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トルコのエフェソス旅行 ~2021夏~

2021年の夏にトルコはボドルムにある友達の別荘に遊びにいきましたが(コチラの記事)、解散した後に一人でEphesus(エフェソス)に行ってました。そのときの様子を今回は記事にしたいと思います。
エフェソス遺跡」と「エフェソス公会議」で有名なエフェソス。現在は土砂が堆積したため港湾都市の名残はありませんが、古代都市としての遺跡はキレイに保存されておりとても素敵な場所でした。

場所はこちら。世界史ではイオニア地方と習う現在トルコ領、元ギリシア領です。現在はギリシア・ローマ時代の古代都市遺跡として世界遺産に登録されております。歴史の説明はこちらのサイトなどを参考にしました。図も同じサイトからお借りしました。

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エフェソス遺跡

世界遺産である「エフェソス遺跡」は街の市内から少し離れた場所(地図の西側)にあり、市内のバス停から簡単にアクセスできます(10-15分くらい)。使う人はあまりいないでしょうが、すぐ近くに空港もあるようです。

市内からバスに乗ったら、あっという間に下図の入口(赤)に到着します。少し歩いたら入口があります(有料)。下図からわかるように街並みがほとんど保存されているので、当時の人々の生活空間を想像しながら観光を楽しめます。滞在時間は少なくて2時間ですかね。割と歩きます。

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こちらの写真はこちらのサイトから。

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こちらが入場ゲートです。いざ!

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木々に囲まれた道を歩いていくと、
左手に円形劇場が右手には外港に向かっていた一本道があらわれます。

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円形劇場はこんな感じでキレイに保存されおり、どこぞのガイドさんが音が響くように設計されてます!って説明しており、皆さんで歌ったり拍手したりしてました。

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さらに進むと、ここで一番有名な図書館の跡地にたどり着きます。こちらの図書館はエジプトのアレクサンドリア図書館、トルコのペルガモン図書館に並ぶ世界三大図書館のひとつらしく、当時は12万冊以上もの本があったそうです。参考サイトはコチラ。無類の本好きのワタクシとしてはついつい比べてしまいますが、私の蔵書のだいたい10倍。そして尊敬する松本清張先生の4倍。まさに図書館ですね。ちなみに、個人で所持する(把握できる)冊数は多くて3万冊くらいのようです。人生で何冊読めるかを計算したことがありますが、10~70才まで60年間あるとして毎年100冊だと6000冊。毎年200冊だと12000冊(こんなもんですかね~)。毎日1冊読めば2.2万冊。という訳で蔵書が3万で高止まりするのも頷ける話ですね。漫画本をカウントすると大分増えちゃいますけどね。そんなことを思い出しながらプラプラ歩いてました。

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そして歴代のスーパースターである、ローマ時代のアントニウスとクレオパトラ、さらには出張大好きハドリアヌスも滞在した場所として知られている場所を自分が歩いている、となんとも不思議な感覚に囚われながら散策しておりました。

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そんな遺跡群ですが、現在の住人はニャンコさんに入れかわっております。

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遺跡の窪みが水飲み場になってました。

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ニャンコさんも暑いんじゃの~。日陰で休憩してました。

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ローマ時代の生活の様子が色濃く残っているTerrace Houses of Ephesusは雨風を防ぐようになっており、さらにお金を払うことで内部を見学できます。

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いや~キレイに保存されとるの~と感心しきりでした。
こんな感じで大満足の午前中を過ごすことができました。

翌日に市内の博物館にも行きましたが、こちらは、そ~でもなかったです。

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ナポリのポンペイ遺跡と国立博物館のような最強コンボにはなっておりませんでした。そういえばクレタ島のクノッソス宮殿とイラクリオン考古学博物館のコンビもよかったです。

エフェソス市内

いわゆる旧市街もコンパクトにまとまっており、遺跡を見た後は市内で美術館やら小さな遺跡群をみたり散歩したりして楽しみました。市内には他にも見所がたくさんありました(省略・・)。今更ですが、宿も徒歩圏内に複数あり比較的容易に見つけられます。ご飯を食べるところもたくさんあるので安心して観光できると思います。

カフェテラスでご飯でも食べようかと座ったら、お隣にニャンコさんがたむろしてきました。ニャンかくれよ~って感じです。そら、あげますよ!

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暑いからとカフェでコーヒー飲んでるときも、ニャンコさんがお隣に座ってました。どいつも、こいつもかわゆいの~。

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また、市内を歩いてたら、この界隈では有名人らしい靴屋のおっちゃんと色々雑談させてもらいました。彼は道行く人だいたいにハローってしてました。お隣のカーペット屋さんも兼業しているようです。

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カーペットは使わないから買えないけど、靴なら記念にと購入したら、ご飯おごられちゃいました。ごちそうさまです。

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初日の夜にも出会っており、その時も知らない人たちの食事会に混ざって飲み物おごってもらいました。。なんか、申し訳ない。多分、私のほうが給料もらってるのに。。

ちなみに、若者のみなさんは、こんな古代遺跡にはあまり興味がないらしく、新たな海沿いの街Kuşadası(クシャダス)で海を楽しんでいるようです。

<おまけと予告>
この後はボドルムに戻り帰りの飛行機に乗ったのですが、Stuttgart空港までのお値段が高かったので(イズミルからの便も高かった・・)、無駄に家とは逆方向のハンブルクへ向かいました。そしてブレーメンの友達の家に滞在し、旅行を続けてました。最終的に電車でライン川下りをしながら家路に向かいました。思いのほか川沿いを走るので、ライン川クルーズとかする必要全然ないです。お試しあれ。
えっ、それ損してないですか?って思うかもしれませんが、電車賃は20-30euroくらいだから(何故か長距離は安い)、空港から家に帰るバスですらそこそこ(5-10euroの間)払うので、ついでに旅行できるし、まぁいいんじゃないかしらと思ってます。

気かむいたらハンブルク・ブレーメン周辺の旅行記事も書こうかと思います。

おわり。

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