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ゆるすこと はなれること

今日、藤井風の武道館LIVEのBluRayを観ていた。「優しさ」という曲に度肝を抜かれた2年ほど前のことを思い出した。「すごい人がでてきたぞ」って思ったのだった。

今日は、自分の中にもたぶんあるだろう優しさと、家族という、信頼している人の優しさを、この歌を聴きながら、思った。

あれから1年。赦すこと、を考え始めて1年。
私は、許すことができるだろうかと思いながら、言葉を綴り始めた。
1年経った。
何かに怯えることなく、自分のすべきことをひとつひとつ丁寧にして、一日の終わりに、近くの人と心からお互いを労うことは、それ自体がとてもかけがえのないひとときなのだと、毎日思う。優しさを踏みにじらないこと、優しさを嘲笑わないこと。それが当たり前である世界を失わずにいたい。

人の温かさや一生懸命さを馬鹿にして、傷つけた人って その後 どうなるんだろうって思う。被害者が増え続けないためにもできれば そういうことをしない人として生きてほしいと思う。

私はもう、その人と関わることがない、という確信があるからこそ、やっと手放せた。心を踏みにじられる恐れがあるうちから 相手をゆるすなんてこと、私にはできなかった。他者の心を平気で潰してしまえる人に対してできることは、離れること、ただそれだけだ。







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