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ニフレルに行ってきた

私はカバが好きなんですけども、先日ミニカバを見にニフレルに行きました。
ニフレルってなんか行ったことない人だと水族館と勘違いしそうな面もあるような気がするんですが、これ私だけですかね。
海遊館がプロデュースしてるというのを聞いたからかもしれないけれど。

ミニカバは大体30年生きる

普通のカバがどのくらい生きるのかは知りませんが、ミニカバは30年くらい生きるそうです。
ニフレルにはモトモトとフルフルというミニカバがいて、少し前にタムタムという子供が二匹の間に生まれました。
そして、最近神戸どうぶつ王国にタムタムは旅立ったんですが、タムタムは後30年近く生きるはずで、そう考えると私が5,60代になった時にはモトモトとフルフルは多分いなくなっちゃって、タムタムがおじいちゃんカバになっている。
ということは、園に行けば30年の間その人生を眺められるという事で、ああ動物園とかに通うってのはこういう楽しみ方があるんだなあとしみじみ思ったので、これからもミニカバの人生を追っていきたいなあと思ったわけです。

人間の展示

動物園は動物見て、水族館は魚見るんですが、私は魚可愛いとか動物可愛いとかであんまり見ません。
もちろん忙しなく動き回ってるカワウソとか、並んで飯食ってるキツネザルとか可愛いんですけど、なんでそんな忙しないのかとか並んでるのかとかの方が気になります。
行動の理由みたいなのを知る事が好きです。

そしてふと演劇のことを考えると多分似たような楽しみを見出している部分が少なくないなと思い当たるわけです。
演劇、つまり物語なのでストーリーはもちろん追います。ただ結局ストーリーも展開していくのは登場人物達の行動、ひいてはその行動を取らせている理由を追っていくようにできているので、多分私はそこを楽しみにあらゆる物を見ている節があるなと気付きます。
逆に面白くないのは、そこがよく分からないやつ。なんでこいつはこんな事してるんだろう?ということに魅力が無ければ、面白くは見れないわけです。

ここで大事だなと思うのは、理由が一目瞭然でわかる必要はないということで、それが動物の生態の面白さであり、物語の複雑さであり、登場人物の魅力でもあるのだろうなということです。

人間の展示。なんかYouTubeとかたまに見ると人間の展示みたいなやつ結構あるような気がしていて、ある種動物園に近いような感覚を持ってたんですけど、動物園とか水族館とかもっと面白い見方あるんじゃないかとニフレルに行って改めて思いました。
単純に生きてる様を覗けるってのはそれはそれで面白いところがあるのも重々承知しているんですけど、どうせなら覗くだけじゃなくて、そこにいるものの意思みたいなやつに触れる。うん、にふれる。面白いかもしれない。

というわけで、演劇もそれができたらいいなと思いました。動物に負けないように。

あとニフレル楽しいので、ぜひ行ってみてください。

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