Chikata satoshi

歌い手。フルート、篠笛奏者。 音楽を仕事にしています。 日々、思ったことや考えたことを…

Chikata satoshi

歌い手。フルート、篠笛奏者。 音楽を仕事にしています。 日々、思ったことや考えたことを言葉にしています。 少しでも誰かのお役に立てますと嬉しいです。

最近の記事

人の痛みを知ること

人の痛みを知ることについて今回は話したいと思います。 「痛みを知ること」はすなわち”想像力”がいるということでもあります。  なぜなら私たちは経験したことのないことを事実として捉えることはできないからです。 その人の立場に立ち、状況を自らに置き換えて考えた時、         その人の苦しみや悲しみ、辛さ・・・・・・そのようなものを感じることができます。 それは、その人が感じたものと同じものではなく、あくまで想像なのです。 ですが出来る限りの想像をして、心の側にいてあ

    • 友人関係の慣れ

      友人関係の慣れについて考えてみました。きっかけは友人とのコミュニケーションで気付きがあったからです。  友人関係においての「慣れていく」というのはどういうものでしょうか。お互いに程よく肩の力が抜けていることでしょうか・・・ お互いの距離が近くなりすぎたばかりに、時に相手を不快な気持ちにさせたり、そのような一面もあるんだと幻滅してしまったりということもあり得ることかと思います。 人間の距離も動物との距離に同じで、ある一定の線まで踏み込むとそれ以上踏み込まないでほしいという

      • 愛情の表現について

        皆さんはどのように大切な人や愛する人に愛情表現をやっていますか? 人によって受け取り方も届け方も違うのが愛情表現。 僕が愛情表現で大切にしていることは、「相手が何をしてくれたら嬉しいかとを推測したり、また直接に質問すること」です。 例えば、自分自身が何かものをあげたいという時。あげたいものをあげるということも選択肢としてはいいと思いますが、どうせなら相手がもらったら嬉しいものを推測して、もしくは確認して届けた方がより良い関係が築けると思います。 それは日常のコミュニケ

        • 価値観の範囲

          最近、一番気になっていることについてお伝えしたいと思います。 それは人の価値観。互いに理解し合うということ。 ある時このようなことがありました。 自分の「年齢」をアイデンティティとしていて、コミュニケーションにおいて、それを押し付けるようなスタイルになっている方。 年齢によるマウンティングをすることが習慣になっているようです。 自分自身の自尊心を守るために、目の前にいる人の心を傷つけてしまうことがあります。 自分自身が「生きるモットー、座右の銘」をもつことは素晴ら

        人の痛みを知ること

          何に触れるか。

          何に触れるか。 触れるもので体の状態が変わる。 加工されていない木材が最も鎮静効果があるそうです。  都会と田舎ではやはり自然力の大きな差を感じます。 そして手で触れただけでも、脳に変化があるということ。 何を飲み食いするかに多くの意識が向かいがちですが、 「何に触れるか」も大切だと思いました。 無垢の木材に触ると”あたたかさ”、”やわらかさ”を感じることも 実験を通してみると、さらに違った角度で感じることができます。

          何に触れるか。

          大切な命

          頂戴した命。 一つ一つが大切な命。 日々に生きることに夢中になって  『命』を粗雑に扱わないようにしたい。 たとえ理解できない人であっても 全て同じ、大切な命。 社会のルールで誤魔化されないようにしたい。

          一秒一秒の選択

          一秒一秒の選択で人生は決まるとよく言うけれども 選択には勇気がいる。 後悔することもあるし、しないこともある。 どちらかを選ぶことができれば十分だと思う。 何も選ばなかったことよりもずっと素晴らしい。

          一秒一秒の選択

          自閉症の方の意思を伝える方法。

          自閉症の方の意思を伝える方法。  写真や構文などの方法を使うことで、 発話ができなくても、やりたいことを伝えること、コミュニケーションスキルを身につけることができます。 IT技術のメリットを改めて感じました。 伝えたいけど伝わらない時の もどかしさはなんとも言えず、苦しいです。 障がいを持っている方も同じかなと思います。 重度の方でもキャッチボールのコミュニケーションができることは、本当に嬉しい。 ご家族の方の負担も軽減されます。

          自閉症の方の意思を伝える方法。

          コインの「二つの面」

          コインの「二つの面」を見ると考えることがある。 表を見た時に裏が存在していること。 表を見た時に裏は全く見えない状態になっていること。 表裏の境目に存在する部分があること。 捉える角度を増やすことで物事も立体視できるはず。 一つの強い信念を持つことは大切。 それと同様に物事を俯瞰し対象の立場になってイメージした時に       想像もしない景色がみえることがある。 それは、なんだか少し嬉しい。 互いに分かり合えるきっかけになる。

          コインの「二つの面」

          森羅万象は共通の”存在”

          京セラの稲盛和夫さんが興味深いことを言っていた。 「花が”存在”している」 のではなくて 「存在が”花”している」 万物は、別の存在でなく 花も人も、森羅万象は共通の”存在”であり それぞれが花や人を”演じている” という考え方。 一生涯を通じて出会える人は、ほんの僅か。 「他人」という、味気ない言葉は 万物が、共通しているという思想により 少しだけ、ぬくもりを感じることができる。

          森羅万象は共通の”存在”

          友情は年月の長さじゃない。

          Friendship isn’t about who you’ve known the longest. It’s about who came, stayed by your side, and never left you when you needed someone the most. 友情は年月の長さじゃない。友情とは君が本当に誰かを必要としたときに、来てくれて、側にいてくれて、そして君の元を去らなかった人のことなんだ。 byスヌーピー  スヌーピーのたくさんの優

          友情は年月の長さじゃない。

          ビルの群集。

          東京の地平線は見えない。 360度、見渡しても見えない。ビルの群集。 幼いとき、地平線に辿り着きたいけど 叶わないことを残念に思った。 求めているものが、今ここにあり ここにあると思っているものが 実は、なかったりする。 でも、それは同時に それぞれの繋がりを予感させる。

          ビルの群集。

          時間軸

          好きな先生の授業はあっという間に感じた。 友達は3時間に感じたらしい。 同じ1時間を共有していても体感している時間は全然違う。 同じ時間軸にいるようで、多くの場合、異なる時間の″点″にいる。 そのずれは、時計の存在によってまとめ上げられている。

          解ったフリ

          大人になってすべり台に乗った。 子供の時よりもずっと怖い。 経験を積むほど豊かともいえるが 痛みやそれに伴う恐怖も学ぶ。 無鉄砲な挑戦はいい意味で、 痛みを考えていないかもしれない。 ”経験”を傘に未来を安易に予測し、 解ったフリをすることは避けたい。 たとえ雨に降られたとしても、 思いもよらない発見ができれば 子供の頃の自分の存在を確認することができる。

          伝播の揺らぎ

          「理屈」と「感情」の広がり方の差。 感情の広がりは圧倒的な速さで″波紋″のように周囲を満たす。 理屈はゆっくりで″鎖″のように、でも確実に広がっていく。  情報が拡散される空間を俯瞰して見ると、 受け取る側の人達の表情から、”伝播の揺らぎ″が感じられる。

          伝播の揺らぎ

          心の距離と星との距離

          惑星が振動していることは不安定を感じる。 ただ、遠い距離からみると 止まってみえる。安定。   不安定と安定は位置によって 見え方が変わる。 親密な関係では、 相手の心の”不安定”に気づくことが できるけれど、 そうでない関係では、 悩みのない″安定”にみえる。 そして親しくなると、 小さな揺らぎがみえてくる。 「心の距離」は「星との距離」に似ている。

          心の距離と星との距離