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ホントはキケンな同性婚

吾輩はゲイである。
吾輩は近年顕著なLGBT人権活動に対して反対の立場にある。
他国に関しては分かりかねるが、日本では制定された法律に問題があるからと言って即座に取り消したり、改定したりはできない。
法律の取消には時間が掛かることになる。
そうすると、取消までの間に問題が残る。
問題は悪用されることだってありえるだろう。
だから何でもかんでも法律をこさえることを気安くするべきではないと吾輩は考えている。
リスクはある。
それを軽んじ、あまつさえリスクなんて存在しないなんていう主張は理解してるなら悪意があり、理解せずに語るのなら浅慮というものだ。
賛成派は普通の概念、絆などと差別意識のある反対派を作り上げるだろうが、そうじゃない。

同性婚制定が先進的という幻想

同性婚の制定の話になると世界トレンドが引用されることが多い。
世界では約80ヶ国がLGBTの権利に関する法律があり、28ヶ国では同性婚が可能となっている。
28ヶ国の内、多くはヨーロッパの国々だ。
日本人は何故かヨーロッパの国々に対して人権先進国であるという認識を抱いており、結果として日本を人権後進国であると勝手に結論づけている。
ここが幻想だ。
彼らが優れている客観的事実は無いのだ。
犯罪率、経済で日本とヨーロッパの国々を比較してみるとどうだろう?
人権意識の強い国であれば経済はともかく、犯罪率が高いのは大きな矛盾なんじゃないだろうか?
日本では江戸時代では同性愛に関して文化として認められており、現代に続いている同性愛嫌悪の風潮は欧米から流入したキリスト教の文化だ。
未だにキリスト教は同性愛に対して否定的な意見を持ち、敬虔な信者ほど同性愛に否定的だし、同性愛矯正プログラムなんてものもある。
そう、彼らには同性愛を社会的に差別していた歴史がある。
「過去の誤ちを正すための活動」とお思いだろうか?
彼らは己の誤ちを世界の誤ちに拡大解釈して自分たちの正当性と正義感を主張しているに過ぎない。
1組で起ったいじめ問題を2組の生徒も一緒に謝らせようとしているようなものだと吾輩は思っている。

元ニュージーランド議員モーリス・ウィリアムソン氏のスピーチ。

この法案が採決されても、太陽は明日も昇ります。あなたの住宅ローンは増えたりしません。皮膚病にかかったり、布団の中にヒキガエルが現れたりもしません。だから、この法案で大騒ぎするのは止めましょう。この法案が通ることは、影響がある人にとっては素晴らしいものです。でも、そうでない人にとって人生は何も変わりません。
今、私たちがやろうとしていることは「愛し合う2人に結婚を認めよう」としているだけです。ただそれだけです。外国に核戦争を仕掛けているわけではありません。農業を壊滅させるウイルスをばらまこうとしているわけでもありません。
私たちの「愛し合うカップルを結婚させてあげる」という法案の何が間違っているのか分かりません。もちろん自分とは違う人を好きになれないのは分かります。それは構いません。でも、なぜ反対する人がいるのか分かりません。

残念だが、同性婚制度のあるイギリスでは実際に犯罪組織に悪用されている。
愛し合う2人の結婚を認めるだけでは済まなかったようだ。
http://glo12.com/news/archives/1592
この悪用は男女間の結婚制度で起こらないわけではないが、同性婚の場合、差別への抵抗感に漬け込まれて大した審査も罰も無いというお粗末な状況が語られている。
この制度によって外国籍の大量流入もあったらしく、移民問題が持ち上がっている現状ではそっちへの危機感も覚える。
勿論、純粋に愛し合うカップルだっているだろう。
そういう彼らの想いを叶えたいと思うのであれば、リスクとその対処として厳格な規則と違反による厳罰を設けることを自ら提言する必要があるんじゃないだろうか?
フランスでは「外国人パートナーは想定外」という対応をしているが、この部分の撤廃を視野に入れた制定を進められる危険性もあるので吾輩はこれも反対である。

賛成意見は本当に多数派なの?

昨今の人権活動の影響で「差別主義者」というレッテルを恐れる人は多い。
同性婚に関して、顔も名前も晒して異を唱えるのは非常にリスクが高い。
どこでどのようにとられたアンケートかは知らないが、「同性婚に賛成ですか?反対ですか?」という問いに対して「反対です」と答えるメリットはほぼ無く、デメリットばかりだ。
更に前述のように、同性婚によるリスクは説明されることはない。
多くの人々にとって同性婚への情報なんて多くない。
その是非を問われて正しい認識とそれを踏まえた回答なんて期待できるのだろうか?
また、同性愛者を身近に抱えていない限りは反対派は「全く関係のない他人の結婚を否定している」という格好になる。
それらを踏まえると、同性婚に対する賛否を問うアンケートは公正さと信用に足るのか疑問に感じるものだ。

今後吾輩はパートナーとどうなっていこう…

吾輩には10年になるパートナーがいる。
気分にムラっけがある吾輩とこんなに付き合いが続くのはひとえに彼の懐の広さ故だなと感謝を覚えることが度々だ。
これからも彼と共に生きていけるのであれば、我々は確かに現状では手術の同意書も書けないし、葬儀で喪主になることもできないし、生命保険の受取人になるのもなかなか難しいのだろう。
とは言え、先人たちの知恵で養子縁組によってこれらの問題をほとんどクリアできることも何となく知っている。
確かに日本の法律は吾輩と彼を夫婦と認めることは無いだろうが、殊更に我々の道を塞ぐ存在ではないと思っている。
とりあえず、まずはルームシェアから始めようかと物件を何となく眺める日々になっている。

吾輩の所感まとめ

・同性婚を制定することが先進的とは限らない。
・実はリスクだらけ。それをノーリスクとうそぶくことに不信感。
・アンケートも違和感。
(LGBT活動家そのものも何か胡散臭く感じちゃう)

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