2018年12月8日 同居人

進行方向とは逆に進み出す蒸気機関車を止めようと立ち塞がり死んだ僕


他人の体液で潤った肌が自分に馴染むのが嫌で全てはぎ取ったよ


穢れた皮は焼いて焼き人にしよう


強力な接着剤でくっつけた関係だって皮膚を剥がせばいいだけの事だもの惜しげも無く向かう矛の先端には盾よりも臓物を穿つ柔らかさ


スポンジのような穴だらけの脳みそは他人を食ったからじゃなくて元から狂っていただけ


哀れな猫を横目に捨てられたゴミのような人間
にゃーにゃー泣いても糸のように細い声では溶けてなくなるよ

綴り続ける文が 貴方の何かに 棘のように刺さったのなら