英語学習、筋トレ、読書、朝活etc。。。続きづらいことを続ける方法。

例えば新年、例えば4月1日、例えば誕生日。人間であれば、"今日からなにか良いことをはじめるぞ!"と意気込んで、決意を固めることがあるはずです。

英語、筋トレ、読書、朝活、とかそんな感じでしょうか。

しかし、ほとんどの場合が三日坊主で終わります。さすがに3日で終わるのは意志が薄弱すぎると思いますが、1年後にその決意がゆらぐことなく行動として残っている人はかなり稀なのではないでしょうか。

僕は、これら続きづらいとされていることを実際に続けた(ている)実績があります。例を挙げると:

・英語は(ほぼ)毎日30分約1.5年間勉強して、ほとんど喋れなかったところから、全く不自由なく話せるようになった。
・筋トレは、2年以上続けていて、ベンチプレス100KGの目標を達成した。
・読書は、大学生の時から年間50冊のペースは10年以上変わっていない(最近は動画で学習することも増えているので、多少減速気味)
・半年前から始めた朝活は、平日の朝、ほぼ毎日(深酒してない限り)7時にOpenと共にスタバに入って副業をやっている。継続中。

"継続は力なり"系の事象はすごく多いです。でも、直近でやらなくても特段明日の自分にインパクトが出ないからこそ、結局易きに流れて長期的に重要だと分かっていても、多くの人が続けることが出来ません。

結果として、月日が経った時に、なんて無駄な時間を過ごしたんだと後悔します。もしくは、コツコツやっていた同僚との差を実感することになります。

ということで今回は、続けづらいことを続けるぼくなりのコツをまとめたいと思います。(科学的な裏付けがあるものではないので、ご了承ください)

これで多くの人が継続の挫折から解放されると嬉しいなと思いますので、ぜひ読んでみてください!

1. いきなり"完璧"を求めず、超簡単なところから始める。

これはすごく重要だと思っています。

多くの人がやってしまうミスが、なにかを思い立ったモチベーションそのままに、ありえないぐらいハードルの高いアクションプランを設定してしまうことです。

例えば英語学習だったら、TOEFL満点ガイド、みたいな半端ない分厚い教科書をいきなり購入するタイプです。

気持ちはわかります。思い立った時は、英語が喋れるようになって出世した自分、海外赴任になってバリバリ仕切っている自分が目に浮かんで、そこに最短距離で行くためならどんなハードルでも越えていける気がするものです。

でも、このパターンは十中八九失敗します。最初の1週間はモチベが高いので気合いで出来ますが、だんだんツラさに対して自分の進捗が見合わなくなってくるのです。

"俺にはセンスがないんだ"
"この参考書が悪いんだ"

このような心の言い訳がだんだんと出てきます。やっていることを信じられなくなったらもうおしまい。人間の心は弱いので、初期の動機だけでは続けられないのです。

もともと出来なかったことに挑戦しているんだから、ちょっとずつ進歩している自分を感じられるような難易度に設定しないと、挫折感が強くなって諦めるのは当然です。

例えば、最初は中学校向けの教科書レベルの単語帳で良いんです。もしくは、毎日Youtubeで自分の好きなテーマを英語で見るとか、Netflixを英語で見るとか、そんなところから始めれば良いんです。

筋トレだったら、いきなり超複雑なボディビルダーがやる種目はやる必要はありません。腕立て伏せでもスクワットでも、やらないよりはやったほうがマシ、ぐらいから始めたほうが、結果として続きます。

人間進捗があるとハマります。やりはじめは、いかにハードルを下げて進捗を感じるか、に焦点を当てることが大事です。

"俺もなかなかやるな!"という日々の満足感が必要なのです。

2. 日常的にやっていることとセットにして習慣化を試みる

まず上で説明したように、完璧ではなく、簡単なアクションプランを決めたら、あとはそれを徐々に頻度をあげて習慣化していくことが大事です。

ここで覚えておきたいことは、”気合いでは習慣は変えられない”ということです。

ホメオスタシス、エントロピー増大の法則、自己保存、etc...、とかく自然界にあるものは、放っておけば"現状から変わらない"ように動くと相場が決まっています。

現状から変わることを強いられることは、凄まじいストレスなのです。そのストレス反応から無意識にあなたをDNAが守るのは、ある意味では当然の摂理でしょう。

DNAレベルで変えるなーー!と叫ばれているのに、意志の力で争うのは並大抵のことではありません。これが、気合いでは習慣を変えることが出来ない理由です。

なので、すでに確立されている習慣に、新しい習慣をまずはタグオンしてしてまいましょう。そして、新しい習慣が慣れてきたら、その頻度を増やしたり、既存の悪い習慣と入れ替えたりするのです。

例えば、人間ならばおよそ持っている毎日の習慣は以下のようなものです:

・排泄 15分or7回/日
・食事 1.5時間/日
・通勤・通学 人によりけり
・スマホを見る 人によりけり

あくまで一例です。これらを、あなたの習慣化の時間にしてしまえばいいのです。

例えば、トイレの時間は必ず英単語を新たに1つ覚える。と決めましょう。難しくないはずです。これだけで、1日7単語。一週間に50単語。一ヶ月で200単語。年間で2400単語に達します。一般的にネイティブが日常的に使っている単語数は3000単語と言われているので、これだけで十分セミネイティブぐらいにはなれるわけです。

読書習慣を付けたいんだったら、通勤の時間を読書にあてましょう。通勤全部がキツイなら、最初の三駅分だけは読むようにしてみましょう。もしくは、それこそスマホで、トイレの時間で必ず読むようにしても良いと思います。年間50冊はどうか分かりませんが、月に1冊は必ず到達すると思います。

これを、いきなり毎日家に帰ってから机に向かって勉強!とか、読書!にすると、続かないわけです。

まずは、必ず毎日発生するものにタグオンして徐々に、でも確実に、息をするように続けていきましょう。

3. 他者を巻き込む

人は、誰かと同じことを一緒にやる、もしくは、誰かに勝つ、ということが好きです。

前者は、何かを共有できているという共依存な安心感に起因する気がします。後者は、人類の本能とでも言うべき特性ですね。

ちなみに、同じことを一緒にやって誰かに勝つ、という上の二つのコンビネーションの最たる例が、ワールドカップとかオリンピックです。国のメンバーと一緒に応援して、他国を打ち負かす。スポーツがあんなに盛り上がるのは、人が本質的に好きな要素を備えているからだと納得できます。

ということで、これをあなたの行動原理にも入れてしまえばいいんです。

誰かと英語を一緒に勉強して、一緒にアメリカ旅行を企画する。
一緒に筋トレして、どっちが期間内で重量を伸ばせるか勝負する。
読んだ本の内容を週に一回、お互いに発表しあって知見を深めあう。

どうでしょうか。1人でやるよりは成功確率が上がっていると思いませんか。

ぼくも、筋トレに関しては8人ぐらいの筋トレラインがあって、いまでも時々あつまって個人ジムみたいなとこを貸し切って合同トレーニングをやっています。競っているわけではありませんが、前回より伸びていると秘訣を聞かれたりして、それをシェアしているときのあのドヤ感たるや病みつきになります。(なにより、そのあとみんなで飲む酒がうまい。)

また、人を巻き込むと、自分だけで決意しているよりもコミットメントレベルが上がります。つまり、"もう人に言っちゃったし後には引けない。。。"という心理を利用しているわけですね。

まとめ

続けづらいことを続ける。そのためには、精神論だけでなく、構造的に継続できる仕組みを作ることが不可欠です。それは:

1.いきなり完璧を求めず、超簡単なことから始める
2.日常的にやっていることとセットにして習慣化を試みる
3.他者を巻き込む

この三つにだと考えています。

長期的に重要だけど急ぎではないこと。それは、あなたにとって将来ものすごく大きな変化を及ぼす可能性が高い事案です。明日から、超簡単なことから始めてみませんか?それでは!

石井

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