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軽い摂食障害だったころ。

自己流で始めた『脱ステ』と同時に、

身体に良いもの。
身体に悪いもの。

に、急に意識がいくようになった。


「食べてはいけない添加物」系の本を買ったら、
その気持ちに、ますます拍車がかかり。

その上、新しく通い始めていた美容皮膚科で、
遅延型食物アレルギー検査を受けたら、
小麦粉やホエイを始め、
「平均よりちょっと多いですね」と言われたその結果が、
さらに私を追い込んだ。


これは食べちゃいけないんだ。

あれは食べちゃいけないんだ。


そんな気持ちが常に頭を駆け巡り、

なにか食品を買うときは、
すぐに原材料表記を見る。
添加物が入っているものは、一切買う気になれなかった。


なにも食べたくない。

大好きだったお菓子のことも忘れて、
ファーストフード、
揚げ物、
インスタント食品なんて、持ってのほか!!!!

食べることが楽しくなくなり、
自炊でつくるお味噌汁だけを、毎日食べ続けていた。


そんな日々を過ごしていたら、
当たり前だけど、不健康に痩せてしまい、
脱ステのリバウンド状態も、最悪だった。

頭の頭皮から、足先まで、
皮膚という皮膚が、全身ボロボロ。


お風呂に入ってる時だけが、
唯一、苦痛から解放される時間で、
シャワーを浴びながら、泣いていた。

お風呂から上がって30秒もすれば、
全身の皮膚がボロボロ落ち始め、盛り塩のように山ができる。
所謂、落屑。
小さく丸まった姿勢のまま、動けない。

それでも、このリバウンドは好転反応だから!と、
このまま耐えていれば、綺麗な皮膚になれる!と、
信じるしか出来なかった。


痒さと痛みで、
ほぼ寝たきりのようになり、外にも出れなくなっていった頃、

見かねた両親に、近くの病院へ連れて行かれた。


あぁ、ステロイドを使われる。

瞬時に絶望した。

でもね。良くなっている兆しも全くなかったし、
自分でもどうしたら良いか分からなくなっていて、
心配そうな親の気持ちを考えたら、

素直に従うしかなかった。


…つづきの話しは また明日。



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