Piyomaru

Macを使った仕事のワークフローを自動化して、勝手にMacに処理させるシステムを多数開…

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Macを使った仕事のワークフローを自動化して、勝手にMacに処理させるシステムを多数開発。初心者向けから上級者向けまで、幅広い電子書籍を90冊以上執筆。元・UNIX USER編集部。 電子ブックストア https://piyomarusoft.booth.pm

最近の記事

M1 mini vs M2 Air vs M2 miniベンチマーク

手元に開発機を含め、Apple Silicon Macが3台集まったので、いろいろAppleScriptでベンチマークを行なってみました。 全体的な速度の印象はM1 mini<M2 Air<M2 miniテストに用いた機械は以下のとおりです。 M1 mini: Mac mini M1, RAM 16GB , macOS 13.6 M2 mini: Mac mini M2, RAM 8GB, macOS 14.6 M2 Air: MacBook Air M2, RAM 16

    • MacBook Air用のUSB-Cハブ選択

      M1 Mac miniにUSB-Cハブをつないで使っていますが、M2 MacBook Airにも持ち歩き時のUSB-Cハブを用意しておく必要を感じます。 もはや必需品どうしても、USB-Cハブは必要です。Macのラインナップでいえば、Mac Pro以外ではもう「必須」と言ってもよいでしょう。ただ、製品が多すぎて困りものです。正直、選びきれません。 とりあえず、何の機能が必要かをリストアップすることで、条件をしぼってみましょう。 MacBook Air M2の本体にはUS

      • MacBookのキーボード清掃用Script

        Apple Silicon Macでは、電源を落としていても画面を開いたり、何かのキーを押しただけで電源が入ってしまい、キーボードの掃除をするのに不便という話を見かけました。そこで、キー入力があっても無視すればいいじゃない、ということで簡単なAppleScriptを書いてみました。 不屈のMacBookApple Silicon Macのポータブル機を手にしたのはM2 MacBook Airがはじめてのことなので、割と驚きの連続です。 いわく、 ・電源をオフにしても画面

        • M2 MacBook Airに放熱周辺機器を

          ファンレス機を使うのは、このM2 Airが久しぶりのこと。それほど熱くなることはないのですが、ねんのために放熱のための周辺機器を引っ張り出してきましょう。 ファンレス機なので放熱は必要かも思えば、ファンレスのパソコンを使うのは久しぶりです。PowerBook G3 400あたりは搭載していなかったような気がします。 気づけば、パソコンには放熱ファン搭載が当たり前。ファンレス機は本当に久しぶりです。 MacBook Air M2はそれほど熱くはならないものの、さすがにゲー

        M1 mini vs M2 Air vs M2 miniベンチマーク

        マガジン

        • 練馬区最強Macユーザーをめざすマガジン
          63本
        • ぴよまが!
          38本
        • App Engineer Journal "猛者"
          47本

        記事

          M2 MacBook Airで本気利用バッテリーテスト

          18時間とかの化け物じみたバッテリー駆動時間を誇示するApple Silicon世代のMacBook Air。AppleScriptでアプリをこづき回すような容赦のない使い方をすると、どのぐらいバッテリーが保つものでしょうか。 速度はM1 mini < M2 Air< M2 miniぐらいちょうど開発機(仕事が終わったら返却する機械)としてMac mini M2が来ているので、合わせて身の回りのScriptでベンチマークを計ってみたところ、M2はM1の10%増しぐらいの速度

          M2 MacBook Airで本気利用バッテリーテスト

          整備済みM2 MacBook Air 15インチを

          ここしばらくMac miniをメインマシンとして利用してきました。コスパ最高、パワーも申し分ないMac miniでしたが、「持ち歩けない」という最大の弱点があったのです。 Mac miniは持ち歩きにくかった……お前は何を当たり前のことを言ってるんだ? と言われそうな話ですが、実は私はMac miniを持ち歩くつもりでした。実際、何度か持ち歩いて使ってもいます。 ディスプレイとしてiPadを、キーボードとマウスはApple純正のものを持ち歩けば、「デモなどに持ち歩け……な

          整備済みM2 MacBook Air 15インチを

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑩

          完成を前にして、ちょっと足踏み状態が続いていますが、必要な道具はそろえておかなければなりません。オマケに収録するScriptを追加して書いてみました。 指定したPages書類のフォント情報(PostScript名)を抽出するまずは、ダイアログで選択したPages書類からフォント情報を抽出するAppleScriptを用意しました。本書についてくるオマケです(以下同様)。 ここでは、フォント情報関係のものだけを紹介しているだけで、これがすべてではありません。 まずは、1つの

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑩

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑨

          8割ぐらい出来上がってきて、読んでみた「読後感」もよくなって、それでもまだ完成しない部品で引っかかっている今日このごろ。 8割方できても完成しない……こともある全体の完成度は、まっすぐな右上がりのグラフに……なりません。 どこか途中でひっかかる場所があります。それはもう仕方がないのですが、この本はいまそういう段階です。ほぼ部品がそろってきて、できていないものもある状態。 この停滞を打ち破れれば、一気に完成。そのまま停滞していると、つらいつらい「塩漬け」モードに入ってしま

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑨

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑧

          電子書籍「Pages+AppleScriptで本を作ろう」をけっこう作り込んでいます。今月中に出る……のか? 本の部品の作り方を説明全体は準備、実戦、応用という構成になっていて、かんたんなものから高度な内容へと徐々にステップアップする構造になっています。 当初、先頭にあった「本」に関するさまざまな知識を養う解説については、仲間内で、 「プロ編集者の養成本じゃないんだからさー」 「読者は、とりあえず本が作れればいいと思ってるんだから、そんな志の高い内容を読まされても困るぞ

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑧

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑦

          電子書籍「Pages+AppleScriptで本を作ろう」の冒頭部分の「つかみ」を強化しています。 タイトルどおりの印象を受けなかったのでとりあえず書けるところから着手してみたところ、現状では「Pagesの教則本」みたいな印象を受けました。本書は、面倒な作業をAppleScriptに行わせることで、強力に電子書籍の制作が行えることを示したいです。 本書の付録には、本書を記述したPages書類そのものを入れる予定です。つまり、本書のレイアウトや色を変更して、1冊の本を作って

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑦

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑥

          40%ぐらい作ってみたので、試しに1冊分まとめてPDFに書き出して、iPadに転送して印象を確認してみました。 頭の中で考えたイメージと実物とのズレを確認一応、4割ぐらいの内容に手をつけてみた(書いてみただけ、完成レベルではない)ので、思い通りの仕上がりになっているかどうか、1冊分すべてPDFに書き出して確認してみます。 これは、Pagesに標準で備わっている機能ではなく、自分が(必要に迫られて)AppleScriptで書いたものです(そして、本書の付録としてついてきます

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑥

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑤

          Macユーザーなら誰でも無料でMac App Storeからインストールして使えるワープロソフト「Pages」。いきなり「本を作れる」といっても、ステップ幅が大きすぎるため、基礎的なところから説明することにしました。 ステップ・バイ・ステップで基礎的なレベルから「本」のレベルへいきなり「本を作ろう」と言っても、スタート地点からじょじょにレベルアップしていかないとわかりません。 まずは、テキストエディタ(CotEditor)上で本文を入力してみましょう。 いきなりPage

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑤

          WWDC24でM4 Macが出てくるかも、という噂

          「出ない」という噂と、「出る」という噂の両方が出回っているので、一応書いておくべきぐらいの内容です。 WWDC24の焦点は、2+1WWDC24のテーマは、「生成AI」「iPadのOS」「空間コンピューティング」の3つです。 生成AIについては、LLMの小型版のSLMを用いて、言葉で何かいい感じの処理を行なってくれるかもしれません。現行のSiriではTim Cookには役立つのかもしれませんが、世間の大部分のユーザーは満足できそうにありません。 iPadOSについては、m

          WWDC24でM4 Macが出てくるかも、という噂

          検討中:かるーいScriptingの本

          「マニアックかつ実用的な本」だけを出していては、なかなかユーザーを増やすことは難しいところ。そこで、「ちょっとだけ興味がある」人たちに訴求する、かるーい内容のものを企画してみるのですが、これがなかなか難しいところです。いや、これが一番難しいんですって! これまでの取り組み:①Scriptえほんシリーズ画面キャプチャを中心に構成し、イラストを多用した本(=えほん)を企画してみました。作るのが超大変なのに、これが超売れない。手にとっていただけない。なるべくページが増えないよう構

          検討中:かるーいScriptingの本

          Cocoa Scripting Course #9 File Processing完成

          AppleScriptからCocoaの機能をバリバリに呼び出して活用しようという本、Cocoa Scripting本の#8と並行して作っていた#9を完成させました。通算90冊目の電子書籍です。 2冊ならべて分量調整#8のFile Path Processingと#9のFile Processingはもともと1冊の本として企画していたものですが、いかんせん分量が多すぎたので2冊に分けたものです。 ファイルパスの処理と、ファイル処理。 つまり、1冊分を書き上げて2冊目……と

          Cocoa Scripting Course #9 File Processing完成

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた④

          巨大な作り物をしなければならず、途中で作業が止まっていましたが、「Pages+AppleScriptで本を作ろう」がこの作り物を終えたことで、前に進みそうな気配です。 Pages本の1つの山、印刷してホチキス留めして作る小冊子Pagesで本を作って、ページ数が少ないものであれば、プリンタで両面印刷してホチキス留めして簡易製本してもよいのでは? と思い至りました。 このためのAppleScriptを企画して、仕様書なども作っていました。これを「パーソナル面付けScript」

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた④