AppleScript基礎テクニック集の新刊を刊行
macOS向け電子書籍の新刊を2冊同時に刊行したので、そのお知らせです。プレゼン資料風味で、長文を読むことなく図で内容を把握していただこうというシリーズ、「AppleScript基礎テクニック集」の32、33冊目。通巻で93、94冊目です。
今回の新刊は、比較的初心者向けのシリーズ本
「AppleScript基礎テクニック集」は、macOS標準搭載のスクリプト言語「AppleScript」の「基礎」についてテーマごとに解説する電子書籍です。PDFでご提供しているため、Mac上やiPad、iPhone上でもご覧いただけます。
横長の判型を採用しており、なるべく文字を用いずに図で説明するフォーマットを採用しています。プレゼン資料風味といったところでしょうか。
(32)複数のアプリをコントロール
身の回りの存在している雑多な作業は、1つのアプリだけで完結せず、複数のアプリを使って行うことが多いと感じます。このあたり、「専用のアプリがないと何もできない」スマホとは流儀がぜんぜん違うところです。
複数のアプリにまたがって、アプリAの情報をアプリBに伝えてデータを作成したい。あるいはアプリAの書類aの情報をもとに書類bにそれを反映させたい(表の大きさ、各桁の幅など)といったときのノウハウをわかりやすく解説しています。
(33)選択中のオブジェクト取得
画面上で選択しているアプリのオブジェクト情報にアクセスして、人間が指し示した内容をスクリプト側で読み取って、処理を行い、もとのオブジェクトに反映させる……AppleScriptではそうした処理を、予約語「selection」を通じて行います。
AppleScriptはアプリの外部で実行されるシステムですが、プラグインのように振る舞うこともでき、アプリ外部で動くために大量にインストールしてもアプリ自体の動作が重くなることもありません。
この機能を実現するのがselectionという予約語であり、本書はその代表的な例を具体的にサンプルを提示してご紹介するものです。