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データで知る日本の教育 〜女性校長の割合①〜

 先日、文部科学省による「令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査」の結果が公表された。

 毎年実施されているこの調査の中で、私が特に注目をしているのは女性管理職の割合である。今回の「調査結果の概要」には、令和4年4月1日現在の女性管理職の状況について次のように記されている。

○女性の管理職(校長、副校長及び教頭)は、15,103人で、令和3年4月1日現在から746人増加。
○女性管理職の割合は22.3%(校長19.3%、副校長及び教頭25.0%)で、過去最高の割合。

「増加」「過去最高」という言葉が並んではいるが、女性管理職の割合は22.3%と半数には程遠く、校長に関しては2割にも満たない。
 また、これはあくまでの全国平均の数値であり、都道府県による差が大きい。ちなみに、女性校長の割合が「高い都道府県」と「低い都道府県」の1位から5位までは次のようになっている。

【都道府県・政令市、校種別等の結果については下記のURLを参照】
https://www.mext.go.jp/content/20221222-mxt-syoto01-000026693_50.pdf

(つづく)

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