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クレーマー

 静岡県の川勝平太知事は、その発言がたびたび物議を醸すことで知られている。

 たとえば、2021年10月には、参議院の静岡選挙区補欠選挙に出馬した山﨑真之輔氏(浜松市出身)への応援演説を浜松市内で行った際、対立候補の若林洋平氏が前・御殿場市長であることから、浜松市と御殿場市とを比較して次のように発言した。

439ある静岡県の食材のうち、3分の2以上がここ(浜松市)にある。あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない。

 この発言は御殿場市民を激怒させたのみならず、多くの静岡県民、そして国民を呆れさせてしまった。

 この「コシヒカリ騒動」だけでも知事としての資質を疑いたくなるが、それに輪をかけて残念なのが「リニア中央新幹線」の静岡県内での着工を巡る一連の発言である。

 先日の静岡県議会でも、川勝知事が口にした「リニア」問題の「解決策」に関する質問が続いたが、その答弁は質問内容との整合性を欠き、「詭弁」「幼稚」「支離滅裂」だと散々な評価だった。

 ここまでくると、「どうしても静岡県内を通したくない」と意地になっているとしか思えない。


 元・学校関係者としては、
「こういう人物が学校の近所に住んでいたら、きっとクレーマーとしてやっかいだろうな~」
 と思ってしまう。

 だって、
「登校中の生徒たちがうるさいから、すぐに通学路を変えろ!
 ウチの前の道は絶対に通さない!」
 とか言ってきそうだもん。

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