折り合いをつける〜世界はひとつじゃないから〜
「心を亡くす」と書いて「忙」という字になる。
以前勤めていたところが、より一層多忙化していることを知った。あれ以上忙しい状況というのが想像できないのだが。つくづく「あそこは私の居場所ではなかったのだなあ」と感じる。何年勤めても、あの雰囲気に適応できなかった。働くことも、勉強することも、生きるための営みも、すべては所詮ポイント獲得の手段に過ぎない世界になっていたんだと思う。そこは、「私が心から見ることを望む世界」ではなかったんだと思う。世界は、それを見る人の数だけある。決して「