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taka
2023年7月3日 22:34
読書2023年は月に二冊ずつ読もう。それで何かしら感想を書き残そう。7月①おろか 村田沙耶香新潮2023/4月号に掲載された本作。正月、実家に帰省した際に受け取ったある年賀状を発端に女子高生だった頃の苦い思い出が蘇る。こんなありがちなあらすじで始まるのに、これから先は何を書いてもネタバレになってしまいそうなほど、濃密で新鮮な作品。あの衝撃は読んで体験して欲しいので是非図書館ででも雑誌
2023年7月3日 21:38
読書2023年は月に二冊ずつ読もう。それで何かしら感想を書き残そう。6月①鮨 岡本かの子かの子が母親であったこと、かの子の実家が没落して以降かの子が宗教に傾倒していった事実などを踏まえて本作を読むと、湊の語った母親とのエピソードや湊の裕福だった家が潰れるという顛末にはかの子自身の姿が投影されているように感じた。ともよの両親の夫婦関係と湊の両親の夫婦関係が共に芳しくない様子で描かれてい