【映画感想】王様のためのホログラム

あらすじ

ひょんなことからサウジアラビアの国王に3Dホログラムを売り込むハメになったアメリカ人中年男性が、異文化の洗礼に右往左往しながらも新たな出会いを通して自らの人生を見つめ直していく悲喜劇の顛末を優しく見つめていく。
引用: 王様のためのホログラム あらすじの真ん中らへん

いつもはある程度有名な映画を選んで見ていて、毎回良質な映画成分をゴクゴク摂取できて美味しい〜〜〜っ！てなるんだけど、たまには自分で良品を発掘する楽しみを味わいたいなと思って、GEOの棚から目をつぶって適当に選んだ映画の感想です。

登場人物

アラン・クレイ
主人公、トムハンクス。

ユセフ
タクシー運転手

ザーラ・ハキム
女医

感想

お洒落なミュージックビデオみたいな始まり方をした、なんだこりゃ。
広大な砂漠が綺麗だ、アラビアのロレンスほどではないけど。 普段砂漠を見るわけではないからそう感じるだけかもしれない。
サウジアラビアについての説明が続く、サウジはアルコールが厳禁らしい。女性の医者は多くないらしい。
あっ！オリーブオイルに入った酒をもらった、いけないんだ〜！

この人毎日遅刻してる。親近感が湧くなあ。
背中のコブを取るために病院に行った。最近心が良くないらしい。離婚して、リストラされて、砂漠の仕事がうまくいかなくて、そりゃ気分も沈むよね。
大使館のパーティでエッチなことしてる！いいの〜？そんなことして〜？と思ったらしなかった。このシーン何？

王様は来ないけど、このカリームさん（親戚？）は色々やってくれる立場にいる人らしい。
労働者の治安があんまり良くないように見える、王様はお金持ちだけど、労働者の方にはあまりお金が流れてないんだろうか。

急に死にそうになっている、パニック障害らしい。鬱状態に酒を入れたのが良くない。ハキム女医に手術してもらった。優しくていい人だ、でも手を触ってた。浮気か？

写真を撮ってたら怖い人に怒られた。ciaだと思われてるらしい。ンモー、なにやってんだい！でもユセフの機転でなんとかなった。
その日の夜に一緒に狩りに行った。この国に将来はない。なら国から出ろとアランは言うが、ユセフは国を変えたいと言う。国から出られるというのは一種の贅沢なのかも知れないな。自分だけを考えられるというか、自分以外を置いてきぼりにしても、みんな勝手に幸せだろうと思えるというのは、国がある程度裕福でないと考えられない。かも。
この辺のユセフの話はなんかの伏線かな？と思ってたけど、何もなかった。

なんやかんやでめちゃくちゃ待遇が良くなってる！
ホログラムもバッチリ！さあ仕事の時間だ！！
王様もきた。やっとだ！プレゼンは大成功！やったね！！

手術だ。中国の先生がいるが、中国にはいい思い出がない。前の会社でも市場を中国に掻っ攫われたらしい。が、急にハキムさんが来て手術するらしい。
手術中は関係ないことを考えよう。楽しかった時のことを。

コブを取ったら活力が増した。でも悩みを何物のせいにもできない。
ハキムさんと病院の外で会うには？ここはサウジアラビア、そう簡単には会えない……とおもったら簡単に合ってた。それでいいんだ。

ハキムさんは今度離婚するらしいが、この国では女性からしたら離婚はそう簡単ではない。
離婚したもの同士で話し合うのってなんかいいね。恋や結婚なんてもう懲り懲り、なはずなのに……って感じが。

サウジアラビアの綺麗な海でハキムさんと海水浴デート。おっぱい丸出しで泳いでいる。サウジはイスラム圏なのにすごいことをしている。海の中のおっぱいはとても綺麗だ、ふわふわしてて。

セックスした。セックスすな！

婚前交渉はサウジの法律的に、というか宗教的にとんでもないタブーだろう。酒も普通に飲んでる。日本では普通、ではないけど珍しくもないし、何かお咎めを受けるわけでもない。この映画ならではの背徳を感じる。

結局プレゼンは失敗、中国が半分の値段で契約を交わしたらしい。ええ〜〜〜。まぁ、仕事なんてこんなもんだよ、ってことなのかな。
アランはもう少しサウジに滞在する、ハキムさんとは同棲（結婚？）した。新しい仕事に就きお金を稼いで娘が大学に戻れるようにがんばるよ。

サウジアラビアという異国で自分の常識が通じないことを痛感するような作品。世界は広い。
でも自分それはを縛っている悪い常識、それを解いてくれるきっかけにもなりうる。
サウジはアメリカと、今まで自分が住んでいたところと全く違う。そんな場所で、自分の人生を再出発させる。

背中のコブはラクダのコブとかけてる？
サウジの異国情緒を楽しむ映画かな〜〜〜という感想だった。自分と違う価値観の近くで生活するのは楽しそうでもあり、ちょっと怖いね。

あとおっぱいが見れてよかった