Piyomaru

Macを使った仕事のワークフローをAppleScriptなどで自動化して、勝手にMac…

Piyomaru

Macを使った仕事のワークフローをAppleScriptなどで自動化して、勝手にMacに処理させるシステムを多数開発。電子書籍を90冊以上執筆。元・UNIX USER編集部。 電子ブックストア https://piyomarusoft.booth.pm

最近の記事

Markdownを使わなくなった

電子書籍を書くのに手っ取り早くて便利、という触れ込みで手を出してみたMarkdown。HTMLから装飾関連の記述を大幅に削ぎ落としてシンプルにしたマークアップ言語ですが、電子書籍作成用には使わなくなりました。その理由とは? Markdownは何と比べてよかったのかMarkdownエディタでMarkdown書類を、来る日も来る日も書いていた……そんな時代もありました。たしかに、向いている用途にはいいと思います。ただ、向いているものがあまり多くないのが問題です。 Markdo

    • 有料記事のタイトル画像研究

      noteの有料記事のタイトル画像をいろいろ研究してみました。 本や記事は「顔」が命です書籍や雑誌、電子書籍も、「顔」となる表紙によって売れ行きは変わってきます。noteの有料記事も、タイトル画像の作りによって、売れ行きが変わってくることでしょう。 そこで、実際に有料記事のタイトル画像をいろいろながめて、その傾向を分析してみましょう。 タイトルが画像に入っている多くの例で、タイトルの文字が画像に入っているようです。入っていないものもありますが、圧倒的に入っているものが多い

      • note有料記事化の方策

        できない、と書いておいてナニですが、できる方法を考えてみましょう。 有料記事を購入する側の心理記事そのものの価値を認めて購入する、という例はきわめて少ないものと考えます。 いくら記事に間違いがなく、文章がこなれていて誤字脱字がなく、そして有用だったとしても、おそらくそれを認めて購入する人はほとんどいないでしょう。 おそらく、記事そのものではなく、「この記事が好き」だとか「書いた人が好き」といった、好き嫌いの問題。そして、この好きだとか嫌いだといった「感情」が発生するのは

        • noteの有料記事を書ける気がしない

          有料記事を公開できるのが売りのnote。しかし、さっぱり有料記事を書ける気がしてきません。 卵が先か、鶏が先か?いい記事を書いて、支持層を広げて、実績を積んで、有償記事を載せていく。 ……有料記事を公開するところまで進めるのは、そういう野球で甲子園やメジャーを目指す的な、紅白戦→地区予選→県大会→全国大会といったステップを踏んだシナリオだろうと考えていましたが、そういうものでもないようです。 いわゆる、卵(有料記事)が先か、鶏(読者の支持率)が先か? という話になるわけ

        Markdownを使わなくなった

        マガジン

        • ぴよまが!
          48本
        • 練馬区最強Macユーザーをめざすマガジン
          79本
        • App Engineer Journal "猛者"
          47本

        記事

          MacBook Air 15インチに貼るテプラ

          デザインに凝りすぎた製品って、どこかに無理が出るもので。MacBook Air M2にも、がまんできずにテプラを貼ってしまいました。 15インチAirに貼るのはこれが最初じゃないMacBook Air M2 15インチは、製品名すら本体に書かれていないほどデザインにこだわったマシンですが、やはりデザイン側に振りすぎると無理が出ます。 1人よがりなデザインを行なった挙句、現場でテプラを貼られまくったどこぞのコーヒー自販機がその手の存在としてあまりにも有名ですが、MacBoo

          MacBook Air 15インチに貼るテプラ

          Pages+AS本で必要になって追加で強力なScriptを書いた

          電子書籍の作成上、どうしても必要だったAppleScriptを書いて使ってみました。 フォント見本の記事が引き起こすPDFの容量増大いま書いている電子書籍のPages書類上に「フォント見本帳」みたいなページがあって そのままでも見た目はよいものの……そのままPDF化すると、やたらとたくさんのフォントが埋め込まれてしまい、PDFのサイズが理不尽なレベルまで増大。 そのため、テキストオブジェクトではなく「画像」としてPages書類上に配置しておいたほうが、フォント埋め込みが

          Pages+AS本で必要になって追加で強力なScriptを書いた

          左手デバイスの決定版がない

          いわゆる「左手デバイス」と呼ばれる、ちょっとまとまった操作を指示する、タイパ向上デバイス。設計思想が「ちょっとした操作を行う」レベルにとどまっているので、決定版になっていないことが残念です。 左手デバイス数個から二十個ぐらいの物理キーを持ち、そのキートップの表示内容を切り替えたり、機能を切り替えることで、アプリのメニューの奥にある機能などをキー操作一発で呼び出せるというパソコン用の周辺機器です。 キー入力内容を登録してちょっとした定型文をワンキーで入力するとか、いくつかの

          左手デバイスの決定版がない

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑪

          他の作業を行ったり、他の本を書いて仕上げたりしている間に、ずーっと停滞していたPages+AS本(目下、330ページぐらい)。だいたいこんなところで悩んでいた、という説明です。 お悩みポイント1:Kindleリーダーへの言及Amazonの電子ブックリーダー「Kindleリーダー」に言及すべきか悩んでいました。 もともと、Kindleリーダーは画面も狭いし白黒なので、自分が一切対象にしてこなかったプラットフォームなのですが(iPadなどのタブレットかパソコンで読んでほしい)

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑪

          小型バッグに入れやすい、薄型ゲームコントローラ

          ゲームコントローラは、ある程度「厚み」があったほうが操作しやすいですが、持ち歩くとなると話は変わってきます。 バッグに入れて持ち歩くゲームコントローラ正気か? と、言われてしまいそうですが、プログラム書いたり資料作りをするかたわら、気分転換に喫茶店でもMacでゲームで遊んでしまうほうなので、よくゲームコントローラを持ち歩きます。 プレイするのは、短時間でゲームが終わるタイプのものばかりなので、長時間やりこむわけではありません。ボンバーマンとか、戦場の絆ポータブルとか。

          小型バッグに入れやすい、薄型ゲームコントローラ

          スクリーンショットをAppleScriptで超強力に

          AppleScriptで何かアプリやmacOSの機能を呼び出せる、といっても「どのように使うのか分からない」「どんな用途に使うのか分からない」という声が聞かれました。そこで、日常的な用途でAppleScriptを使えるとどう操作の質が変わるのか、具体的な実例をご紹介しましょう。 スクリーンショットをAppleScriptで画面の表示内容をそのまま画像ファイルに書き出す、スクリーンショット機能の活用を例に示します。 ここでは、スクリーンショットをAppleScriptで実行

          スクリーンショットをAppleScriptで超強力に

          レトロCG本、発売に

          ここで「レトロCG本」と呼んでいたものが完成、発売になりました。92冊目の電子書籍です。 大昔のコンピュータグラフィックスを味わう本1980〜90年代の8ビットPCの時代のコンピュータグラフィックスの代表的なものを、最新の環境で再現して楽しもう、味わおうという1冊です。 実に、92冊目の電子書籍。Pages本が「あと一歩」のところで足踏みしているので、91冊目を92冊目が追い越すという珍現象が発生しています。 その時代の古い書籍をあさって、見目麗しいCGの作例を集めて、

          レトロCG本、発売に

          Mac mini M4は小型化する?

          このところのMac系の噂では、2024年10〜12月に登場すると見られているMac mini M4モデルの筐体が一新されるという話が出ています。 噂の共通項をさぐるさまざまなYouTuberが同様に噂を流しており、 ・M4搭載のMac miniは筐体が変更になる ・M4 Mac miniは小型化されるらしい ・筐体サイズはApple TVよりも少し厚みがある程度らしい ・電源は本体内に格納されるスタイルが維持されるらしい ・筐体サイズが小型化されても、価格は下がらないらし

          Mac mini M4は小型化する?

          あえて中古の古いスキャナを買ってみた

          あえて、サポートが終了した古いスキャナを購入。ドライバのインストールなしでMacで認識されるものでしょうか? サポートが終了した古いスキャナを購入CannonのCanoScan LiDE210の中古品を買ってみました。古いとかいいつつ、先日まで使っていたEPSONの複合機よりも新しい、2010年発売の製品です。 もともと、macOSではドライバのインストールなしでも、イメージキャプチャ.appから操作してスキャナから画像スキャンできます。 中古でサポートの終わったスキャ

          あえて中古の古いスキャナを買ってみた

          15インチMacBook Airの欠点

          非の打ちどころのない15インチMacBook Airですが、欠点がないわけでもありません。 13インチにはない、15インチ独特の欠点使いはじめた初日から気づいていましたが、使っているうちに気になってきました。 13インチMacBook Airも同様なのかと確認したみたら、そうではない様子。 それは、 ACアダプタの位置が筐体の隅にないこと。 「人間工学的に、その位置はどうよ?」 と、毎回言ってしまいたくなります。 ACアダプタをつなぐときに、場所がわかりづらいの

          15インチMacBook Airの欠点

          レトロCG本 ここがポイント?!

          ダイアログ上にレトロCG画像を描画するプログラムをまとめてみたものの、何かが足りないと思っていました。 何か足りないレトロCGを描くAppleScriptのプログラムを掲載・紹介する「AppleScriptでたのしむレトロ・グラフィックス プログラム集」。 こぎれいにまとまってはいるものの、何かが足らないような気がします。 それは、ひとことでいえば「狂気」。 マジか?! なにやってんの、これ!!!!! ……と、思わず絶叫してしまうような「何か」です。 GUIアプリ

          レトロCG本 ここがポイント?!

          レトロCG本 実は作っています

          何かに行き詰まると、何か別のものを作ったほうがトータルで見ると効率がいい。というのは真実であるような、言い訳でもあるような。1つ言えることは、人間のやる気というのは有限の資源であり、やる気がすり減ると回復が大変だということです。 後から着手した本が先行する本を抜かすことって、よくあるよねそんなわけで、Pages本があと残り1割ぐらいというところで足踏みをしている間に、アイデアスケッチレベルで試作していた本がこれです。 知り合いに見せたら「試作品じゃないじゃん、もうこれ完成

          レトロCG本 実は作っています