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2024年1月の読書記録&感想文(ネタバレあり)

2024年の1月は下記の4冊を読みました。

2023年末にブクログに登録し始めたのもあり、本のラインナップはネットでおすすめされたものを中心に、出かけ先や病院の待ち時間に読んだ作品が多かったので、軽くて持ち歩きしやすいページ数も少なめの作品が中心となりました。

多少ぼかした表現をしていますが、基本的にネタバレありで書いていますので、お気をつけください

①許されようとは思いません  芹沢 央

ミステリーの短編が5作品収められています
・「目撃者はいなかった」誤受注してしまった社会人の話
・「ありがとう、ばあば」売れっ子子役と祖母の話
・「絵の中の男」悲惨な体験を作品に落とし込むアーティストの話
・「姉のように」子育てに苦しむ女性の話
・「許されようとは思いません」亡祖母の納骨のために村を訪れる話

個人的には「姉のように」が1番面白かったです。
虐待の話なので、心が痛んで読むのが辛いところもありましたが、オチも含めてすっかり騙されてしまったので、そういった意味でこの中で1番印象に残りました。


②そして誰もいなくなる 今邑 彩

高校の演劇部がかの有名な「そして誰もいなくなった」を上演中に本当に事件が起きてしまったというところから始まり、そこから芝居で演じた役の子たちが原作の順番に次々と殺されていくというお話

そもそもかの有名な「そして誰もいなくなった」を読んだことがないので、オマージュというこの作品を読む際に事前の知識があった方がいいのだろうか
とも思いましたが、特に問題なく読むことができました。

次々と起こる見立て殺人
どこまで事件は続くのかドキドキしましたし、
犯人にも驚きましたが、個人的に犯人の最期が印象的で、因果応報なんですけど、凄惨なラストだなと

しかし私はこの作品は犯人が判明してからが本番なのかなと
法で裁けない罪の償い方、裁き方
考えさせられる作品でした。


③出版禁止 長江 俊和

不倫心中事件の真相を突き止める為に、主人公が生き残った女性に取材するところからはじまります
取材を通じて事件の真相とは

まず書き方がリアルで
リアルなレポートや報告書を読んでいるようで半分くらい読み進めるまでこれは本当にあった事件だと本気で信じて読んでいました(笑)


④悲痛の殺意 中町 信

ネットでどんでん返しものを探していた時に、「模倣の殺意」がヒットしたので探してみたのですが、
同じ作者さんでこちらの作品の方が先に手に入れたので、先に読んでみました
温泉旅館を舞台にしたミステリー。
知っている地名がたくさん出てきたので、そういった意味でも読みやすい作品でした。

そしてすっかりしっかり騙されました(笑)
各章に入ってくる文章でずーっと主人公がいつ犯人になるのか、犯行がバレるのかとハラハラして読んでいましたが全然違った騙された〜


1月に読んだ作品は以上です。
ページ数少なめの作品が多かったですが、どの作品も内容が濃く楽しめました。
この中では「そして誰もいなくなる」が1番面白かったです

引き続き2月分もまとめてますので、そちらもよろしくお願いします

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