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お茶目なネパール人

彼は、先日一緒にお仕事をしたネパールオリンピック委員会の一員、アユシだ。

彼について書きたくなったのは、彼の人柄や彼と一緒に仕事する中で気づいたことがたくさんあったからだ。

まず、彼が日本に来た理由は、田村市とネパールオリンピック委員会が合宿地提携を結んで、東京五輪に向けてマラソンの競技力向上していこうというプロジェクトのために来日した。
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まず彼の人柄というのは、とにかくお茶目で、ひょうきんで、純粋。
小学生のように、初めての日本にはしゃぐところ、好奇心の塊のように、目に見えたもの全てを不思議がるところ、街を歩く時、車で移動する時、質問攻めにあうほどだ。

質問攻めにあってる時に、答えられないことが多々あった。そこに疑問を持ったことが無かったなと、何度も気づかされた。いつも見る風景だと、そこに疑問を持たなくなっている。だけど、私も彼のように海外で初めて見るものに対して、何でも不思議だし、何だろ?何の意味がある?とよく心の中でつぶやく。だから、彼が質問したくなるのが良く分かった。

彼は、人をいつも笑わせていた。意図的なのかそれが普通なのかまでは分からなかったけど、とてもそれが面白くて、たくさん笑った。
今回のプロジェクトの一環での北海道マラソンに向けての合宿は、レース前ということもありピリピリした雰囲気になってもおかしくない状況だった。彼のおかげで、食事やちょっとした時間、とても楽しく過ごすことができ、きっとそれに私以外の他のメンバーも自然と助けられたのではないかと思う。

たくさん笑うと、少々大変なことがあっても、楽しかったなという記憶になるような、それも笑いのチカラなのかなと思う。

実は、このマラソン前の合宿に向けての自分の準備が間に合わないかもしれないと、不安になる事もあった。そんな事も忘れ去るくらいだった。また合宿の初日はネパール選手も私も緊張していたと思うが、それもいつの間にか和んで、食卓にはいつも笑いがあった気がする。

北海道マラソン当日、彼と応援するために沿道を回っていた。彼は沿道で応援する人たちにとても興味を持ったようで、友達や知り合いが通った後も応援し続ける姿にすごく感動していて、何度も日本人は素晴らしい!って言ってくれた。待っている間、彼はランナーより沿道で応援する人たちにをずっと見ていた。そして、日本人から学ぶことがたくさんあると言ってくれた。私はその光景も見慣れてしまっていたなと気づかされた。
電車に乗ったり、街を歩いたり、日常生活もネパール出身のアユシと一緒だと、新鮮だった。近くの人から英語で話しかけられたのも、新鮮だった 笑
初めは英語に大いなる不安があり、ちゃんとコミュニケーション取れるかな?って思ってたのに、アユシと会話したり質問に答えていくうちに、そんな事も忘れていた。言葉の壁も忘れさせてくれるくらいで、後からとてもそれが嬉しかった。
もともと海外の人と話せるようになりたい!と思って、細々と英語の勉強を再開(高校以来…)したけど、英語を勉強していて良かったと思った。
そんな彼を通して、たくさん気づかされた数日間だったし、彼の人柄にもたくさん助けられたなと思う今回のお仕事だった。

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