#10 曲を作るということ②
こんにちは、なかじです。
#なかじのじかん 、始めます。
前々回で①を書いた続きです。
何かタイトルと少し路線が外れていってる気がしますが、もう少しお付き合いください🙇
高校1年の秋~冬にかけて。
別の高校に行った幼馴染み(僕には二人の幼馴染みがいます、二人とも男)の家に頻繁に行くようになって、最初は楽器を眺めたり、音楽雑誌なんかを読んだり、音楽のあれこれを話したりするくらいでした。演奏するまではいかなくて。あ、頻繁に行く前くらいかな。
で、彼はベースの他にエレキ一本と、そして僕の人生に大きな関わりを持つアコースティックギターを所有していました。
彼は中学卒業くらいからギターを練習していたみたいで、それから半年、少し弾けるようになっていて。特にアコースティックギターは初めて見たものだったので、ちょっとこれ弾いてみてよ、と言って、最初の一音、ジャーンとなった瞬間、
「俺、これ(アコースティックギター)と長い付き合いになる」
って、その一音で勝手に思ってしまったんですよね。
理由はわからなかった、ただただ、アコースティックギターの音色に興味のベクトルを120%持っていかれたのは確かだった。これやりたい、じゃなく、これやる、みたいな。
でもそんな衝撃がありつつも、現実は違う方向に。
幼馴染み二人がギターで、僕はベース。
ベース、何それ?から始まった。
最初バンドを組んだのは、幼馴染み3人バンド。
楽曲はそのギターを持っていたやつの好きな曲を次々コピーしていくというものだったけど、GLAYとかL'Arc~en~Ciel、はたミッシェルガンエレファントやNOFX、イングヴェイもやったっけ。選曲無茶苦茶でしたけど、ある程度弾けるようになって行った。
その後、大好きなX JAPANを片っ端からフルコピーしていく僕。X繋がりで加入したバンドがあったり、僕がバンマスでやっていたバンドがあったり音楽漬けの日々が始まっていきました。この辺から、お金を貯めてギターを買い曲を作るようになっていくわけです…
さて、
前置きが長くなりすぎましたが、
何故、曲をつくるのか?
ということ。
小学校では自己表現全開のわんぱくマンが中高では成りを潜め、静かな6年を送った、そのエネルギーが曲を作るというきっかけになったのは確かです。
まあただひっそりと学校生活を送っていたわけではなく、ある程度友達もいたし、遊びもした。部活も活躍していた方で、好きな子もいたし、告白も何度かされた。ひっくるめて楽しかった!と言えるけど、ふとしたどこかで、何か空虚な、ぽっかりとしたものが胸にあったんですよね。
その気持ちは静かではなく、何か飛び出したくて、グツグツしていて、勉学とはまた違ったもの。
表現するという思考にはいかなくて、何かしたいなあと漠然と思っていた受験シーズン。
<曲を作るようになって、その想い達が溢れ、共に歩き出した>
それが今も続いている状態かもしれません。
時代も変わり、
人間関係も変わり、
歳もとり、
立場も変わり、
初めて曲を作ってから、何度も何度も変わり変わって今に至ります。
色んな人に出会い、
色んな人が去って、
一握りの大切な人達と過ごす。
自分でも収集がつかない感情が感覚が、日々生まれます。
それを蓄積し、
僕は、曲に昇華する。
手段に過ぎないかもしれない。
誰かには聴かれ、
誰かには存在すら知られずいる。
まあ、それがこの世の中です。
聴いてくれる、大切なあなたがほんの僅かでも何かあなたなりの解釈で受け止めてくれたら…
僕は作り続けます。
例え、
独りになっても。
僕の表現、僕が息をするそのものだから。
それが今の僕です。
作曲するということは、
僕が僕であるための存在意義です。
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