいなのはいろんな方面に伸びていて、それぞれの軸の先は別々のコミュニティとなっているし性質上相容れにくい部分もあるのですが、とけつだいこんは割といろんな軸で相性良く関われそうな人間で、都合いいです。
バランス取れててネット大喜利やらなくても良さそうな人なのにネット大喜利に相当熱量を注いでいた時期があるのが珍しくて、さらにそういう人が大喜利サイトの管理人をやっているってみんなにとってもとっても貴重なことだと思います。
あと普通にコツコツ開発したり週末急にワーッと開発したりめんどくさいところを気合入れてやっていたりして、サイト運営上もとけつだいこんがかなり偉い!みんなも自分の言葉でとけつだいこんを評して褒めてみてください。

逆に2023年のとけつだいこんの偉くないことで言うと、年賀状返事なし・いいねした人に一言放置、鰐等めっちゃ未投稿、といったところでしょうか。心の底を、チクリ。

とけつだいこんへのメッセージフォームを作りました。あれば来い!


その他いろいろ

サイト運営の時に何をどうしたらどんなことが起きるかみたいなのを考えるのが相当面白いです。アイディア出すところでは大喜利っぽい頭の使い方をすることもあれば、大喜利だと使わないけど面白い頭の使い方をするところもあって、それが予想外に繋がったり裏切ったりとかいろいろ気持ちいい瞬間もあり、大喜利の回答を考える楽しみの上位互換みたいに感じることもある。
いろいろ考えながらやってて、大喜利サイト管理人集結キャスでもちょっと喋りました。

登竜門の運営をだいたいどんな感じでやっているかの枠組みを説明した動画も作りました。この動画を自分で見て「それ!」って思うの楽しい。


管理者側の人間がユーザーに要望を出すぐらいならシステムで解決したほうがいいと思うし、必要以上に発言を重く取られて変になっちゃってもあんまり望むところではないのだけれど、年に1回の機会なのでもっとどうなってほしいかの個人的な希望を言っちゃうと

・大河のコメントはみんなにもっと回答に対して思ってることを言ってほしくて、特に何が面白いくて何が面白くないかの価値観にかかわる感想(だいたいネガティブな感想になると思うけど)をもっと書いてほしい。ちゃんと論理的に説明できないとしても感覚的な表現で考えたことを文字で残すことにも価値があるから、そうしてほしい(これ匿名コメント可にした方が言いやすかったりするかなあ)
・1on1の投票を惰性でやらずに毎回新鮮な気持ちでジャッジしてほしい
・モンスターのフレーバーテキストを生成してほしい

といったところでしょうか。ここら辺の希望と現実的にやった方がいいことのバランスを取りながら、機能とか仕様を追加・修正していく2024年にしてきたい!と思っています。

今も細かい開発はたくさん進行中で、いつアップデートされるかわからないけど楽しく遊んでくれたら嬉しいです。おもしろアイディア持ち、AIを使ったアイディア持ち、エンジニア、軽作業の手伝いなど、運営に興味ある人は声かけてほしいです!
大喜利登竜門で遊んだり開発をしたりする中でみんなのAI利用技術とかそもそもITスキルとかが上昇していってそれを職能とかに結びつけられたら、なんかユーモアのことだけやってるのにちょっと仕事もできるようになって得していくカッコいい界隈になるよなあ


その他

GiriNewS

2023年、ついに依頼が来て書きました。

この記事は執筆依頼が来て半日ぐらいで書ききったんですが、日頃思っているけどアウトプットできていないことが溜まってれば一気に書けるもんなんだなあと思いました。今読んでみると新しいことを言ってるというよりは整理している部分の割合が多くて、もうちょっと固まりきってないこととか個人的な好みの話とかを押し出しても良かったのかも?と感じます。もう1回あればもう1回書けるかも。
いつか自分が大喜利に関して感じたり考えたりしてきたことをある程度体系化して丁寧にアウトプットしきりたいという野望あるので、遠い未来のことになるかもしれないけど、ちょっとずつ書きたいことと書くための種みたいなものを収集していって、それらを忙しくないタイミングで1週間~1ヶ月ぐらいかけてガーっとまとめられたら嬉しい。

あとGiriNewS自体に対して思うことですが、記事が集積してきてかなり価値のあるサイトになっていると思うので、絶対になくならないでください。


AIお題50選

この記事です。大喜利登竜門の開発の過程でちょっと試したら相当面白かったのでまとめてます。

生成AIの不十分な性能により、過去のネット大喜利の単語の使い方とかコロケーションとかをそれなりに学習しているが完全に模倣はできず、結果として読む側の予想を裏切るようなコロケーションのぶっ壊し方が出現しているんだと思います。例を出すと「ワイルド・スピーディ・バカ この三兄弟の経営する店ではこうしたら儲かる」とかはわかりやすい裏切り方の一つで、ちょっと癖はあるけど普通のお題の範疇に入るような書き出しで始まっているのでちょっとだけ引っ掛かりながら読み進めていくと、普通だったら「こんなことが起こる」で締めそうなところに「店→どう儲けるか」みたいな普通の文章としては自然なだけどお題のこの位置に来るには不自然な繋がりが出現し、予想外だけど反芻すると納得するしかないというちょうどいい急カーブを味わわされることになっています。

こういうのって回答の手法としては別に今までなかったわけではないので、回答を学習して同様のAI回答を生成させてもそこまでの面白さにはならないと思うんですけど、今まで裏切られることなく当たり前のものとして刷り込まれてきたお題のフォーマットでこういうことをされると、待ち構える姿勢が固まっている分予想外の方向から飛んでくるパンチに反応しきれずぶん殴られることになり、結果相当面白いと思います。

AIが生み出したユーモアとして世界で一番おもしろいものって今のところこれかも。2024年はこれをうまいこと何かに繋げたいです。kouさんも可能性感じてる。



N-1

youtubeでやる音声漫才のコンテストで、2023年は決勝審査員を2回やりました。

漫才をやったことがあるわけでもなければ観客として漫才にそんな詳しいわけでもなくネット大喜利やネットユーモアがめっちゃすごいとかでもなく、ある程度の文量で丁寧に感想を書くということを続けていたら審査員としてたぶん定着しました。みんな頑張ってネタ書いて練習して録音しているわけだし、審査員側がある程度ちゃんと感想書かないとやる側は割に合わないし寂しくなっちゃうよねえと思っています。

N-1は余馬がすごい!
漫才の笑いどころを「漫才としてよくある種類のユーモア」と「ネット大喜利でよくあるフリが少なくズレ幅の大きい跳躍したユーモア」の2つに分類したときにどっちに寄せて作るかみたいなところで作る側の葛藤があって聞く側もどう構えて聞くべきかみたいなところに葛藤があるんだろうと勝手に想像しているんですが、余馬のコンビは2回ともそこを両立している感じになっていてすごいなあと思います。


年賀状

 2023年卯年は大喜利の人にも何人か年賀状を送りました。一人一人ペンで適当にイラスト書いて送るの楽しい。返事が返ってくるのも楽しい。
 2024年は12/31におせちを作ってたら年賀状書くタイミングがなくなって一通も送りませんでした。来年はまた書きたいな~


結婚と成長

2023年、ハシリドコロ、結婚。
結婚しました。みんな、予想できたか?
大喜利を始めたのが2017年で、その頃は結婚とか全く現実的じゃなかったことを思うと、大喜利しながら大人になってきたんだなあと実感します。大学進学と同時に上京し、自炊を始め、大喜利を始め、結婚して今に至る。すごいもんだねえ。結婚すると失恋ソングとかモテテクニック動画とかと自分との距離が(もともと近いわけではないが)一気に遠ざかって、おもろい。

結婚おめでとうメッセージが送られてきたり、キャスとかスペースに顔を出すたびに結婚おめでとうと言われたりして、祝いの言葉自体が嬉しいというよりみんなに祝福しようと思ってもらえているということが嬉しいです。ていうか祝いの言葉ってそもそもそういう意図で使われてる?ともかくめでたいし嬉しいです。丁寧なお祝いメッセージも、簡素なお祝いメッセージも、かみしめています。

ネット大喜利とか生大喜利の概要は妻に話していて、ある程度の理解はあるけれど興味はそこまでなさそうで、大枠で何をやっているかは把握してるけれど中身がどうとか順位がどうとか理論がどうとかはあんま話していないです。自分の回答も他人の回答も全然見せてない。登竜門の機能とか開発の話をすることはあるし、大喜利にどんな人がいるとかの話をすることもあります。妻は全然ネットユーモアの人ではないので、家でネット大喜利みたいなユーモア観が活躍する時間はほぼなく、おうちユーモアとしては変な声出したり変顔したり変な動きしたりおならしたりしてることが多いです。仲良しだよ~ん。この間妻と姉と一緒に甥っ子に読み聞かせをしたんですが、かがくいひろしの「おしくら・まんじゅう」読んでる時の動きがM-1敗復のスタミナパンみたいになっちゃってた。

忙喜利に寄せられたお祝いメッセージとか一部の回答は見せました。


6年大喜利を続けて自分も年を取ったし、参加者の低年齢化が進んで中学生とか高校生がネット大喜利に参加しまくっているのを見ると、自分が大人の立場にいるんだよなあというのをちょくちょく思わされるんですが、そういうタイミングで都合よく結婚したので、なんか自意識の切り替えもうまくいったように思います。大人として、責任をもって、未来を作っていっちゃおうかな!

大人と結婚で忙しくなっているので、大喜利に割きうる時間は減っていくし、その時間の中で大喜利以外のいろいろなことに興味を伸ばしていくことにもなるんだろうけど、自分の中から大喜利が消えることはないんだろうなと思います。大喜利から直接的に得た文を見ていろいろ評価してどうこうする能力とか自分の感覚とか世の中のそれっぽいことに意識的にフォーカスする習慣も失われないし、大喜利でつながった人間関係も続くだろうし、大喜利の人たちと接する中で生じた人間の能力や性質に関する認識とか尊敬とか、結構デカいです。当然大学とか生活とか仕事とか現実的なものの中で得たものの方が目に見えて大きいけど、大喜利から得たものの中にも芯食ったものがいっぱいあります。アリガトーン


2023年良かったもの

大喜利とかお笑いに関係するコンテンツです。順不同!

粗品ファイナルエース

凄いのはわかってるからこういうことできるとは思っていたけど、いざちゃんとやっているとすごいかっこいい!


こんにちパンクールAUN優勝

凄いのは知ってるから勝ってもおかしくないと思うけどさ、いざちゃんとやっているとすごい!大喜利で売れてくれ!


上半期王決定戦 決勝

俺ランさんが最初の発言から完全に場を支配していてマジですごい。偶然性が介入する余地がある中、ある一人がノリノリで他を圧倒し続ける時間みたいなのがかなり好きなんですが(スポーツとかMCバトルとかでもそう)、これも完全にそれです。
自分だったらネネザチに挙げちゃう


喧嘩うんこ

ごくむすと美奈代と564の傑作。朝起きれないときに喧嘩うんこを聞いて笑って目を覚ましてた時期もありました。美奈代が表現の申し子であることはすでに知っているものの毎回毎回こちらの基準を何度も超えてきてすごい。初回公演がごくむすのアカウント凍結と同時に消えてしまったのは大きな喪失・・・


架空のヤリマン列伝

2023年のgoogle form大喜利でベストでは?面白い!投稿自体にもなんか他の企画より気合がみなぎってる感じしてイイネ!
あと全然関係ないけど、ヤチナツの漫画を見て女性のリアルだと思うのは偏り過ぎてるからほどほどにしといたほうがいいと思う!


記憶を消してもう二度と

ワールドスリーのプロジェクト独座の落語会で、2019年の時も凄かったけど今回も凄かった!特に最後のワースリの「メスガキ太陽純愛わからせスターバースト」は、映像で見ても十分すごいだろうけど、会場で見てた時、何が来るかいつ終わるかもわからない状態で異常な熱量を当てられ続けることになり、長いこととか下品なこと設定が多いこととかそういうなんらかの質量になりうるものを全部混ぜっ返して最後にまとめてぶつけられるような迫力があり、ウオーって思ってファンになっちゃうよねえ


バキ童セサル寝かしつけノーカット

超ハートフルな希望の持てる映像だった。


その他2023年の感想

 AI時代の狼煙があがったなあ!他の時代の狼煙もいっぱい上がってそうですけど、一番身近で感じられるのがAI時代狼煙です。今までの人生で大きな技術革新をあまり体験せず、電気も飛行機もインターネットも物心ついたころにはあり、SNSの出現も自分が本格的に乗っかれる年齢になる前に始まっちゃってたと感じていましたが、AI技術の進歩がこのタイミングで加速し始め、その出だしでいろいろ触ったり試したりできたりすると思うと、かなり楽しいです。2023年の前半はstable diffusionもGPT APIもいっぱい触ってなんかいろいろやれてて充実感がありました。人間って加速しててすげー。おじいちゃんになってもその時代の新しい技術を触ってこれすげーとかおもしれーとか言ってたいです。
 AIが進歩していく中で世界がどうなる予想みたいなのは散々されてると思いますが、理論こねくり回さず肌感覚で思うこととして、大喜利界隈みたいな中規模のコミュニティって貴重だなあという感想があります。もうXではインプレゾンビと呼ばれる人間のフリをしたbotみたいなのがたくさん出現してきて、そのうち巧妙さは増していってネット上では知らない人間と知らないbotの区別がつかなくなくなるだろうけど、そういう状況下で「あの人よく知らないけど名前は聞いたことある」ぐらいの人がたくさんいて「人間の保証はされているけれどどんな人かは知らない」人と新たに関わることができる中規模なコミュニティの貴重さが増していくんじゃないかなと思っています。そういう貴重さに注目した視点で今の大喜利の人たちとの繋がりを見てみると、別にAIと人間の区別がどうこうに限らず、いろいろなバックグラウンドの人と多少関わりながら趣味として楽しめることをやる場なんて当たり前にあるものではないという考えが生じ、まあいろいろ揉めたりはするしヤバいこととかしょうもないことも起きるけど、大喜利が楽しいだけじゃなくてコミュニティとしてもいいよねえと思うし、コミュニティがいい感で続いていったらいいよねえとも思います。

 世の中に面白いことはたくさんあるし、いろんなところにいろんな人が行くけれど、人が集めてきた面白いものを、大喜利の面白さみたいなのを軸にみんなで合体させていって、凄いものボコボコ生み出していってくれ!そのポテンシャルあると思うから!


2024年

 2024年、忙しくなりそうなものだけど、ネット大喜利をプレイヤーとしてもそれなりに続けつつ、登竜門も発展させつつ、技術の進歩にも乗っかりつつ、大喜利に関する何かを書くやら、大喜利っぽい何かを含んでいる大喜利以外の表現物も何かしら残すやら、できたらいいなあと思っています。
 あとボケルバ行くのと、あと警備員に会いたい。


以上、健やかにあれかし!

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