2019年6月14日 同居人

明日どうして生きても明日どうして死んでも


目の前が明るくなるまでには何回も夜がくる


夜がくる


消えるように眺めたグラスに口を付けて

選んだかのように拭われた絵の具を

ペイントして痣を隠す


タンスにしまった過去の記憶も

全て洗い流したように見える だけで

見えたのは


消えた

見えない

聞こえなくなった

明日がくる

怖い

綴り続ける文が 貴方の何かに 棘のように刺さったのなら